昨日から、第28回を数える「新潟ジャズストリート」が2日間の日程でスタートした。
だが私は、昨日はあいにく腰が痛くて、一日中寝ていた。
2日目の今日になってやっと、出かけてみた。
予報では雨とのことだったので、傘を持って出かけたが、幸い雨は降らなかった。
午後1時少し前。古町通1の「ドクター可児」へ。
ここで地ビールを1杯と、パスタのセットを注文して、1時からのLIVEを待つ。
登場するのは、埼玉から来たカウケンというグループである。
ヴォーカルの長島百合子さん、テナーサックスのゆQさん、ピアノの川村 健さんの3人が正式なメンバーだが、今日はさらに、助っ人(?)としてベースの男性が一人加わった。
主にスタンダード中心にやってくれたが、最後に『Cheek To Cheek(チーク・トゥ・チーク)』をやってくれた。
何でも、長島さんは昨夜の7時か8時ごろにこの店に来て、そのときLIVEをやっていた人がこの歌を披露しているのを見て、今日自分も歌ってみたくなったのだそうだ。
昨夜のその時間にこの店でLIVEをやっていたのは、MAKI & YAYOI with 長野賢一さんである。きっとMAKI(佐藤真紀)さんがこの歌を歌ったのだろう。
次に、午後2時少し過ぎ、少し歩いて西堀前通3のジャズ喫茶A7へ。この店に入るのも何年振りだろう。
東京から来た田中利佳Trioの演奏。
メンバーは、ピアノの田中利佳さん。ベースの星野 徹さん。ドラムスの大石憲明さん。
少しオリジナルも交えながら、やはりスタンダード中心の選曲。
田中さんは女性ながら、かなりパワフルな演奏をする。星野さんは実は新潟県柏崎市の出身だそうだ。
熱い演奏に誘われたのか、この店の猫ちゃんが姿を見せた。
最後にアンコールに応えて、打ち合わせ無しで田中さんがいきなり『Moanin'(モーニン)』を弾き出し、大石さんが遅れて慌てながらも、ちゃんとドラムを叩き始めた。この曲はもう慣れているのだろう。
午後3時を少し過ぎて古町通6の喫茶マキへ。
MAKI & YAYOI with 佐藤文孝トリオの演奏がすでに始まっていた。
私が入店してすぐにYAYOI(佐藤弥生)さんのソロタイムになり、『チュニジアの夜 (A Night in Tunisia) 』など数曲を熱唱。
続いてMAKIさんのソロタイム。オリジナルの『ひまわり街道』の他、やはり『Cheek To Cheek』を聴かせてくれた。最近のMAKIさんの十八番であるらしい。
ちなみに、YAYOI こと佐藤弥生さんは、来たる9月29日、新潟市内のレストラン「ジョイアミーア」で開催される、庄野真代のデビュー40周年記念ライブの、オープニングアクトを務めることになったそうだ。
弥生さんがピアノとヴォーカル。ベースギターが佐久間寿さん。ギターが かつうみかおるさんという布陣である。健闘を祈ろう。
さて、午後4時ごろ、そろそろ疲れてきたので外へ出て、もう帰ろうかと思ったが、もう1軒、古町通7の「Live House 新潟 SHOW ! CASE !!」へ行ってみた。
ここへ入るのは、今回が初めてである。
ステージに登場したのは、50代から60代とおぼしきメンバーによるA-OUTというバンドだった。初めて見るが、別に県外から来たわけではないらしい。
メンバーは、ギターの大竹一利さん。ベースギターの鈴木範生さん。ドラムスの岡田 隆さん。サックスの阿部泰比古さん。キーボードのサトコさん。
バリバリにノリのいいフュージョン系の演奏が繰り広げられた。
T-スクエアとか、カシオペアとかが好きな人には、たまらない演奏だ。
この会場は照明が凝っていて、フュージョンやロックをやるにはピッタリの場所だと言えよう。
客層は、意外に年配の人が多かった。
さて、今年の夏のジャズストリートも無事に終わった。