なぜ your baby can read から始めたか。 | Chachaと英語であそぼ

Chachaと英語であそぼ

2013年1月生まれの息子チャチャと、2017年10月生まれの娘メメとの、おうち英語、私生活の記録

昔、プリスクールで働いていた頃の話。
子供たちが入ってくる年齢はまちまちでしたが、基本的に2歳から3歳くらいで始める子達が多かったように思います。最初、10人~12人いたクラスも、小学校入学や、お受験対策のため中学年、高学年と徐々に子供達の数が減っていきました。最終的に高学年まで続けられた数名の子供達の特徴、それが「読みができる子供達」だったのです。

このプリスクールでは、基本おうち英語をしている家庭の子供はほぼいなかったので、自分の言いたいことを自然にお話しできるというレベルの子供はほとんどいませんでした。それでも、週1~3回定期的にちゃんと通える子供達もいて、その子供達は中学年、高学年の頃には英検3級をとれるくらいのレベルになりました。

この子達に共通していたこと、それは、英語が楽しいということです。そして、どうして楽しいと思えたのか?それは、理解ができたからです。ネイティブの言っていることを理解し、英語の本を読むということができました。子供達は、家で英語を聞いているわけではないので、英語に触れている時間はスクールにいる間だけです。もちろん、おうちで聞くCDは毎月配布され宿題も毎週渡していますが、みんな学校や他の習い事が忙しくなると手をつけてくれません。小学校に入ってから読む練習をしたほうが、早く読めるようになるとは思うのですが、小学校に通い始めると、他にもいろいろやらなければいけないこと、やりたいことがでてきて、英語は後回しになってしまうのです。そう考えると、遅くとも低学年くらいまでには、勉強としてではなく楽しく読みを身につけられれば、後々英語を継続しやすいと思うのです。もちろん、このブログをみている方たちは、おうち英語をしている方達だと思うので、大量の音や映像のインプットをさせてもらえる子供達ばかりだと思いますが、そこが叶わなくなった時にも継続しやすくするには読みが重要になってくると思います。

また、第一言語として学ぶ場合は、これから大量に学校で教わる機会もでてくるので小さい頃から読みを教えることはしなくても学校教育の中で十分に足りると思うのです。しかし、英語を第一言語と同じように考えてしまうと、時間がなくなって脱落していくケースが増えないだろうか・・・と思います。ただ、小学校に入るまでに、話すこと聞くことを英語で楽しめるようになっている子であれば読めなくても続けられる可能性は高いと思いますが、そうでなければ、現時点の日本では、英語を使う場所は非常に限られているので、英語を継続することは非常に難しくなってくると思います。

もちろん、これは子供によっても違うと思います。聴覚から英語を理解しやすい子供にとっては早い段階での読みは逆効果になる可能性もあると思いますし、逆に、視覚から楽しむタイプの子であれば、2、3歳から始めればすぐに読めるようになる可能性もあると思います。
自分の子供がどちらのタイプであるかを見極めることも大切ですが、もし、楽しんでいるようであれば、小さい頃からはじめた方が長続きするのではないかと思うのです。

こんな理由から、私は妊娠中にYour Baby Can Read.を購入(ヤフオクの中古です)しました。と言っても、ガッツリやっているわけではなく、赤ちゃんの頃は一日1回この本を読んでいただけです。今は本人が興味を示す時にしか開かなくなりました。それでも、文字を見て疑問に思うと、What (does) it say? とよく聞いてきたり、簡単な言葉は読めたりするので、導入には良かったかな~と思っています。チャチャは音楽やダンスが好きなので、これからは、音楽やダンス付きのフォニックスを取り入れて踊って歌ってみようかなと思っています。

ちなみに、この考えは、私が実体験で思ったことで、本格的に言語学を勉強したりしたことは一切ありません!こんな考えの人もいるんだな~くらいに思っていただけたら嬉しいです