本日、昼は、こどもジャズワークショップをはじめて開催しました。
ノルウェーでこどものためのジャズスクールを主催し、北海道でもこどもたちのワークショップを開催してきたオド・アンドレさんが来日。
国立ノルウェー音大も注目されているというオド・メソッドを目の当たりにした日でした。
今日はその初日(来週の火曜日夜にも同じ内容で開催します)。
こどもは、小学生から、中学、高校、大学と、社会人でもあまり演奏できないという方も一応参加可能となっております。
オドさんが教えていたトランペットの女の子や、こちらで活躍しているドラム、ギター、ビブラフォンといった
楽器の人たちもサポートに入ってくれ、オドさんのワークショップが始まりました。
今回参加された中で印象深かったのは、ドラムの高校生の男の子と、ピアノの女性。
実は二人にはある共通点がありました。
ドラムの男の子は、ロックドラムをやっていて、今日はジャズ初参加。未体験とのこと。
そして、女性はというと、コードの押さえ方もまだよくわからない、そしてアドリブもあんまりしたことがないという、やはり初心者でした。はじめ、リスナーでといってたのですが、子供にもわかるように教えているので、大丈夫と背中を押して参加してもらいました。
そう、二人ともジャズはほとんど経験なし。
そして、さらに、二人の共通項というのは・・・某大手音楽教室で、ピアノをやっていたということ。きちんとしたカリキュラムにそって学んでいくという音楽教室なのですが。。(*´Д`)=з
男の子のお母さんによると、ドラムの子は、そのピアノの教室がつらくて、ワンワン泣いてもうピアノをやめさせてほしいといってやめたそう。ピアノをやめてからは独学でドラムの道へ。
そして女性も同じ音楽教室で、ジャズピアノを習ったけれど、できないコンプレックスから離脱。でもどうしてもやりたいと、うちの店に来た方でした。日程が合わず、おススメのワークショップに
来られないので、こういうワークショップがあるけれど見学しにくる?と聞いたら、おもしろそうときてくれました。
今までの音楽教室の教え方に拒絶反応があった二人ですが、オドさんのメソッドで演奏に参加すると、終わりごろには、もうりっぱに演奏してました。わずか数時間。
しかも譜面をあまり見ていません。
そうなんです。難しいと思われているジャズですが、オドさんの手にかかれば、レッスンの終わり頃には、のびのびといろんな曲を演奏していたのです(=⌒▽⌒=)。
参加した大学生のベーシストが、そのピアノの女性に、「本当に演奏できなかったのですか?」と驚きを隠せず、聞いたくらい。
そしてドラムの男の子も、いっぱしのジャズドラマーの音になっていて、
最後には「楽しかった~!」と
水泳の北島康介みたいに叫んでおりました。
ピアノができなかった女性にも感想をきいてみたら、
「できるとは思わなかったけど、とてもわかりやすかったし、とても楽しかった~、本当に来てよかった!!」
このわかりやすかったとか楽しかったという言葉は、オドさんににならった中学生や高校生のいろいろな子からもきいてました。目の前にしてなるほどねという説得力。
皆さん、ジャズって難しいものだと思われるかもしれませんが、こどもの対応力ってすごいんです。
例えば、3ヶ月くらいで、この子、別人?と思うくらい上達していたり。
でも、今回は子供だけでなく、大人にもこのオド・マジックが発揮されたのが、私の中では
感動ものでした。
次回は、4月12日(火曜)夜にあります。ご興味のある方は、大人の人も参加できますので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。
詳細はオド・アンドレジャズワークショップ です。
【過去の創業時のエピソードの話はこちらをどうぞ】
●なぜ、セッションハウスを作ることに?
●【第1話】出会い、そして一目惚れ。
●【第2話】神だのみ~祈りは天に届いたか??
●【第3話】手放しで喜んでいいのか!?
●【第4話】第一の挫折~ああ、夢ははかなく散った!?
●【第5話】失意の中で、第二の出会い。
●【番外編】#1 挫折しそうな時の言葉