(その1はこちら
)
年々増加している糖尿病人口。
先生に言わせると厄介な病気のようです。
すぐに症状が出るわけでもないし、痛みもないし。
一方、体には色んな負担を掛けているそうです。
例えば心臓。
血糖値が高いということは、血管内に糖が過剰にある状態です。
血糖値とは、100ccの血液の中に何㎎のブドウ糖があるかで計測します。
通常空腹時には110mg以下のようですが、300mg以上の人などもいるようで、血液が砂糖水のような状態になり、体中に血液を送る心臓の負担はかなり大きくなるようです。
他にも様々な合併症が発生するとのこと。
以前のブログで、昔糖尿病は贅沢病と言われた
と書きましたが、その理由は甘い物を豊富に食べることができるのは贅沢だったからでしょう。
確かに子供の頃、甘い物は少なかったです。
お中元などで頂いた角砂糖をいつも食べてみたいと思っていました。
狩猟時代、ハチミツや果物など甘いものは、そのもの自体を食べる行為で獲得していましたが、サイトウキビやテンサイなどの栽培により砂糖生産が発展し、1970年代にトウモロコシのデンプンから異性化糖をつくる技術が開発されてから、糖分の普及は世界に広がっていきました。
野菜や果物の値段は相対的に高くなっているのに、砂糖やお菓子類など加工食品は手軽な価格を維持しています。
つづく。