前回の「RedHatサブスクリプションの登録と有効化 」では、新規にサブスクリプションを購入して、管理するサーバーにライセンスを割り当てるところについて書きましたが、今回は更新した場合。
RedHatのサブスクリプション(RedHatのOS保守サービス)は、1年又は3年単位で更新する必要があります。
期限が切れてしまったら、RedHatNetwork の管理画面上でもエンタイトルメント(ライセンスの資格のこと)が「なし」と表示されます。
RedHatのサブスクリプションは、更新というような概念がなく、割り当てているサブスクリプションの有効期限が切れた場合、新規に購入してRedHatNetwork上からシステムに割り当てなおすという作業になります。
購入済みの特定のサブスクリプションに対して更新処理をする、という事ではありません。
1. Red Hat用のサブスクリプションを購入する
購入方法は、様々です。
RedHatNetwork内から購入も出来ますし、販売代理店を通しても購入できます。
購入するとサブスクリプション番号が書かれた用紙が届くので、それを元に2.の作業に移ります。
サブスクリプション番号は、ハイフンで区切られた16桁の番号です。
XXXX-XXXX-XXXX-XXXX
2. サブスクリプション番号を有効化する
1.で取得したサブスクリプション番号を、アクティベーションするために下記のサイトに、アクセスします。
https://www.redhat.com/apps/activate/
RedHatNetworkにログインしていなかった場合、最初にログイン画面が表示されますので、RedHatNetworkに登録してある、IDとパスワードでログインします。
2.1 サブスクリプション番号の入力
下記のような画面が表示されますので、1.で購入したサブスクリプション番号を入力します。
保守やソフトウェア利用にはつき物の規約への同意です。
リンクをクリックすると、規約が表示されますので、内容を確認しチェックを入れて次へ進みます。
2.3 新規 or 更新の選択
サブスクリプションを新規に購入したのか、更新したのかを選択します。
上が新規の場合、下のラジオボタンが更新の場合です。
最後に確認です。
今まで入力した内容が問題無いか火君子、「Active」ボタンをクリックすればサブスクリプションが有効化します。
3. サブスクリプションの割り当て
RedHatNetworkにログインし、有効化したサブスクリプションを管理しているシステムに割り当てます。
割り当て方は、「ユーザーのRHN」メニューから「エンタイトルメント&サブスクリプションの管理」(または、左メニューにある「サブスクリプションの管理」)を選択します。
割り当ては、管理しているシステム一覧の横にあるチェックボックスにチェックを入れて、「エンタイトルメントの追加」ボタンから行います。
サブスクリプションを有効化する際に、更新としていた場合、勝手に管理しているシステムに割り当てられている場合があります。
そういった場合は、必要ないシステムに対して「エンタイトルメントを外す」作業を行った後に、追加をしなおします。
これで、サブスクリプションが更新されました。
該当のシステムからup2dateが行えるか確認し、終了です。
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