*シェルブールの雨傘(Les parapluies de Cherbourg)歌詞対訳(1)* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

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今日は、フランス産で世界的に大ヒットした1964年のミュージカル映画

「シェルブールの雨傘(Les parapluies de Cherbourg)」

第17回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。
監督はジャック・ドゥミ、音楽は『5時から7時までのクレオ』のミシェル・ルグラン。主演はカトリーヌ・ドヌーヴニーノ・カステルヌオーボです。


≪あらすじ≫
第一部 旅立ち 1957年11月-
アルジェリア戦争ただ中のフランス。港町シェルブールに住む20歳の自動車整備工ギィと17歳のジュヌヴィエーヴは結婚を誓い合った恋人同士。ギィは病身の伯母エリーズと、ジュヌヴィエーヴはシェルブール雨傘店を営む母エムリ夫人と暮らしている。エムリ夫人は2人が若過ぎる事を理由に結婚に反対するが、2人は将来生まれて来る子供の名前(女の子だったらフランソワーズ)を考えたり、自分たちのガソリンスタンドを持つ夢を語り合ったりと、幸福な恋愛を謳歌していた。そんなある日、ギィに召集令状が届き、2年間の兵役をつとめることになった。尽きる事無く別れを惜しむギィとジュヌヴィエーヴ。その日2人は結ばれた。やがてギィは幼馴染みのマドレーヌに伯母の世話を頼み、シェルブール駅でジュヌヴィエーヴに別れを告げて入営する。

第二部 不在 1958年1月-
莫大な額の納税に苦慮したエムリ母娘は金策のために宝石店に行った。僅かな宝石をも売りに出さねばならない程に切羽詰まっていたのである。店主との交渉は難航したが、たまたま居合わせたローラン・カサールがその場で全て購入してくれた。カサールはジュヌヴィエーヴを見初めていたのだった。2月、ジュヌヴィエーヴの妊娠が判明する。手紙で妊娠を知ったギィからは「男の子だったら名前はフランソワ」と喜びの返事が届くが、戦争は次第に激化、手紙も途絶えがちとなる。ジュヌヴィエーヴはギィを待ち続けていたが、ついにカサールの求婚を受け入れて店を処分し、母共々パリに移住する。
第三部 帰還 1959年1月-
足を負傷し除隊となって帰郷したギィはシェルブール雨傘店を訪れるが、店は所有者が変わっていた。ジュヌヴィエーヴの結婚と移住を聞かされたギィは自暴自棄となり、復職した整備工場も些細なトラブルで退職して酒と娼婦に溺れる。朝帰りした彼を待っていたのはエリーズ伯母の死の報せだった。マドレーヌの支えもあって立ち直ったギィは、伯母の遺産でガソリンスタンドを購入、マドレーヌと結婚する。


エピローグ 1963年12月-
時は流れて、ある雪の夜。妻マドレーヌと息子フランソワがクリスマスの買い物に出ていった後、一台の車がギィのガソリンスタンドに給油に訪れる。運転席にはジュヌヴィエーヴが、助手席には3,4才くらいの女の子が乗っている。入営の日、シェルブール駅で別れて以来の再会だった。事務所で短く言葉を交わす2人。ジュヌヴィエーヴは娘の名はフランソワーズだと告げ、「会ってみる?」とギィに聞くが、彼は無言で首を振る。やがて車は去って行き、雪の降りしきるガソリンスタンドには、買い物から帰った妻子を迎えるギィの幸せに満ちあふれた笑顔があった。
(ウィキペディアより引用)



≪シェルブールの雨傘(Les parapluies de Cherbourg)≫

シェルブールの雨傘

1.主題歌(1)

2.主題歌(2)







1.主題歌(1)
シェルブールの雨傘


Geneviève
J'avais tellement peur de ne pas te retrouver.
Je suis si heureuse d'être avec toi.
Maintenant je ris parce que je me rends compte combien je suis bête quand je suis toute seule.
J'ai parlé à maman de notre mariage.
Elle m'a dit évidemment, “Très, très folle!”
Et puis, ce soir, elle m'a interdit de te voir.
Tu vois, j'ai eu si peur.
J'aime mieux partir n'importe où, ne plus la voir, maman, que de te perdre.
Nous nous marierons en cachette.


もう会えないんじゃないかってすごく心配だったわ。
あなたといられてすごく嬉しい!
ねえ、笑っちゃうわね、一人ぼっちになると本当に私、馬鹿なんだから。
ママに結婚のこと話したのよ。
そしたら、案の定「馬鹿をお言いでないよ!」だって。
それから、今夜はあなたに会っちゃダメって言うの。
分かるでしょう? 私、すごく怖かった。
あなたを失うくらいなら、私どこだって行くわ、ママにも、もう会わない!
だれにも知られずに結婚しましょう。


Guy   
Oh, tu sais maintenant, ça n'a plus d'importance.
Nous avons même de notre temps.
Ce matin, j'ai reçu cette feuille de recrutement.
Et je dois partir pour deux ans.
Alors le mariage on en reparlera plus tard, avec ce qui se passe en Algérie en ce moment.
Je ne reviendrai pas d'ici longtemps.


