もう5年前、食や健康産業に挑戦しようと考えていたとき、偶然にもハナビラタケに出会った。
初めて見たときには、変なカタチのキノコだなという印象。
針葉樹の松に寄生するから松茸のような香りがすると紹介されるも、???というのが第一印象でした。
ただ、食べてみると結構美味しく、特にすき焼きや火鍋などで食べるのが最高かも。
※火鍋でハナビラタケは、ここで食べられます。
http://tenshanfayway.com/
先日も証券会社の社長さんが来社され、「スーパーで手に入らないから毎月送ってよ」と言われました(笑)。
さて、サイレントエストロゲンのはなし。
事業の開始を検討する際、社員や知り合いのみんなに協力してもらい、ハナビラタケを継続して食べてもらいました。
多くの人から様々な報告を受ける中、女性から肌の調子が良くなったという声が多数寄せられました。
ハナビラタケについては、他の会社でも多く研究されていますが、その研究の中心がベータグルカンという食物繊維です。
ただ、身内でのテストでは信ぴょう性がないため、2013年、医師会などの協力を得て人臨床試験を実施。
臨床試験の内容はⅡ型糖尿病とⅠ型アレルギーに関するものです。
寄せられた感想が本物であるかを確認するため、検査には肌に関する項目なども含めました。
1年後、臨床試験と分析が完了し受け取った報告は、私たちが期待していたとおりの結果でした。
しかし、他の検査項目の中に、ベータグルカンだけでは説明できない事象があったのです。
ハナビラタケ業界では、他のキノコに比べ有効成分とされるベータグルカンが豊富に入っていることや、他の素材(大麦や黒酵母など)のベータグルカンと形状の違いをアピールしています。
もし、ハナビラタケのベータグルカンの量が豊富だから有効性が高いのであれば、他のキノコを大量に摂取すれば同じ効果が出るはずです・・・。
私たちは考えました、違う成分があるはずだと。
その考えを東京女子医大に伝えたところ、同じようにベータグルカンではないだろうと意見が一致し、産業技術総合研究所(産総研)を加えた産学官の共同研究がスタートしました。
そして約2年半の研究の末、ハナビラタケ抽出物からサイレントエストロゲンという新しいカテゴリーの細胞活性を発見したのです。
サイレントとは「静かな」という意味で、エストロゲンとは女性ホルモンを意味します。
歳を重ねていくと女性はエストロゲンの分泌が減少していきます。
その結果、肌や骨、血管、気持ちなど様々な影響が現れます。
以前は骨粗しょう症などの治療にエストロゲンなどのホルモン治療が活用されていましたが、一方で、乳がんや子宮内膜がんなどを増殖する副作用が確認され、プラスの効果よりもマイナスの影響があり、リスクが高いことが認識されてきました。
今回、発見した細胞活性は、エストロゲンのプラスの効果を維持しながら、マイナスの影響がない新しいタイプです。
サイレントエストロゲン、静かな女性ホルモン。
産総研の先生がつけた呼び名です。今後も研究を続け、多くの女性を悩みの解消で貢献できればと考えています。
https://www.silent-estrogen.jp/