新選組!と史実part7 | 以蔵のblog

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大河ドラマ「新選組!」放送以来から現在まで新選組…幕末にはまってます。さらに最近は宇宙に夢中…

本日も、ドラマと史実の比較(最近できてないが…)や検証を行っていきます。いざ7回目!!。


第27話 直前、池田屋事件

第28話 そして池田屋へ

今回も前編、後編って感じなので、2話続けて書きます。

武田観柳斎以下新選組隊士が、勇の指示で商家・桝屋を探索した結果、土蔵から大量の武器弾薬を発見。

その桝屋の主人である喜右衛門を捕縛し、屯所に連行する。

中々口を割らない喜右衛門であったが、斉藤一から教えてもらった方法で、土方が拷問をかけ、ついに口を割った。喜右衛門の正体は、近江の尊皇攘夷派の志士・古高俊太郎であり、「不逞浪士が京の街に火を放ち、混乱に乗じて会津藩主・松平容保を討ち帝を長州へ連れ去ろうと画策している」という恐るべき陰謀を打ち明けた。

その恐るべき陰謀を未然に防ぐため、直ちに新選組は、祇園会所に集結し、隊を2手に分け探索を開始する。

近藤率いる10人は、四条から三条へ木屋町通りを北上、土方率いる24人は縄手通りを北上し、浪士が集結しそうな宿や料亭などを1件1件しらみつぶしに探索していった。

新選組が察知した通りその夜、三条小橋にある旅籠池田屋の1室では、宮部率いる数十名の尊皇攘夷派志士が古高奪還の緊急会合を開こうとしていた。

そこには、桂小五郎の姿もあったが、突然訪れた捨助のせいで服を汚され、一度長州藩邸に戻る。

その間に、探索していた新選組が池田屋をたどりつき、襲撃。

壮絶な斬り合いの中、沖田は吐血し、藤堂は額を割られ倒れる。屋内に残ったのは、近藤と永倉のみとなり、大ピンチとなるが、土方隊の到着により形勢逆転し勝利した。隊は行列をつくり、旗をかかげ引き上げた。

池田屋の報を聞き、身は助かりながらも動揺し混乱する桂小五郎。坂本龍馬の友である望月亀弥太は池田屋から逃げ延び、長州藩邸に駆け込もうとするが、桂の指示で門前払いされ、自刃して果てる。

全てを聞かされた龍馬は、近藤にも桂にも望月にも激しく憤る…。

さて、ながなが内容を説明したけど…どこからいこうか…(苦笑)。

全体の流れは、キャラクターのいろいろな遊び心(!?)を交えつつではあるが、ひじょうに最新の史実に近いものとなっている。

土方が行った拷問の内容は、「縄で吊るし上げ、足の甲に五寸釘を打ち、そこにロウソクを垂らした…」という説があるが、ドラマはそれに沿った形になっている。だけど、その拷問の内容はある作家の創作って説もあり、同時代資料にはぜんぜん出てこないので、真実はどうだったのかわからない。その方法を斉藤に教わったというのも??である。

屯所に残ったのは、山南や山崎などであるが、これは、池田屋事件の褒賞を貰ったリストに彼らの名前がなかったことから推測される人選である。なので、これも真実はわからないw。

また、ドラマでは近藤隊に養子である周平がいたが、本当は土方隊に属していた。ただ、近藤が故郷に送った手紙では、養子をことを思い、最初に池田屋に斬り込んだ1人として偽りの文を書いている(やや微笑ましい話だ)。

そして、桂小五郎…池田屋にきて捨助に服を汚されたというのは、まったくの嘘だと思うが(笑)、池田屋に一度顔を出したという説はある。また、事件が起こっている最中は、長州藩邸にいたことになっているが、これも複数の説があり、真実は不明。あと、望月の自刃は事実であるが、門前払いをくらったのは違う人物である。

そして、池田屋での死闘。まさに屋内での死闘なので、真実は当事者のみ知るのだが…沖田が倒れた(吐血したというのは創作らしいが…)のも、藤堂が額を割られたのも、永倉が指を怪我したのも…当事者の回想通りである。

ということで、またまた比較できぬまま終りました。長々書いてしまったw。

さて、絶頂期を迎えた新選組ですが、これからどうなるのか!?。

まだまだ続きます。では!!。


過去分を見たい方はこちら↓

新選組!と史実part5

新選組!と史実part4

新選組!と史実part3

新選組!と史実part2

新選組!と史実part1


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