「グリーンブック」 | 尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

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  ~jeanpaul-cinemaの映画と伊藤英明をこよなく愛するブログ~


やばいですねぇ・・・
公開日は3月1日だったというのに
もう4月16日ですよ(;´∀`)
鑑賞から1か月以上経ってしまってます(;´Д`)

本年度アカデミー賞
作品賞を受賞した「グリーンブック」

これ、そこまで興味を持ってなくて
鑑賞を迷っていたんですが
やっぱり観ようかな~と思って鑑賞した作品なのですが観に行って本当によかった(´∀`)!!
と思える作品でした。

ヴィゴ・モーテンセン演じるトニー・リップが
マハーシャラ・アリ演じる黒人ピアニスト
ドクター・シャーリーの運転手として働くことになり、そこから芽生える2人の友情を描いた作品。

始めは家に来た黒人が使ったコップはごみ箱に捨てるような、黒人を差別する側だったトニーが、次第にドクター・シャーリーに心を開いていき、最後には差別する気持ちが一切ない人間へと変わっていく、そんな物語が本当に心地よかったです。

とにかく主演の2人の演技が
すんばらしかったです!!

素晴らしいでは足りない
すんばらしかったです!!!(笑)

とくに
ドクター・シャーリーを演じた
マハーシャラ・アリ!!!

「ムーンライト」の時も
存在感がかなりありましたが

今回はそれどころではなく
本当に素晴らしすぎる演技だったと思います。

差別に苦しみ、この上なく辛い思いを
内面に抱えつつも決して自分を見失わず、
毅然とした態度であり続ける
気品あふれるピアニストを
最高の演技で演じていました。

この2人の友情が芽生えていく過程は
観ていてずっと面白かったし
すごく優しい気持ちになって観ることができました。

特に車の中でフライドチキンを食べるシーン
本当に面白かったので
必見のシーンと言えます。

で、この物語でもう一つよかったのは
トニーを支える妻との物語ですね。

トニーと妻の愛の物語はすごく素敵だったし

予告にもある手紙のエピソードは
本当によかったです。

トニーの妻は冒頭、
夫が捨てたコップをごみ箱から拾うような
愛に溢れた人だったのですが

その妻とドクター・シャーリーの
1番最後のシーンでは涙が溢れました

大半の映画って
ラストシーンがどんなだったっけ?
と忘れてしまうもの多いんですが(;´∀`)

この映画のラストシーンは
忘れることのない素敵なシーンでした。

こういう
ラストシーンがいつまでも心に残る映画
っていい映画だと思うなぁ。

こういう映画を観ると
差別ってほんとにくだらなくて
意味ないことだなぁとつくづく思いますね。

一人一人接すると
こんなにもいい人たちなのに
偏見だけで差別される。

なんて無意味なのでしょう。

これは差別に関わらず
私たちの日常でも言えることだなぁ
と思いますが

なんとなくあの人嫌いとか
ぱっと見や、人の噂で先入観を持ったりして
人を判断するって本当に良くないことだな
と思います。

よ~く接してみると
あんまり印象よくなかった人とか
自分が勝手にあんまり好きじゃないって思ってた人が、実はすごくいい人だった
なんてことよくありますからね。

ま、その逆もありますけど(;´∀`)(笑)

だから
自分があまりよく知らないのに
その人を勝手に決めつけた目で見る
っていうのは
自ら平和を遠ざける行為だな
と思う今日この頃であります。

ということで
満足度・・・85%