5月の最終日、31日(土)。新潟市内のジャズ喫茶SWANにて、永井孝トリオwith YAYOI というユニットのジャズ・ライブが行われた。
私は“ピストルバルブと一緒に「サルスカ」を吹こう!
”の記事をUPし終えると、6:50に家を飛び出し、マクドナルドで300円の夕食を腹に詰め込み、車を飛ばして、喫茶SWANに、ライブが始まる7:30ほぼちょうどに飛び込んだ。
永井孝トリオのメンバーは、永井孝さん(ベース)、佐藤文孝さん(ピアノ)、富山勝博さん(ドラム)。いずれも新潟のジャズ・シーンでそれと知られた人たちだ。
ここに、女性ヴォーカルのYAYOI さんが加わる。
ドアを開けて入るなり、YAYOI さんから挨拶された。慌てて挨拶を返す。
しばし店内をキョロキョロした挙句、一番前の席を選んで座る。
永井さんのまん前だ。右を向けば富山勝博さんのドラム・セットが、手を延ばせば触れられるほど近くにある。
おかげで私は、ドラム・ソロのとき、雷鳴のようなドラムとシンバルの響きを、イヤというほど浴びるハメになった。
永井孝トリオのこの日の演奏は、「スペイン 」が最も良かった。
サンタナの「哀愁のヨーロッパ 」をジャズ化したこともある永井さんは、ラテン調の音楽がお好きらしい。
「スペイン 」の2度目のドラム・ソロのとき、富山さんが右手のスティックを取り落とすハプニング発生。
しかし富山さんは苦笑しながらも、すぐに予備のスティックを取り出して、それまで続いていたソロにそのままつなげて叩きだしたので、ハプニングに気づかなかった人もいたかもしれない。
こうした“突発事故”も、ある意味、音楽がつむぎ出される現場としてのライブならではの醍醐味といえると思う。
(つづく)