映画『じんじん』。
絵本を真ん中に、人の心の優しさと親子の絆を
描いているこの映画は、「スローシネマ」という
新しいスタイルで、全国の市町村で
上映の輪を広げています。
という映画人の想い、
そして
「本当に観たい映画を自分たちの手で上映したい」、
という、地域の人々の想いが込められた新しい試みです。
昨年夏より、全国各市町村のさまざまな主催者の皆さんが
さまざまな想いをこめて
『じんじん』スローシネマ上映に取り組んでいます。
今まで行われた上映会はこちら
今後の上映予定はこちら昨年秋に札幌で上映会を行った
「札幌市西区 映画『じんじん』をみんなで観る会」
（会長：寺下徹さん）は、上映会の売り上げの一部で、
東日本大震災の被災地の子供たちに絵本を贈呈しました。
札幌に本社のあるボランティア団体
「北海道ブックシェアリング」。
この団体は、家庭や団体、企業などで読み終えた本を引き取り、
クリーニング・整理したうえで、学校図書館や保育施設、
子育てグループ、福祉施設などに無償で提供しています。
昨年末、48冊の絵本が、
岩手県大槌町の託児所に届けられました。
大槌託児所は市街地から
10キロほど山間に入ったところにあります。
1歳か５歳までの７人の子どもたちが、
兄弟のように仲良く過ごしています。
後日、実行委員会に届けられた
大槌町託児所からのお礼のお手紙を
見せていただくことができました。
託児所所長の黒沢久美子さんからのお手紙の
一部をご紹介します。
「子どもたちは物心ついてから、
中心市街地は震災の爪あとしか見ていません。
モノクロのような世界しか見ていない子どもたちですが、
心まではモノクロにしたくありません。
わたしたち保育者も親も感性豊かに育てたいと思っています。
その力が絵本にあります。
読んでくれた人のぬくもりや、
絵本を開いたときのワクワク感やドキドキ感を
感じて欲しいのです。
本のなかで嬉しさや悲しさや悔しさを感じてほしいのです。
それはやがて、
人間のやさしさや
思いやりの心を育むことになると信じています」
そして、託児所の中でいちばんのお姉ちゃん（お母さん！？）
澤山萌々（もも）ちゃんも、お手紙を書いてくださいました。
一部をご紹介します。
４がつにうまれました。
ももがほんをよんでいるとちかくにきます。
ちょっとえほんがすきかもしれません。
これからはももがよんであげます。
クリスマスかいには、
『こびとのくつや』と
『おおかみと４ひきのこやぎ』のげきをしました。
えほんは７ひきのこやぎですが、
おともだちがたりないので４ひきにしました。
１さいのじゅんくんも、
はずかしがりやのはなえちゃんも、
ももおかあさんのいうことをきいてやりました。
サンタさんがくるのできょうはゆきがふりました。
ほっかいどうはさむいですか。
ゆきがいっぱいですか。
かぜをひかないでください。
えほん、だいじにします。」
札幌市西区の実行委員会の皆さん、
北海道ブックシェアリングの荒井さん、
そして大槌町託児所の皆さん、
ありがとうございました。
『じんじん』のメッセージは
映画のスクリーンを通して、
さらにスクリーンを飛び出して
温かいつながりをつくりはじめています。
絵本を真ん中に、人の心をつなげる映画『じんじん』。
応援団員になっていただける方は、
polan-info@cinema-tohoku.co.jp
に、メールの件名を
『じんじん』応援団員 申し込み
としていただき、
下記の事項を書いてお申し込みください。
WEBでは肩書きの団体名などにリンクを貼らせていただきます。
個人情報には細心の注意をはらい、本件以外では一切使用いたしません。
なお、メッセージの一部は、ホームページ上でご紹介することがあります。
本文中に「じんじんブログから応募」とお書き添えください。
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★剣淵町・映画『じんじん』盛り上げ隊！ブログ http://vir2.eolas.co.jp/jinjin/
※当ブログおよび上記『じんじん』各公式サイトで使用している
写真の無断転載を禁じます。（スチール写真：今津秀邦）
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