銃DATABASE№016~三八式歩兵銃~【最も成功した輸出国産武器】
イミ(以下イ)「どーもー!思ったより早く再開できたわね!」
シグ(以下シ)「はい。お久しぶりです。」
イ「今日の銃はコイツっ!東京砲兵工廠 三八式歩兵銃ぅ!」
シ「以下、恒例のスペックとバリエーションです。」
全長・三八式歩兵銃 1276mm
三八式騎兵銃 966mm
九七式狙撃銃 1280mm
三八式改造自動小銃 1280mm
重量・三八式歩兵銃 3.73kg
三八式騎兵銃 3.3kg
九七式狙撃銃 4kg
三八式改造自動小銃 不明
口径・三八式歩兵銃、三八式騎兵銃、三八式改造自動小銃 6.5mmx50SR
九七式狙撃銃 6.5mmx50SR弱装弾
装弾数・三八式歩兵銃・三八式騎兵銃、九七式狙撃銃 5
三八式改造自動小銃 20
製造国・日本
イ「なっがいわねー。1.3mでしょ?ま、さすが振り回す用に作られただけあるわ。」
シ「イミちゃん、それは違うんだ。この銃が長いのは日露戦争中に欠陥が見つかった三十年式歩兵銃を大至急に改善しようとして、全長などの基本も見直す余裕もないままそっくりコピーされているから。元の三十年式歩兵銃は反動の低下による命中率向上と射程距離を向上させるために銃を長くしたんだ。だから決して銃剣とかで戦うために長くしたんじゃないよ?」
イ「はいはい。分かったわよ。
――撃ちやすいわね、これ。思ったより反動が少なくていい感じ。(肩付けで何発か撃ちつつ)」
シ「だから勝手に撃たないで!貴重品なんだから!」
イ「なんで貴重品なの?」
シ「敗戦国である日本にそんな武器があると思わないで!今現存していてなおかつ一般人が所持しているのはアメリカ軍が戦利品としてぶん取ったのぐらいなんだから、数が多いってわけじゃないの!」
イ「分かったわよ……にしても今日怒ってばっかりね?」
シ「怒ってないよ。……さっき撃ちやすいっていってたけど、それは口径の割に銃身が長いから反動衝撃は小さくて発射音や銃口ブラストも小さいから。小柄な射手でもガク引き――射撃の際、反動を予期して身体を強ばらせたり、引き金を引く指に力が入るため、銃の保持が崩れて照準がズレてしまうこと――を起こしにくく、リラックスして引き金を引き絞ることができた。まさに小柄な日本人向けだね。」
イ「なるほどねぇ。でも6.5mmx50SR―SRってなんて読むかわかんない―って結構口径ちっちゃいわよ?反動対策としては良いとしても、威力のほうはどうだったの?」
シ「SRはセミリムドって読むんだよ。それで威力のほうは、心配されはしたみたいだけど大丈夫だったみたい。だって、今の小銃弾は5.56mmx45弾が主流だよ?5.56mmx45弾の思想を先取りしたような銃弾だったわけだったから、今も十分通用するんじゃないかな?」
イ「だから34年間も現役で使われたってわけね。しかも1937年には生産中の三八式歩兵銃の中から精度の良いものを選んで、倍率2.5倍の九七式眼鏡をつけ狙撃銃とした九七式狙撃銃が開発されるし、萱場製作所(現:カヤバ工業)により半自動化も試みられるってぐらい完成度が高かったって事ね。」
シ「しかも短銃身化した三八式騎兵銃も作られるしね。下が三八式騎兵銃です。」
イ「それで、今回のサブタイトルの意味は?」
シ「それは、第一次大戦中にロシアに100万挺以上、イギリスに30万挺以上も輸出され評判も良かった。ってところから来てるんだ。」
イ「サブタイトルの意味も分かったところで今回はお別れの時間がやってまいりました!」
シ「次回も日本製の銃を紹介します。」