ねえ、ジュヌヴィエーヴ、もうそれどころじゃないんだよ。
それに、僕らには時間はたっぷりある。
今朝、召集令状が来たのさ。
それで、2年間は兵隊に行ってこなきゃいけないんだ。
だから、結婚の話はその後のことだよ、なにしろ今アルジェリアはあんな状態だからね。
しばらくは戻って来れないんだ。


Geniviève
Mais, je ne pourrai jamais vivre sans toi.
Je ne pourrai pas, ne pars pas, j’en mourrai.
Je te cacherai et je te garderai.
Mais, mon amour, ne me quitte pas.


でも、あなたがいなけりゃ生きていけない。
だめよ、行かないで、私、死んでしまうわ。
あなたをかくまってあげる、私が守ってあげる。
いやよ、あなた、私から離れないで

     
Guy
Tu sais bien que ce n’est pas possible.
Geneviève
Je ne te quitterai pas.
Guy
Mon amour, il faudra pourtant que je parte.
Tu sauras que, moi, je ne pense qu’à toi.
Mais, je sais que, toi, tu m’attendras.


ギイ
そんなこと出来っこないってよく分かってるだろう。
ジュヌヴィエーヴ
離れるもんですか!
ギイ
それでも、行かなくちゃいけないんだよ。
分かるだろう、君のことしか頭にないんだ。
でも、きっと僕を待ってくれるよね?


Geneviève
Deux ans, deux ans de notre vie.
Guy
Ne pleure pas, je t'en supplie.
Geneviève
Deux ans, non, je ne pourrai pas.
Guy
Calme-toi, et ne reste que si peu de temps.
Si peu de temps, mon amour, qu’il ne faut pas le gâcher.
Il faut essayer d’être heureux.
Il faut que nous gardions de nos derniers moments un souvenir plus beau que tout, un souvenir qui nous aidera à vivre.


ジュヌヴィエーヴ
2年よ、一生のうちの2年もよ。
ギイ
泣かないで、お願いだから。
ジュヌヴィエーヴ
2年もよ、ダメ、耐えられないわ。
ギイ
気を鎮めて、僕らに残された時間はほんのわずかなんだ。
そのわずかな時間を台無しにしちゃだめだよ。
幸せにならなくちゃね。
残された時間を何よりも美しい思い出にしなくちゃ。これからの僕たちを支えてくれる思い出にするんだよ。
  

Geneviève
J’ai tellement peur quand je suis seule.
Guy
Nous nous retrouverons, et nous serons plus forts.
Geneviève
Tu connaîtras d’autres femmes, tu m’oublieras.
Guy
Je t'aimerai jusqu'à la fin de ma vie.
Geneviève
Guy, je t'aime. Ne me quitte pas.

ジュヌヴィエーヴ
わたし、一人になるとすごく怖いの。
ギイ
必ずまた会えるよ、そのとき僕らはもっと強くなってるんだ。
ジュヌヴィエーヴ
他に女の人ができて、私のことなんか忘れてしまうわ。
ギイ
死ぬまで君を愛し続けるよ。
ジュヌヴィエーヴ
ギイ、愛してるわ! 私から離れないで!

Geneviève
Mon amour, ne me laisse pas.
Guy
Viens.
Guy
Viens, mon amour, mon amour.

ジュヌヴィエーヴ
お願い、私を置いてかないで。
ギイ
おいで。
ギイ
おいで、ジュヌヴィエーヴ。

(ミスター・ビーン訳)






2.主題歌(2)

シェルブールの雨傘


Geneviève:
Je t'attendrai toute ma vie.

Guy :
Je ne penserai qu'à toi.

Geneviève:
Reste, ne pars pas, je t'en supplie.

Guy :
Ne me regarde pas.

Geneviève:
Reste, mon amour. Ce n'est pas encrore l'heure.

Guy :
Mais, je m'éloigne de toi. Ne me regarde pas.


ジュヌヴィエーヴ:
あなたを一生待ち続けるわ。

ギイ:
君のことだけを考えるよ。

ジ :
ここにいて、行かないで、お願い!

ギ :
ぼくを見つめないで。

ジ :
ここにいて、あなた。 まだ時間じゃないわ。

ギ :
でも、そろそろ行くよ。 見つめないでおくれ。


Geneviève:
Je ne peux pas, je ne peux pas, je ne peux pas !


ジ :
ダメだわ、ダメ、やっぱりダメよ!


Guy :
Mon amour !

Geneviève:
Je t'aime !

Guy :
Mon amour !

Geneviève:
Je t'aime ! Je t'aime !

Guy :
Mon amour !

Geneviève:
Je t'aime ! Je t'aime ! Je t'aime !


ギ :
ジュヌヴィエーヴ!

ジ :
愛してる!

ギ :
ジュヌヴィエーヴ!

ジ :
愛してる! 愛してる!

ギ :
ジュヌヴィエーヴ!

ジ :
愛してる! 愛してる! 愛してる!

(ミスター・ビーン訳)



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