有名軸と名付けられたミッドポイントの軸があります。
これは水星と冥王星の間の点のことを言うのですが
(正確にはその点から45度ずつのところもすべてミッドポイントです)
どうにもネーミングがよろしくないような…
ということで、この軸の解説。
水星と冥王星の組み合わせ、ネイタルチャートであれば「研究者気質」と考えますが、ミッドポイントの場合は接触する天体の性質に相当影響されるので、仮に太陽だったとしましょう。
水星(思考)と冥王星(徹底的)が太陽(その人の人生)によって結合します。
または、太陽のように結合します。
この辺りをどう読むかというのは結局のところ本人に聞くしかないのですが、やはりこの有名軸に何かしらのネイタル天体(アセンダントなどの感受点含む)が接触している場合には、人に対する影響力や説得力、納得させる力があると考えて差し支えありません。
しかしこれを、どのように使っているかによって規模は変わってきます。
逆に、これがなくてもタレントなどになっている人もいます。
なのでこの軸だけですべてを決めるわけにはいかないのですが、人に対する説得力という意味では、営業職も向いているし、教育者にも向いていると考えることができます。
木星が接触しているなら、相手を巻き込みながら(この部分は木星というよりも射手座的な感じもしますが)一緒に何かをやっていこうとするだろうし、巻き込むと言いつつ、相手も同じように考え、影響され、そして自発的にその方向へ一緒に向かう可能性もあります。または、相手に対して「そういうところがすごくいいと思う」と言えば、相手もその気になって「え、そうかな」と前向きになったりするという作用もあります。
木星は教育の星でもあるので、そういう意味では温和な木星をこの軸に接触させていると、イメージ的には優しい先生、という感じになります。
火星だとやはり熱血な感じになりますよね。
こうしたことは、何もしなくてもネイタルで接触があるならうっすらその傾向はありますが、完全に性質が100%で出るわけではありません。いくら足が速い人でも足を動かさなければそのポテンシャルは発揮されないのと同じで、使わなければその性質はただの宝の持ち腐れなのです。
鑑定で「こういう性質がありますよ」と私に言われた方は、こういった軸に対しての接触で、特に使うと社会貢献=お金を稼ぐことに割と直結しやすい部分でもありますから、「そんなことないけどなぁ」と思ったとしてもぜひそのポテンシャルを生かしてほしいなぁと思います。
※簡易版の鑑定ではミッドポイントは読みません。気になる方は詳細版の方へお申込みくださいませm(__)m
鑑定でなくても、自分で見れるサイトもあります。
アストロディーンストの中で「ケラースタイル」というのを選べば、接触する軸と天体の関係性が表にして書いてありますから、ぜひデータを入れて読んでみてください