水なしで☆かぶと豆腐のトロトロ煮

　一昨日は新刊の撮影最終日で切羽詰まっていて……。疲れのせいか、昨日は数年ぶりに発熱し、2日もブログの更新をお休みしてしまってすみませんでした。撮影は無事終了、昨日の発熱は9度まであがってふうふう言っていたのですが、丈夫だけが取り柄なので一日寝ていたら今朝は何事もなかったかのように元気になりました。ご心配をおかけしてすみませんでした。
　さて、それはともかく今日のレシピです。被災地の方に少しでもお役に立てる料理をと、先日から水も調理器具も使わないキャベツと厚揚げの煮物や水なし、レンチンレシピなどを紹介してきましたが、今日のも水なし、レンジでチンもOKのお料理です。かぶを乱切りにするのに包丁は使いますが、切らなくてもよい小ぶりな野菜（プチトマト、おくら、ししとう、芽キャベツなど）に置き換えるか、あるいは白菜、キャベツなど手でちぎれる野菜に置き換えれば、調理器具を洗う水が惜しい時でも大丈夫。レンジでつくる作り方も合わせて紹介しますね。作り方はもちろん簡単、かぶの煮物のレシピをどうぞ。

☆材料：1人分☆
かぶ　小１個（100ｇ）
木綿豆腐　1/3丁（100ｇ）
とろろ昆布　1/4カップ分
酒　50cc
味噌　大さじ1/2
白すり胡麻　大さじ１

１
かぶは一口大の乱切りに。豆腐は適当に手でちぎります。とろろ昆布は手でこまかくちぎります。

２
鍋に材料全部を入れて蓋をして火にかけます。湯気が出たら弱火で1分、一度蓋をとり全体をかき混ぜて味噌を馴染ませます。

３
もう一度蓋をしてさらに５～６分。かぶがトロトロに柔らかく煮えたら火を止めます。
＊レンジで作る場合は材料全部を電子レンジ対応の器に入れてラップをかけ、まず１分加熱します。一度取り出し、全体をかき混ぜ、さらに２～３分。様子を見てかぶが柔らかに炊けたらOKです。

　出来ました。とろろ昆布からいい味が出るので、だしがなくても十分なおいしさ。とろろ昆布がなければカットわかめでもいいし、刻み昆布でもかまいません。ただ刻み昆布は思いの外塩分が強いからサッと洗ってから使ったほうがよいです（戻さなくても大丈夫。下にしいて上に豆腐やかぶが来るようにしておけば、素材の水分で自然に戻ります）。
　そうそう。水を使うかわりに酒を使っていますが、そのかわりに豆腐のパックにはってある水を使ってもいいですよ。コメントいただいたアンナさんに教えていただきました。確かに、豆腐パックの水は使えますよね。お味噌汁を作る時なども水ごと入れれば、使う水の量を少しでも減らせそう。アンナさん、教えてくださってありがとうございました。
　今日はそのアンナさんのリクエストにお応えし、水を使わず野菜を加熱していただくレシピを紹介させていただきました。少しでもお役に立てることを祈っています。



　リクエストシリーズはお休みさせていただいていますが、今日のようにこんな時だからこそこんなレシピをとの声にはなるべく早くお応えするつもりです。リクエストの募集要項（？）はこちらです。

本当にありがとうございます。スープの本、4刷りになりました。

　本当にありがとうございます。スープの本、発売からこんなに短い時間でもう４刷りになりました。アマゾンで在庫切れになっているようですが、すぐに補充できるはずです。お待たせしている方はごめんなさい。
　本の中では悩み別や素材別にさまざまなスープを紹介していますが、基本のベジスープはたくさん煮込んでおき、食べる時に味付けアレンジをしようという提案をしています。このスープ、今のようにガスや電気の使用を最小限にしたい時にもいいかもしれません。基本のスープの作り方だけはアマゾンで立ち読みできるので、よかったら参考になさってください。

