今一押しのパリ直輸入ショコラ | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

ジャン=ピエールの霧の中の原風景

こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

銀座の目立たない通りを歩いていたらパリのようにやはり目立たずひっそりとクリスチャン・コンスタンが店舗を構えていた。
クリスチャン・コンスタンはカトリーヌ・ドヌーヴなど味にうるさいフランスのセレブに愛されるショコラの名店である。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


パレ・ドールやフランボワーズなどクラシックな定番スペシャリティーは勿論のこと、イランイランやフランジパニなど高級エッセンシャルオイルをベネズエラ産のクリオロ種のショコラに合わせるという心憎いシリーズもある。

私はこの花と香りのショコラの中からは、ローズとコリントレーズン・イエメン産ジャスミンと緑茶、コモロ諸島産イランイラン、フランジパニを選んだ。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


どれも香りがきつくなることなく優しい味わいで見事だった。

とにかく素材にこだわっているとともに使う素材を決める際の発想とセンスが素晴らしい。

一方、スパイスのショコラの中からはセイロン産シナモンを、ドライフルーツのショコラの中からはビスタチオ入りプラリネガナッシュとジャンデューヤを、定番スペシャリティーの中からはパレ・ドールとフランボワーズを選択した。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


個人的には特にパレ・ドールとフランボワーズが好みの味わいで嬉しくなってしまった。

このお店は三越にラデュレが入った時期とほぼ同じ頃ほとんど宣伝もせずひっそりと開店して三年経つらしい。
パリのお店は当然知っているが、銀座にあるとは全く気づかなかった。
これだけのレベルのパリ直輸入のショコラなら普通一粒軽く300円はする。
確かにクリスチャン・コンスタンのショコラは、一年前は一粒370円以上の価格だったらしい。
しかしである。
今年のいつからかはわからないが、花の香りのショコラが一粒160円、スパイスやドライフルーツ、パレ・ドールなどの定番スペシャリティーのショコラが一粒190円になったのである。
価格を下げた理由は円高であるし、パリのように手頃な価格で食べられるようにしたかったと言うのだから、頭が下がる。


ジャン=ピエールの霧の中の原風景


実際に食べてみればわかるが、パレ・ドールやローズなどかなり美味しいのである。
パリ直輸入の本物のショコラを食べたい方はお試しあれ。