【凹んだスタッフへの声のかけかた】平山枝美のアパレルブログ | 疑問解消で売り上げも3倍!?平山枝美の販売ブログ

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お声がけすらできなかった問題児が、なんと担当店の売り上げをみるみる改善するマネージャーに大変身!現在では販売コンサルタントとして活躍する筆者がこっそり(?)お伝えするブログ。皆さんが楽しく接客・販売の仕事ができるヒントをぎゅっと詰め込みました。

【接客がうまくいかなくて、凹んでいるスタッフにどう対処すればよいでしょうか】

憧れの職業シリーズ

こんばんは、売り場コーディネーター(アパレル講師)の平山枝美です



どうでしょうか。
意味のわからない方むけに、本家のジバニャンは、こちらです。



最近、やや下火と聞いた妖怪ウォッチですが
しぶとくファンの私もおりますので
応援したいところです。

さてはて。

この時期の新人は
すこしずつ接客を覚えていって
すこしずつお客様に話しかけられるようになってきます。

しかし、
意外なところでつまづいたり
いきなりお客様に怒鳴られてしまったなど
接客がトラウマになるようなトラブルに巻き込まれることもあるのがこの時期。

そのようなことが合って、思わぬところで凹んでしまうこともあるかもしれません。

凹んだ相手に対し
「どうやってフォローしようかなー」
と思うものです。

個人的な意見としては

ずばり、

こちらからあれこれ言わなくてもよい。

これかなあ、と思います。
ただし、突き放すのとは違います。

相手に考えたり、悩みを話す機会を与えてあげて
じぶんなりに消化してもらうことが必要だ

ということです。

とはいえ、
私も後輩にいろいろとおせっかいをしてしまい
かえって凹ませてしまったことがあります。

今まで自分なりに失敗したな
と思う例をあげてみましょう。

まず、

①「大丈夫だよ」と励ます
 こうして、安心感を与えようとすると、
 大抵「何が大丈夫なの?適当なこと言って・・・」
 と、余計不安にさせたり、不信感を募らせる結果になってしまいます。

②「私の時だってね・・・」と体験談を話す
  対処法と思って、こちらから体験談を話しても、
  相手は自分が凹んでいることで頭がいっぱいなので
  あまり助けになりません。
  どちらかというと、自分の悩みを聞いてほしい時は聞くより話したいものなのです。

③「こんなことで、めげてちゃだめだよ」と、失敗したことの程度が軽くなるように話す
  話している方は、
  「あなたが思っているほど、たいしたことないから大丈夫」
  と伝えたいと思うでしょう。
  しかし、聞き手にとっては
  「今より辛い状況があるなんて、耐えられない」
  と受け取ってしまうかもしれません

と、
このように相手を励まそうと考えれば考えるほど
空周りしてしまうこともありそうです。

では、
どのようにしたら、よいでしょうか。

まずは
相手の話を聞いてあげる
ということを前提に話しかける
ということです。

私はよく
「しんどそうだね」
「何か悩んでる?」

と声を掛けていました。

話しを聞いてほしい相手は
「そうなんですよ」
「実は・・・」

と切り出し、
ぽつりぽつりと考えていることを話してくれます。

自分のことを話しながら
ヒントが欲しいと思う人は
「○○さんだったらどうしてます?」
と聞いてくれるので、その時に体験談を話せばよいのです。


「しんどそうだね」
と声を掛けて
「大丈夫です」

と返ってくる相手は
自分の状況をあまり悟られたくないと思っている証拠です。

そんな相手に
「話しをきこうか?」
という体制をとっても
「今はそっとしておいて」
と思うでしょう。

「大丈夫です」
と返ってきたら

「そっか、お互い自分なりのペースでいこうね」
など、
相手に「頑張ることを強制しない」言葉を掛けて
そっと見守りましょう。

「大丈夫です」
と言われたからといって
本当に平気なわけではないので
相手の様子は注意してみておく必要があります。


このように
凹んでしまった相手を無理に励ましたり
やる気を出してもらおうとせず
温かくみまもったり
話すきっかけ作りをしてあげればよいですね。

それでは
今日もお疲れさまでした。
また今度~

ゼッコウチョウのヒラヤマのセッチョもヨロシクドウゾー

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