パリのルーブル美術館、ロンドンの大英博物館と並び、世界三大美術館に数え上げられる美術館の一つ。
それが、ニューヨークのメトロポリタン美術館。
1870年に創立された、実に135年以上の歴史を誇る美術館。
空は快晴だったが冷たい風が吹きすさぶ日に、僕はこの美術館に訪れた。
美術館や博物館巡りが好きなので、ニューヨークに行くことが決まった時、
この美術館を訪れることをとても楽しみにしていた。
美術には、世界の歴史と芸術と風刺が込められている。
人間の力や感情、可能性を垣間見ることができる。
そんな芸術の叡智が集まる地、メトロポリタン美術館。
その名にたがわぬ大きさ、荘厳さでまず入り口から見る者を圧倒する雰囲気。
セントラルパークを背にそびえたつその様は、まるで都会の中に突然現れた神殿のようだ。
所蔵する美術品は約330万点。
現代アートから、紀元前に作られた彫刻まで、
展示されている芸術品はとにかく種類も国籍も幅広い。
正直、じっくり見ようと思ったら一日じゃまずムリだ。
なので、自分が興味がある物をピンポイントで見ていくことにした。
メトロポリタンは、こと古代エジプトに関するものの展示に関しては
大英博物館と双璧をなすということだったので、特にそこが楽しみだった。
古代エジプト文明には、子供の頃から興味があって、色々な本を読み漁っていたからね。
実際にファラオの棺を目にしたり(特にアメンホテップ!)、
スフィンクスや幾多の芸術品を見れたのは、本当に嬉しかった。
古代ギリシア時代に作成された勇者ペルセウスの像。
ギリシア神話で、髪の毛が蛇になっている魔女メデューサの首を取り、これを退治したという逸話のシーン。
余談だが、この時メデューサの体から血しぶきと共に飛び出したのが、天馬ペガサスである。
ある部屋では、大理石の上で天使が歌を歌い、
ある部屋では、神話の中でしか聞くことのなかった伝説の英雄が、光を浴びて悠然と立ち、
ある部屋では、かつて王として人々の頂点に立っていたファラオが、冷たい石の棺で数千年もの間夢を見続け、
ある部屋では、色鮮やかな絵画の人物が、まるで生きているかのように僕等を見つめる。
それはかつて兵器であり、
それはかつてその生を謳歌していた人物であり、
それはかつて楽器として人々の耳を楽しませていた。
それらはすべて、誰かの手によって生み出された芸術。
それを創った者たちはどんな風に生きて、
どんな風に考えて、
どんな風に感じて、
どんな風にこれらの作品を生み出したのだろう。
一つ部屋を移動するたびに、そのたびに違う異空間に迷い込んだような錯覚を覚えながら、
そんなことに思いを馳せていた。
世界の歴史の一端に触れたいのなら、
人間の可能性の一部を感じたいのなら、
メトロポリタンという芸術の迷宮に迷い込んでみるのもいい。
あんな迷宮なら、また迷い込んでみたい。
※次回ライブ情報
10/16(金)新大久保Quarter Note
http://quarter-note.com/
Garak 2nd MAXI Singleレコ発企画!!
『Music Go Round新章“Faces"Vol.2~出航の時』
OPEN/18:00 START/18:30 Ticket/adv.day\2500(1D別)
ACT/Garak、屍淫、AKAƵKIN、ハクビシン、ネモノガリ
※要チェック!!
Garak 2nd Single予約受付中!
予約特設サイトはこちら!
http://www.kt-sequence.com/project/garak/disc/new/index.html
Garak Tシャツ販売中!
公式サイトからも予約できるよ!
※現在、Sサイズ・Mサイズのみ!残りあとわずか!!
Garak Official Site
→「Garak Official Site」←
毎週火曜日20:30~コミュニティFM府中で生放送!
→「我楽音楽-Garak Sound-」←
隔週水曜日ツイキャス生放送!
→「RUIとMOOのそこそこ語るRadio」←
絶賛発売中!
Garak 1st MAXI Single「カケガエノナイモノ」
→発売サイト←