【第5話】失意の中で、第二の出会い。 | 酒と涙のジャズハウス実現物語

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大学時代、ジャズピアノに挫折。社会人になって、再度チャレンジし、

恥をかきつつ実践を積むこと2年。なんとかあやしげなアドリブができるように。

次なる目的は、私のような超初心者が気軽に演奏できる敷居の低い

セッションカフェを作ること。そんな夢の記録です。

<前回のあらすじ>一件目の物件は大家さんの家族の反対に会い、断念。次なる物件を探すことにしたのですが、果たして・・・。




こうなると弾みがついてしまうもので、何が何でも次の物件を探したい、そんな思いでいろいろな不動産をあたりました。



と、そんなときにたまたま紹介されたのが、第二の物件。22坪の広さで、造作がついているとのこと。その場所は駅からわずか数分。ビルの上階にある物件です。



なんかよさげです。賃料が高いのが気になりますが、とにかく見に行くことに。



何でも出会い系のカフェをやっていて、そのまま造作を残したまま出て行ったとのこと。


家賃が高くても、前の物件のようにスケルトン(全く何もない状態から作ること)ではないので、内装費をかけないで防音に予算をかけられると思いました。



見るととても奇麗な内装。陽も当たり、とても明るい室内です。



ココ、いいかも。それが第一印象。


前の物件のように、住居があるわけではないので、音の問題もクリアできそうです。



でも、念のために音を計測してみることにしました。許可を取り、ベース、ドラム、トランペットに協力してもらって、音を計測。みんなにはわざわざ、遠くから楽器を持ってきてもらいました。ありがとうね!!



写真がその時の様子です。(わかりにくいですが、トランペット、ドラム、ベースを敷居のガラス越しに撮影しました)



酒と涙のジャズハウス実現物語-音量測定中


この物件、上はマッサージ屋さん、下は食べ物屋さんです。それぞれに行って、音がどこまで伝わるかを確認。



音というのは重さに比例して伝わりにくくなるので、鉄筋コンクリートは音が伝わりにくいのです。だから、後は、洩れる隙間をどう埋めるかの問題になります。



ここにしよう。そう決心して、事業計画書の試算表を改めて、書きなおし、いよいよ融資を申し込むことにしたのでした。