じろう丸の徒然日記

私こと、じろう丸が、日常の出来事、思うことなどを、気まぐれに書き綴ります。


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2016年4月28日。沖縄県うるま市に住む20歳の女性が、米軍属の男に暴行され殺害された。
「米軍属女性暴行殺人事件」あるいは「元米兵暴行死体遺棄事件」
同年6月19日那覇市で、この事件の被害者を追悼する県民大会が開かれた。
 
そこに集まった65,000人の人々を前に、62歳(当時)の歌姫・古謝美佐子(こじゃ・みさこ)さんが被害者女性の鎮魂のために、三線を弾きながら『童神(わらびがみ)』という歌を歌った。

雨風(あみかじ)ぬ吹ちん 渡るくぬ 浮世(うちゆ)
風(かじ)かたかなとてぃ 産子(なしぐゎ)花 咲かさ
(渡るこの浮世 強い雨風が吹きつけるだろうが 私が風よけになって この子の花を咲かせてやりたい)
 
この歌詞を受けて、名護市長稲峰 進さんは、集まった人々に語りかけた。
「我々は、また命を救う“風かたか”になれなかった。」
「風かたか」とは、風よけ防波堤のことである。
1995年「米兵少女暴行事件」以来、2度とこのようなことを起こさせないようにと、誰もが思っていたはずなのに‥‥。
(正確には、この映画では触れていないが、2016年3月にも、沖縄に観光で訪れていた若い女性が、那覇市内のホテルで米海軍の兵士レイプされる事件が起きている。)
 
監督・ナレーション:三上智恵
撮影監督:平田 守
プロデューサー:橋本佳子
2016「標的の島 風かたか」製作委員会
 
この映画が知らせる最も重要な事実は、米軍関係者による凶悪犯罪だけではない。アメリカが企む「エアシーバトル構想」なる戦略もまた、そうである。
これは、アメリカ日本本土の平和のために沖縄捨て石(犠牲)にされる、アメリカ政府日本政府二重のエゴイズムによって練られた戦略なのだ。
映画の中では現・参議院議員元・宜野湾市長伊波洋一さんと、軍事評論家小西 誠さんが説明してくれている。
 
(この映画のパンフレットから引用)
日本列島を含む第一列島を防波堤として、軍事的に台頭する中国を封じ込める戦略だ。米中が直接対決する核戦争のリスクを避け、「海洋制限戦争」におさめる。そのために沖縄の島々に自衛隊のミサイル部隊を配置し、米軍の指導のもとで日本版海兵隊「水陸機動団」と米海兵隊との離島奪還作戦などの共同訓練が行われている。つまり自衛隊が米軍の代わりに戦争をする、そのための基地作りだと伊波さんは言う。
(引用、ここまで)
 
さらに、小西さんの説明。
(再び引用)
 そのとき犠牲が最も多く出るのは宮古、石垣などの先島諸島だと、軍事評論家の小西誠さんは警鐘を鳴らす。米軍のいる沖縄本島ではなく、南西諸島に中国軍を引き出せば、対潜水艦作戦に強い自衛隊が有利になる。つまり先島が戦場になる。そして先島戦争は偶発的に起きる可能性が高く、島民が避難する時間がないと言う。
 そして小西さんは、辺野古と高江の基地建設は自衛隊が訓練するためにも必要不可欠だと指摘する。
(引用、終わり)
 
アメリカにとっては、自衛隊を手下として代わりに戦わせる訓練のために必要不可欠なのだとしても、沖縄の人たちにとっては迷惑千万な話である。
もしも中国との戦争になったら、米軍基地自衛隊基地が多く存在する沖縄が真っ先に攻撃される。そうなったら住民さんたちは何処へも逃げようがない。
しかし安倍政権は、沖縄の人たちをとことん裏切り続ける。
 
2016年7月10日参議院選挙で、辺野古基地建設反対派伊波洋一さんが当選し、皆が大喜びしたのも束の間、それからわずか9時間後高江ヘリパッド建設が始まった。
しかもそこには、全国から集められた1,000人規模機動隊が投入されているのだ。
この卑劣なやり方には、沖縄県民ではない私でさえ、怒りを覚えざるを得ない。
 
未来の人たちを、二度と悲惨な戦争に巻き込んではならない。
それは沖縄だけの問題ではない。日本政府沖縄本土を守るための防波堤にするつもりのようだが、どっこい、アメリカ日本列島全体を、自分たちを守るための防波堤にするつもりなのだ。つまり日本列島全体「標的の島」なのだ。
中国との戦争は、外交努力によって回避できる。現に、フィリピン大統領はそれをやってのけたではないか。
 
