<前回のあらすじ>一件目の物件は大家さんの家族の反対に会い、断念。次なる物件を探すことにしたのですが、果たして・・・。
こうなると弾みがついてしまうもので、何が何でも次の物件を探したい、そんな思いでいろいろな不動産をあたりました。
と、そんなときにたまたま紹介されたのが、第二の物件。22坪の広さで、造作がついているとのこと。その場所は駅からわずか数分。ビルの上階にある物件です。
なんかよさげです。賃料が高いのが気になりますが、とにかく見に行くことに。
何でも出会い系のカフェをやっていて、そのまま造作を残したまま出て行ったとのこと。
家賃が高くても、前の物件のようにスケルトン(全く何もない状態から作ること)ではないので、内装費をかけないで防音に予算をかけられると思いました。
見るととても奇麗な内装。陽も当たり、とても明るい室内です。
ココ、いいかも。それが第一印象。
前の物件のように、住居があるわけではないので、音の問題もクリアできそうです。
でも、念のために音を計測してみることにしました。許可を取り、ベース、ドラム、トランペットに協力してもらって、音を計測。みんなにはわざわざ、遠くから楽器を持ってきてもらいました。ありがとうね!!
写真がその時の様子です。(わかりにくいですが、トランペット、ドラム、ベースを敷居のガラス越しに撮影しました)
この物件、上はマッサージ屋さん、下は食べ物屋さんです。それぞれに行って、音がどこまで伝わるかを確認。
音というのは重さに比例して伝わりにくくなるので、鉄筋コンクリートは音が伝わりにくいのです。だから、後は、洩れる隙間をどう埋めるかの問題になります。
ここにしよう。そう決心して、事業計画書の試算表を改めて、書きなおし、いよいよ融資を申し込むことにしたのでした。