イ「次回!~九九式小銃~【キングオブボルトアクション】お楽しみに!」
シグ(以下シ)「はい。お久しぶりです。」
イ「今日の銃はコイツっ!東京砲兵工廠 三八式歩兵銃ぅ!」
シ「以下、恒例のスペックとバリエーションです。」
全長・三八式歩兵銃 1276mm
三八式騎兵銃 966mm
九七式狙撃銃 1280mm
三八式改造自動小銃 1280mm
重量・三八式歩兵銃 3.73kg
三八式騎兵銃 3.3kg
九七式狙撃銃 4kg
三八式改造自動小銃 不明
口径・三八式歩兵銃、三八式騎兵銃、三八式改造自動小銃 6.5mmx50SR
九七式狙撃銃 6.5mmx50SR弱装弾
装弾数・三八式歩兵銃・三八式騎兵銃、九七式狙撃銃 5
三八式改造自動小銃 20
製造国・日本
イ「なっがいわねー。1.3mでしょ?ま、さすが振り回す用に作られただけあるわ。」
シ「イミちゃん、それは違うんだ。この銃が長いのは日露戦争中に欠陥が見つかった三十年式歩兵銃を大至急に改善しようとして、全長などの基本も見直す余裕もないままそっくりコピーされているから。元の三十年式歩兵銃は反動の低下による命中率向上と射程距離を向上させるために銃を長くしたんだ。だから決して銃剣とかで戦うために長くしたんじゃないよ?」
イ「はいはい。分かったわよ。
――撃ちやすいわね、これ。思ったより反動が少なくていい感じ。(肩付けで何発か撃ちつつ)」
シ「だから勝手に撃たないで!貴重品なんだから!」
イ「なんで貴重品なの?」
シ「敗戦国である日本にそんな武器があると思わないで!今現存していてなおかつ一般人が所持しているのはアメリカ軍が戦利品としてぶん取ったのぐらいなんだから、数が多いってわけじゃないの!」
イ「分かったわよ……にしても今日怒ってばっかりね?」
シ「怒ってないよ。……さっき撃ちやすいっていってたけど、それは口径の割に銃身が長いから反動衝撃は小さくて発射音や銃口ブラストも小さいから。小柄な射手でもガク引き――射撃の際、反動を予期して身体を強ばらせたり、引き金を引く指に力が入るため、銃の保持が崩れて照準がズレてしまうこと――を起こしにくく、リラックスして引き金を引き絞ることができた。まさに小柄な日本人向けだね。」
イ「なるほどねぇ。でも6.5mmx50SR―SRってなんて読むかわかんない―って結構口径ちっちゃいわよ?反動対策としては良いとしても、威力のほうはどうだったの?」
シ「SRはセミリムドって読むんだよ。それで威力のほうは、心配されはしたみたいだけど大丈夫だったみたい。だって、今の小銃弾は5.56mmx45弾が主流だよ?5.56mmx45弾の思想を先取りしたような銃弾だったわけだったから、今も十分通用するんじゃないかな?」
イ「だから34年間も現役で使われたってわけね。しかも1937年には生産中の三八式歩兵銃の中から精度の良いものを選んで、倍率2.5倍の九七式眼鏡をつけ狙撃銃とした九七式狙撃銃が開発されるし、萱場製作所(現:カヤバ工業)により半自動化も試みられるってぐらい完成度が高かったって事ね。」
シ「しかも短銃身化した三八式騎兵銃も作られるしね。下が三八式騎兵銃です。」
イ「それで、今回のサブタイトルの意味は?」
シ「それは、第一次大戦中にロシアに100万挺以上、イギリスに30万挺以上も輸出され評判も良かった。ってところから来てるんだ。」
イ「サブタイトルの意味も分かったところで今回はお別れの時間がやってまいりました!」
シ「次回も日本製の銃を紹介します。」
イ「次回!~九九式小銃~【キングオブボルトアクション】お楽しみに!」