ボルボのデザイン哲学がすばらしい | Italiaspeedのロックな毎日

ボルボのデザイン哲学がすばらしい

 ということで、CAW WATCHに新S90V90の日本発表を機にボルボのデザイン部門

 バイスプレジデントであるジョナサン・ディズリー氏が来日し、ボルボデザインに

 ついて語った記事が載ってました。

 

 

 

 

 新しいボルボのデザイン戦略をデザイン部門バイスプレジデント
 ジョナサン・ディズリー氏が語る
 http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1046659.html

 

 

 新しく出たS90V90はカッコいいですよねぇ。このデザインについて詳細語っていて

 非常に興味深い記事になっていますので、是非ご一読いただきたいと思います。

 

 この中でジョナサン・ディズリー氏が語ったものを一部転載すると・・・、

 

 私たちはボルボブランドを活性化させようと取り組みを始めたことがあります。
 それは『ボルボプロミス』という考え方です。
 そのため、まずはスカンジナビアデザインのユニークさ、特徴といったものが
 なにかを考えました。ドイツやイタリアなどの競合他社とどのような点が異なるのか、
 その差異に着目したのです。そして『ボルボとはなんだ』と考えました。
 スウェーデンや北欧は非常にハイテックな国であり、アイデアもたくさん出て、
 スウェーデンは多数の特許を持っています。そのような点をコンセプトとして考え、
 『スカンジナビアのオーソリティ』『スカンジナビアのアクティビティ』
 『スカンジナビアのクリエイティビティ』という3つを考え出しました

 

 とのことです。こういった発言からもデザインのどういったところを重視しているかが

 よく分かります。まずは自分たちはどういったブランドなのかを考えるところから

 始めるのはまさに正論ですね。

 

 そこには当然自国の文化が色濃く反映されます。ドイツ車もそうですし、

 イタリア車もフランス車もそうです。もちろんボルボも北欧スウェーデンの文化が

 どういったものなのかがデザインに反映されますね。どのメーカーも自分なりの

 ユニークネスをいかに発揮するかを考えてるわけです。そうやって考え抜くことに

 よってああいったデザインに仕上がっていき、それは時代の要求によって

 進歩しますが、根幹は全くぶれることなく継承されていきます。

 

 では日本車はどうか。マツダや日産など、こういった考え方に近いアプローチを

 するようになってきたメーカーもある一方で、まだまだ場当たり的に新車として

 いかに目立つか、といったことや、どういうデザインなら買ってもらえるか、

 といったことが自分たちのデザイン哲学よりも優先してしまうメーカーが多いのは

 御存知の通りです。

 

 メーカーにしてみれば売れてナンボなので売れることが一番重要であることは

 理解できますが、だとしても、やはりまずは自分たちはどういう会社なのか、を

 掘り下げて、それによって他社にない自分たちなりのデザイン哲学を表現して、

 その結果クルマも売れる、といった方向になっていってほしいもんだと思いますが、

 それは難しい話なんですかねぇ。たぶんトップがそういう旗振りをすれば、

 デザインも変わると思うんですが。

 

 ということで、ボルボの新しいデザインはボルボの正常進化を示しており、

 シンプルイズベストなスカジナビアンデザインとはこういうものだということを

 表現しています。ドイツでもなくイタリアでもないスウェーデンらしさがそこにあります。

 

 こんなクルマを選べるような男になりたいもんですね。

 

 

 

 

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