多くの人は民主主義は多数決の原理で出来ていると思っている。

だが、それは間違いである。

民主主義とは主権が民にあることであり、本来は、多数を得なければ主権が行使できないという制度ではない。

しかし、現実的にはそうせざるを得ない。多くの人の賛同を得られなければ実現しないという制度となっている。まあ、これが民主主義を有名無実化する方便であることに気づいている人は少ないだろう。

だから、みんな頑張って多数を得ようとする。そして、それに翻弄されることになる。

民主主義というシステムを多数決という手法に制限するものこそ、我々、主権者を奴隷とするものであることを知って欲しいと思う。

それは何かという経済システムである。我々主権者は経済システムの前では無力である。主権者というよりは明らかに奴隷である。この状況を変えることで、我々は民主主義を実現できる。

個人が主権を持つということは、何でも出来るということであり、それを阻害する全てのものは排除すべきである。それが人間が人間らしく生きるために欠かせない行動である。

恐らく、それが人間の使命となる。それを人権と呼ぶべきだろう。

全ての問題は、我々から人権が奪われることから起こる。主権が奪われることから起こる。

しかし、それは強引に奪われるのではなく、騙されて搾取される。だから、誰もがそれに気づかない。そこに問題がある。

民主主義とは、大統領を選ぶことではない。自分を救うために主権が使えるかどうかで決まる。自分が守れない主権であれば、それは民主主義とは呼べない。それを民主主義と呼ばせる者たちに騙されてはいけない。

2016年3月1日 綾香の三日月を聞きながら気づいたので記録しておく^^