最後に、映画の中で、沖縄選出の国会議員・照屋寛徳さんが不誠実な防衛省職員に投げかけた怒りの言葉を紹介しよう。
(引用)
「あんたにはまったく誠意がないね。去る大戦で軍隊は住民の命を守らなかった。軍隊は軍隊しか守らない。これが沖縄戦の実相であり教訓なんだ。さらに、あの悲惨な沖縄戦では、軍隊が駐留し配備されている島がみんな攻撃されたんだ!」
(引用、終わり)
 
【tongpoofilm】
『標的の島 風かたか』劇場予告編

 
この映画のオフィシャルサイト↓
http://hyotekinoshima.com/
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沖縄戦から72年がたった23日「慰霊の日」「沖縄全戦没者追悼式」(主催・県、県議会)が、沖縄県糸満市摩文仁平和祈念公園で開かれた。
毎年この日は、20万人余り戦没者み霊を慰め、世界恒久平和を希求する。
この日の「追悼式」には、内閣総理大臣・安倍晋三の他、関係閣僚衆参両院議長らも参加したそうな。
 
【琉球新報】
沖縄全戦没者追悼式

(再生時間:1時間5分50秒)
 
この式典の後、沖縄県知事・翁長雄志さん安倍晋三を強く非難する一幕があったようである。
琉球朝日放送のサイトに詳しい記事が出ていたので、次に全文引用する。
(引用)
翁長知事「(辺野古)和解の解釈違う」と反論
 
23日、安倍総理が慰霊の日の追悼式の後、辺野古の新基地建設について「和解合意に従い対応する」と発言したことに対し、翁長知事は「和解の解釈が違う」と反論しました。
 
安倍総理の「昨年の和解合意ができたわけですから、この和解合意に従って誠実に対応していきたいと思います」との発言に、翁長知事は「最高裁判決と、これから以降、適正に工事を進めていくのは全く違うことで、そこに何でもかんでも投げ込んでいけばやめなさいということが言えますよね」と和解の解釈が違うと反論しました。
 
さらに知事は、追悼式で総理が「できることはなんでもやる」と発言したことに対し「やるべきことは全部やるという言葉は、逆を言えば、できないことはやらないと言っている」と政府の姿勢を厳しく批判しました。
(引用、終わり)
琉球朝日放送 2017年6月24日 11時56分
 
また、式典では、安倍晋三地元住民からヤジを浴びせられたりした。
まあ晋三クンだって、国会野党議員ヤジを飛ばしているのだから、文句は言えまい。
例によってネトウヨ共が、このヤジった住民さんたちを、「サヨク」だの在日だの中国の工作員だのと言っている。
 
【AFPBB News】
安倍首相、「慰霊の日」式典でやじ浴びる 沖縄戦70年 Japan marks 70th anniversary of Battle of Okinawa

 
ヤジった人たちは、故郷・沖縄を愛する正真正銘の地元住民である。
そもそも人間は、まず故郷とそこに住む同胞への愛情が先にあり、その延長線上に「愛国心」があるはずなのだ。
ところが安倍晋三とそのオトモダチ共は、頭ごなしに「愛国心」を押し付けて、住民さんたち郷土愛を押しつぶそうとする。
アメリカの謀略で汚れた「愛国心」など、純粋な郷土愛同胞愛で跳ね返さなければならない。
 
【KyodoNews】
沖縄戦終結72年、平和誓う 激闘の地、慰霊の日

 
【朝日新聞社】
沖縄「慰霊の日」 悼む人々

 
【毎日新聞】
沖縄慰霊の日 「平和ぬ世界どぅ大切」 小6が詩を朗読

 
さあ、わが新潟でも、三上智恵監督沖縄映画3作目『標的の島 風かたか』の上映も始まった。
明日あたり、観に行ってみようか。
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15日、とうとう「平成の治安維持法」と呼ばれる「共謀罪」法参院本会議で可決、成立してしまった。
もっとも、本音を言えば、別に驚いてはいない。これくらいはもはや想定内だったからだ。
とは言え、一抹の希望はあるにはあったが‥‥。
 
