NY旅行記 at 2006 Vol.4 | The sky is the limit

The sky is the limit

ボーカリストMOOが綴る、気まぐれなブログ

パリのルーブル美術館、ロンドンの大英博物館と並び、世界三大美術館に数え上げられる美術館の一つ。
それが、ニューヨークのメトロポリタン美術館。
1870年に創立された、実に135年以上の歴史を誇る美術館。

空は快晴だったが冷たい風が吹きすさぶ日に、僕はこの美術館に訪れた。
美術館や博物館巡りが好きなので、ニューヨークに行くことが決まった時、
この美術館を訪れることをとても楽しみにしていた。

美術には、世界の歴史と芸術と風刺が込められている。
人間の力や感情、可能性を垣間見ることができる。
そんな芸術の叡智が集まる地、メトロポリタン美術館。

その名にたがわぬ大きさ、荘厳さでまず入り口から見る者を圧倒する雰囲気。
セントラルパークを背にそびえたつその様は、まるで都会の中に突然現れた神殿のようだ。


所蔵する美術品は約330万点。
現代アートから、紀元前に作られた彫刻まで、
展示されている芸術品はとにかく種類も国籍も幅広い。

正直、じっくり見ようと思ったら一日じゃまずムリだ。

なので、自分が興味がある物をピンポイントで見ていくことにした。

メトロポリタンは、こと古代エジプトに関するものの展示に関しては
大英博物館と双璧をなすということだったので、特にそこが楽しみだった。
古代エジプト文明には、子供の頃から興味があって、色々な本を読み漁っていたからね。
実際にファラオの棺を目にしたり(特にアメンホテップ!)、
スフィンクスや幾多の芸術品を見れたのは、本当に嬉しかった。

古代ギリシア時代に作成された勇者ペルセウスの像。


ギリシア神話で、髪の毛が蛇になっている魔女メデューサの首を取り、これを退治したという逸話のシーン。
余談だが、この時メデューサの体から血しぶきと共に飛び出したのが、天馬ペガサスである。

ある部屋では、大理石の上で天使が歌を歌い、
ある部屋では、神話の中でしか聞くことのなかった伝説の英雄が、光を浴びて悠然と立ち、
ある部屋では、かつて王として人々の頂点に立っていたファラオが、冷たい石の棺で数千年もの間夢を見続け、
ある部屋では、色鮮やかな絵画の人物が、まるで生きているかのように僕等を見つめる。
それはかつて兵器であり、
それはかつてその生を謳歌していた人物であり、
それはかつて楽器として人々の耳を楽しませていた。


それらはすべて、誰かの手によって生み出された芸術。


それを創った者たちはどんな風に生きて、
どんな風に考えて、
どんな風に感じて、
どんな風にこれらの作品を生み出したのだろう。

一つ部屋を移動するたびに、そのたびに違う異空間に迷い込んだような錯覚を覚えながら、
そんなことに思いを馳せていた。

世界の歴史の一端に触れたいのなら、
人間の可能性の一部を感じたいのなら、
メトロポリタンという芸術の迷宮に迷い込んでみるのもいい。
あんな迷宮なら、また迷い込んでみたい。

※次回ライブ情報
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