　ここからはいつもの紹介文です。
　最新刊の『デトックス・ベジスープ』、痩せたと言ってくださる方もたくさん。私も頑張り中ですが、おいしく食べてお腹いっぱい、まったく辛くないのがいいところ。
　お正月太りでピンチ！　そんな時の私の奥の手は”スープ”です。野菜たっぷりのスープを大鍋いっぱいに作り、お腹いっぱい食べるのです。スープって何杯か飲むと、低カロリーなのにお腹もふくれるものですが、お鍋の中で味をつけてしまうと飽きてしまって２杯、３杯は無理。だからこの本では味つけなしで"ベースのスープ”を作り、スープボウルの中で好きな味にアレンジする方法を紹介しています。これなら飽きずに２杯３杯といただけるし、スープでお腹いっぱい。ほかのものも食べてもいいのですが、ごはんやおかずの量はちょっぴりに抑えられます。奥の手のこのスープ作戦、一日三食のいつやってもいいのですが私はもっぱら夕ごはんの時に実践中。｢これはヤバイ……｣という時に３日も続ければ、むくみもお腹ポッコリもサヨウナラ。
　スープでダイエットの話はこちらの連載でも書いているので、よかったらお読みになってくださいね。

アメリカと日本で野菜のお寿司を提案します。
　『野菜のおすし』、日本語版が先行発売中です。今英語版の制作中で英語版は春に完成予定です。
　タッパーウエアを重ねて作る押し寿司や、巻きすがなくてもラップなどで作れる巻き寿司など、特別な道具がなくてもOK。この本への熱い思い入れはこちらでご紹介しているので、よかったらご覧になってくださいね。

　『もどさずできる乾物料理』発売中です。乾物大好きな私。しみじみおいしく体にもいいのに「もどすのが面倒」と思われるのが残念だから、もどさず使えるだけをご紹介しました。煮物も炒めもの、揚げ物も。もどさずおいしく仕上がりますよ。
　こちらも増刷になりました。本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。

私のレシピがカフェクロワッサン全店でお召し上がりいただけます。

カフェクロワッサンさまのラインナップに"庄司いずみの彩り野菜のあったかメニュー”が期間限定で加わりました。たっぷりの野菜と切り干し大根をコトコトに混んだうまみたっぷりのスープを十六穀米にかけたスープごはんや、冬野菜のビーンズサラダ、ジンジャーレモネードの３品です。寒い日に嬉しいぽかぽかレシピ、ぜひぜひ足をお運びくださいませ！

うちのあさごはん。
磯辺焼き、キャベツともやしの炒めたの、厚揚げの焼いたの、トマト。最近娘はもやしにハマり中。これを食べた後なんかもっと食べたいというので何がいいか聞いたら、もやしを炒めて欲しいとのリクエスト。｢体がもやしを欲している｣とは本人談ですが、もやしのどこが彼女をそこまで魅了するのでしょうか。買っても買ってもすぐなくなります。

　昨日の発熱の話の続きですが、実は発熱はそれほど嫌いではないのです。熱を出して汗をかいた後は毒が出るのか、つるりとひと皮むけたように肌がきれいになるのが嬉しくて。家族が優しくしてくれるのもいいですね。夫が買い物に行ってくれたりしてとても助かりました

コメントのお返事が遅くなってすみませんでした。
　先週後半の撮影のため、コメントのお返事が遅れてすみませんでした。リラさん、aki_bellcatさん、PEN YOGAさん、lanlanさん、☆hee☆さん、unaさん、こころさん、COOさん、ARIさん、作ってくださって大感激です。ありがとうございます。
　お詫びですが……。容量がいっぱいになってこれ以上リンクがはれなくなってしまいました。これからリンクさせていただく方は、こちらで紹介させてくださいね。
　初めてコメントいただく方は、コメントのお返事についてのこちらの記事を読んでいただけると嬉しいです。

　今日の渋谷は晴天です。また新しい一週間。どうかすべての人に一日も早く当たり前の毎日が戻りますように。




英文のブログはこちら。こちらは週に１回、木曜か金曜に更新予定です。

フェイスブックでファンページを始めました。英語、日本語で情報発信中です。
The Japanese Vegetarian Kitchen

ファンページも宣伝する