インターステラー | SIMPLE JCI

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元ドルヲタが薄ッぺらいことを書く日記

今週の火曜日に見に行った


そもそも「フィールドオブドリームス」の影響を受けた作品として名前が挙がっていた

最近の映画公開事情に疎くて(^^;どういう映画かもわからなくて

今公開されてる映画であり監督が「ダークシティ」を撮った人(でも見てない)とか調べた

アイドル関係のアメバブログで見た人も居たりして

見に行こうと決めた


ストーリー

環境破壊が進んだ地球で農作物が育たなくなり「砂の惑星」に近づいてる地球

すでに戦争をする余裕さえなくなり各国は軍隊も解散、NASAも解散していた

元NASAの宇宙飛行士で今では農業を営んでる主人公が

ひょんなことから解散したと思わせてたNASAの人類移住計画に参加し

人類の移住先を探しに宇宙へ旅立つ物語


3時間近い映画だったが

映画のトーンがとても落ち着いていてじっくりと楽しめた

最近のアメコミあがりのSFX頼りのSF映画とちがって

あんまり派手さはないがCG使用を最小限にして人力感あふれるリアルさがあった

名作「2001年宇宙の旅」を意識してると言う話だ


宇宙飛行士と一緒に活躍するロボットが、あの「2001年~」に出てきたモノリスみたいだったり

ブラックホールに吸い込まれていくシーンはあの光の洪水のシーンを彷彿させたりしてる

イントロのインタビューもどことなく「ライトスタッフ」だったし

主人公といっしょに旅する教授の娘は「コンタクト」の主人公みたいだったし

土星のコロニーにできた主人公の家のレプリカは「惑星ソラリス」まで思い出させた

過去の名作SF映画のいいエッセンスを入れたなあと感じる


宇宙に旅立つ父親と地球に残される娘

いわゆる相対性理論のウラシマ効果で父親は年を取らず

地球の時間の中にいる娘はどんどん老いていく


最初、主人公が訪れた星では、一時間の滞在で地球の7年に相当する

そこで地球で23年分の時間をすごしてしまい

23年分の地球から送られた家族の通信を見る主人公

この時点で一回目の泣き

最後、老いた娘と対面する若いままの父親でまた号泣

娘のいない自分でさえ泣くのだから

娘のいるお父さんは号泣必至です(笑)


若い父親との対面と、父娘が野球好き、野球場の雰囲気が「フィールドオブドリームス」の影響だったな


解せないところは

バイナリー通信というもので宇宙にいる主人公と地球との会話をするのだが

地球と何万光年はなれた宇宙と短時間で通信ができるのだろうか?

土星の近くにできたワームホールを利用して遠くの宇宙まで行くのだが

ワームホールのある土星まで行くのに昔ながらの宇宙船打ち上げ方式で行くのだから

そこまで行くのにすでに何十年も掛かっちゃうんじゃないか?


そういうのを気にせずにすれば

最近見たSFの中では最高の出来だった

残された人生の時間の中で何ができるかとか考えちゃったよ

愛は時間も空間も重力をも超えるってことかな


こちらのサイトの解説、あらすじが大変参考になりました 感謝です


あと、やたら「地球の危機」と表現していたが

あくまでも「人類と同時代にいる生態系の危機」であって

砂の惑星化も長い地球の歴史の一ページでしかないってことだ

ま、こういうところに人類の思い上がりが(^^;