「レンタルサーバーをさくらVPSに乗り換えてみました 」から、4ヶ月ほどさくらVPSのサーバー(CentOS5.6)を利用しているんですが、アタックの数がすごい・・・。
で、サーバーでよく利用されているパスワード一覧とかって話題になってたりするので、不正なアタックをする際に利用されているユーザーってどんなもんがあるかを調べてみることに。
以下、4ヶ月間でSSHによる不正ログインを試みたときに利用された上位30のユーザー一覧。
134187 root 35070 admin 19524 test 13251 oracle 12382 user 10441 backup 8593 web 8288 mysql 7986 amanda 7436 robert 7108 info 7056 paul 6918 guest 6823 eric 6617 michael 6579 download 6536 adam 6480 student 6384 martin 6268 patrick 6241 matt 5905 sales 5435 sarah 5196 www 5125 alberto 4988 upload 4817 master 4680 cyrus 4669 sam 4116 bruce
左側の数値は不正アタック数。
rootだけで10万回超えている・・・。
oracleとかmysqlユーザーとか、ソフトウェアをインストールする際に作る必要があるよく知られたユーザーというのは、危険かもしれませんね。
あと、テスト的に作ったユーザーと思われるtestとか、Web関連(webとかwwwとか)のユーザーもよく利用されているようです。
SSHの不正なアクセス数を集計する
今回集計を取ったユーザーの元データは、/var/log/btmpのデータです。
これ自体はバイナリファイルなのでそのままでは見れないので、専用コマンドのlastbを使います。
# lastb ____ ssh:notty mail.sozwezdie.c Tue May 17 23:52 - 23:52 (00:00) bugs ssh:notty www2266ua.sakura Tue May 17 23:16 - 23:16 (00:00) warren ssh:notty www2266ua.sakura Tue May 17 23:16 - 23:16 (00:00) trudi ssh:notty www2266ua.sakura Tue May 17 23:16 - 23:16 (00:00) tonel ssh:notty www2266ua.sakura Tue May 17 23:16 - 23:16 (00:00) therese ssh:notty www2266ua.sakura Tue May 17 23:16 - 23:16 (00:00)
このデータを元に、下記のようなワンライナーで不正なアタックをしたユーザー一覧を集計します。
# lastb | awk '{print $1}' | sort | uniq -c | sort -nr | head -30
余談ですが、似たコマンドとしてlastがありますが、こちらは最近ログインしたユーザーを出すものです。
lastコマンドが参照しているのは、/var/log/wtmpファイル。
何れにせよほっとくとかなり大量のログが溜め込まれるのでローテーションを仕込んどいた方が無難かもしれません。
4ヶ月間ほっといたらbtmpファイルは800MBほどに膨れ上がってましたから・・・。
って、ことでとりあえずSSHはパスワード認証使わずに公開鍵認証を使うように設定を変更しました。
[PR]
[PR]
関連記事
共有ユーザー環境でIPアドレスごとにhistoryコマンドを使い分ける
[お名前.com] サービスを構築するまでに行ったサーバー設定作業もろもろ
[PHP] ポリシーにあわせてランダムなパスワードを生成する