文科省前事務次官・前川喜平さんの先輩にあたる寺脇 研さんという人が、辛口評論家・佐高 信さんにこんなことを言ったそうだ。
「戦前の内務省の復活ですよ。官房長官の菅義偉が内務大臣です」。
 
内務省というのは現在の厚生省総務省を含む巨大官庁で、戦前・戦中はそこが国民の思想統制までやっていた。
その時代に新聞記者として活動していた故・むのたけじさんは、その著書『日本で100年、生きてきて』(朝日新書)でこう喝破した。
(引用)
「戦争をやるときは敵国を欺くけど、自国民も2倍も3倍も欺く。戦争というのは、はじめから道徳と反対なんだ。ウソつかないとやれないのが戦争なんですよ」
(引用、終わり)
 
戦時中の政府は、戦争「聖戦」と言い、日本軍「皇軍」と呼んだ。
さらに戦闘に敗れて部隊が全滅すると、それを「玉砕」と呼んで、あたかも兵隊さんたち自分たちの命と引き換えに敵を退けたかのようなニュアンスの報道をさせた。
もちろん実際は、敗れて全滅し、守っていた場所を敵に占領されてしまったのである。
そして今、安倍晋三国民の権利がまったく守られない国を、「美しい国」と呼ぶ。
 
先月、衆議院「共謀罪」強行採決された後、「週刊金曜日」5月26日号で、弁護士の海渡雄一さんが次のようなことを書いている。
2006年に国会でやはり「共謀罪」の審議をしたとき、当時の法務大臣だった杉浦正健(すぎうら・せいけん)氏は、朝日新聞のインタビューで次のように述べたそうだ。
(引用)
 杉浦元法相は「本気で通すつもりはなかった」と述べ、与党も「法律家の議員を中心に慎重論が根強く、尊重するべき意見も多く出ていた」と語っています。与野党が時間をかけて審議し、「共謀罪はまずい」という合意ができた。まだ自民党には、それなりの度量があったのです。
(引用、ここまで)
 
しかし、では今の自民党公明党連立与党はというと――。
 
(再び引用)
 ところが現在の国会はあまりに議員のレベルが低く、まともに論議すらしない。16日に衆議院法務委員会での共謀罪法案に関する参考人質疑に呼ばれて出席したのですが、公明党の議員などは共謀罪に反対している日本弁護士連合会の悪口を言うだけで、私に質問すらしないのにはあきれ果てました。
(引用、終わり)
 
海渡雄一さんは、菅 義偉官房長官国連特別報告者ジョセフ・カナタチ氏(またはケナタッチ氏)からの法案懸念を示した書簡に対し、「個人」の意見に過ぎないとして、外務省を通じて国連に抗議したことにも、強く批判している。
国連から任命された特別報告者からの書簡には、誠実に回答し、どこが悪いのか協議しなければならない。それが国際社会の常識なのだ。ましてやこの書簡は、首相である安倍晋三宛てに直接送られてきたのである。
しかも日本政府は、昨年10月国連人権理事会理事国選挙の際に、
「国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)や特別手続の役割を重視。特別報告者との有意義かつ建設的な対話の実現のため,今後もしっかりと協力していく。」
と自主的に誓約しているのである。
2016年人権理事会理事国選挙における日本の自発的誓約(PDF)
 
ところが、安倍政権は、書簡に誠実に回答せず、特別報告者懸念「個人の意見」だと、切って捨てた。
これでは満州事変当時の日本と同じだと、杉浦氏は言う。当時の日本は、国際連盟から満州からの撤退勧告に反発して、連盟から脱退してしまったのだった。
まさしく、戦前内務省が今、復活しようとしている。
 
安倍政権は、絶対に打倒しなければならない。そして、この政権強行採決したすべての悪法を、廃止させるのだ。
 
【Movie Iwj】
国連特別報告者カナタチ氏が「共謀罪」の問題点を指摘!
「非常に特異なやり方が取られている!」――いわゆる共謀罪に関する法案に反対する国際シンポジウム 2017.6.9

(2017/06/12 に公開)
 
参考文献:
メールマガジン「佐高信の筆刀両断~自国民を欺くことから~」
「週刊金曜日」2017年5月26日号
 
【訂正とお詫び】
上記の文中、杉浦正健氏国連特別報告者ジョセフ・カナタチ氏書簡に対する菅 義偉官房長官の対応を批判した旨を書きましたが、官房長官を批判したのは、正しくは弁護士の海渡雄一さんでした。
訂正してお詫びいたします。
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