1983年、新潟博の遠い夏 | じろう丸の徒然日記

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私こと、じろう丸が、日常の出来事、思うことなどを、気まぐれに書き綴ります。

(この記事は、「5月31日、新潟ジャズ・ライブ 」の続きです。)
ヴォーカルのYAYOI さんは、1982年第24回ヤマハポピュラーソングコンテストで、自作曲の
 
音譜ト・キ・メ・キSUNSET 恋の矢
 
優秀曲賞を受賞、同年の第13回世界歌謡祭にも出場した。
1983年、同曲でレコード・デビュー、同年開催された新潟博覧会のイメージソングの
 
音譜きらめいチューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンク
 
も歌った。(デビュー・シングルB面に収録、松井五郎との共同作詞、作曲は本人)
その後、長く音楽活動から遠ざかっていたが、ジャズ・ヴォーカリストピアニストの妹のMAKI さんの強い勧めもあって、2004年6月からジャズ・ヴォーカリストとして、新潟ジャズ・シーンにデビューした。カラオケ
 
この日のYAYOI さんは、いつものようにソフトな歌声で、絶好調。MCも格段に上手になった。
思えば1983(昭和53)年7月新潟博の特設ステージに登場していたYAYOI さんを、私は一度も見ていない。
あの頃たぶん新聞の記事で、新潟博のテーマ・ソングを歌う女の子のことを知ったのだと思う。
新潟市の出身だというその女の子に私は親しみを覚え、
「この娘のステージを見てみたいな」と思ったものだった。
だが、たぶん仕事の都合で、結局ステージの無い日に家族と一緒に博覧会会場を訪れたのだった。
いつしか夏は過ぎ、博覧会のテーマを歌う少女のイメージは、私の脳裏から次第に消えていった。

もみじ もみじ  もみじ  もみじ  もみじ  もみじ
それが今、誰に邪魔されることもなく、あの少女の今の姿を目の当たりにしている。不思議なめぐり合わせだ。
この日のYAYOI さんの歌は、曲名は忘れたがボサノヴァの曲と、アンコールで日本語で歌った見上げてごらん夜の星を が強く印象に残った。

星空  目あせる
 
歌に定年はない。
YAYOI さんはこれからも、素晴らしい歌声を我々新潟市民に聴かせてくれることだろう。
1983年の夏、新潟の音楽ファンはまたとない“ 宝石 ”を得ていたのだった。

キラキラ宝石ブルーキラキラ