「大統領の執事の涙」
フォレスト・ウィテカー演じるセシル・ゲインズが
黒人奴隷として綿畑で働く幼少期を経て
ハウスニガーとなり、
そこから執事として働く道を見つけ、
見出され大統領の執事となり、
7人の大統領に仕えることとなった壮大な物語です。
映画が始まってすぐ綿畑での少年の頃が描かれます。
ここでの事件があまりにも衝撃的で
一気に引き込まれてしまいました。
お母さんをマライア・キャリーが!
その後もずっと黒人として差別を受けながら
生きていくために必死でホテルで執事として働き
そしてついに大統領の執事となるのですが
黒人差別の歴史が
彼の人生を通して非常に良く描かれていたと思います。
黒人への差別をなくそうと必死で働きかけた大統領の暗殺など
歴史における人類の残酷さとか
色々と胸に迫る、考えさせられるものがありました。
そして父親が大統領の執事をしていることに反発し
黒人差別への反発運動をずっとやり続けていく息子。
この息子との関係も非常にうまく描かれていました。
父親が最後にたどり着いた答えには色々と考えさせられました。
そして最後。
オバマ大統領の誕生には
実際に自分が当時に感じたことはなかった
とても深いものを感じることができました。
この映画の持つ引力には驚くものがありました。
観てよかったです☆