世界最古の生パスタ テスタローリ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

銀座のリストランテ・フィオレンツァを夜訪れた。
目的は世界最古の生パスタ、テスタローリである。
その日は前菜・パスタ・メインの4品を二人でシェアするコースにしてみた。
最初にアミューズブッシュとして滑らかな味わいのクロスティーニが出された。


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オリーブも置かれた。


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出されたパンは米粉が入っているのだろうか、かなりモチモチしている。


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ワインは最初にイタリアのリースリング種の白ワインを頼む。


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前菜として自分で選んだ対馬猪のテリーヌが届く。


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テリーヌの中には干し無花果とピスターシュが入っていた。


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最初は一瞬甘みが少し気になったが慣れてくると味わい深く美味しかった。
続いてはパスタである。
パスタは子牛とポルチーニのピーチとお目当ての世界最古の生パスタテスタローリが届く。


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ピーチは少し麺が軟らかめでかなりうどんに食感が近かったが香り高く美味しかった。


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テスタローリには白糠エゾ鹿のラグーがかけられていた。
テスタローリは味わい深いラグーもさることながら麺そのものが軟らかく滑らかで感慨深いものがあった。


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メインの前にグラニテが出された。


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それも八角のグラニテと給仕係の方は言っていた。

食べてみるとまさにメレッティのような辛口のアニス酒の味わいであった。

これはセンスがいいし、私の好みである。

メインは子羊のTボーンステーキで肉に燻製をかけてある。


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つけ合わせのマッシュポテトにも燻製がかかっていてかなり美味しかった。

いつの間にか必然的に果実味が強く濃厚な赤ワインを一緒に飲んでいた。


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ドルチェはプラムのできたてジェラートとカッサータにした。
プラムのジェラートは口の中でスーッと溶けて果実味だけが残る理想のジェラートであった。


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カッサータはドライフルーツがたっぷり入っていて私好みだった。


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可愛らしいプチ・フールと


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カプチーノで食事を締めくくる。


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傍若無人のご婦人の団体客には辟易したが、料理やサービスは素晴らしかった。
客に迎合せずマナーの悪い客にはしっかり言えるような店になることが課題だろうか。