新ディーゼルのBMW 118dに試乗した | Italiaspeedのロックな毎日

新ディーゼルのBMW 118dに試乗した

 ということで、待望のディーゼルが載ったBMW 118dに試乗しました。

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 基本的にガソリン車のエンジンがディーゼルになった感じですね。
 このディーゼルは、MINIと同じ1.5リッターターボかと思ったら、
 3シリーズと同じ2リッターターボなんですね。3シリーズは190馬力ですが、
 1シリーズは150馬力になっています。このクラスなら150馬力でも十分な
 動力性能でしょうね。

 内装はこんな感じ。

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 この試乗車はスタイルというグレードで、118dにはスタイル、スポーツ、
 さらにスポーティなMスポーツ、の3グレードが用意されています。
 スタイルとスポーツは金額が同じ365万で内装や外装の違いだけで、
 基本的に中身は同じです。

 このスタイルは内装が白をポイントにしたデザインになっていますが、
 これは外装色に合わせているわけではなく、どの外装色でも内装は白に
 なっているそうです。この試乗車のように外装が白ならいいですが、
 赤やブルーやグレーなど、他の色で内装が白というのはどうですかねぇ。
 この辺はイタリア車に及ばないというか、デザインセンスがイマイチな
 気がしますなぁ。

 シートはドイツ車にしては柔らかめというか、もうちょっとウレタンが
 硬いほうがいいんじゃないでしょうか。座り心地が悪いわけではない
 のですが、もうちょっとサポート性も含めてしっかり感があったほうが
 BMWらしいですかね。

 ステアリングもレザーみたいですが、いわゆる一番革をなめした感じでは
 なくてザラついた感じです。これも300万超えのクルマならシットリとした
 質感の一番革を使ってほしかったですかね。

 タイヤは、205-55-16のBSを履いてます。

bmw_118d_6


 
 このクラスなら16inchは良心的ですね。ヘタに17とか履かせていないのが
 いいです。後でサイト見てみたら、どうもランフラットタイヤみたいですね。

 で、早速試乗です。今回は何と言ってもディーゼルエンジンに注目です。
 以前320dに試乗した時には、昔ながらの高いカラカラ音がするいかにも
 ディーゼルといった音で、この音だけで500万も出すのはどうなんだ、と
 思いましたが、この118dに載った2リッターターボディーゼルは、
 アイドリング時に外から聞くと確かにカラカラ言ってますが、以前の320dの
 ような高いカラカラ音ではなく低めなカラカラ音です。どちらかと言えば
 ちょっと前のアイドリング音が大きめなガソリンエンジンといった感じで、
 それほど気になりませんでした。ボルボやジャガーもそうでしたが、
 最新のディーゼルは以前のような高いカラカラ音はしなくなってるんですね。

 室内で聞くとさらにカラカラ音は気になりません。この辺の遮音性は高く、
 ディーゼルを意識することなく気持ちよく走ることができます。

 アクセルを踏んでいくと、2000回転手前ぐらいでポンポンと変速していきます。
 ミッションは8速オートマで、低回転トルクが太いディーゼルエンジンには
 8速オートマはマッチしてますね。通常走行ならだいたい1500回転ぐらいで
 安定している感じでしょうか。燃費はカタログ値でリッター22.2km走る
 そうなので、燃費は良さそうです。

 ディーゼルなので上まで回して乗るようなクルマではないですが、
 エンジン回転は非常にスムーズに回っていきます。この辺も最新のディーゼルは
 ある意味ガソリンと遜色ないというか、トルクの太いガソリンに乗ってると
 思えるほどのデキになってきてますね。

 通常モードでも何の問題もなくスムーズに加速していきますが、スポーツモード
 にするとさらにBMWらしいスポーティな走りを楽しむことができます。
 アクセルの踏み方にもよりますが、ガツンッと踏めば4000~4500回転ぐらいで
 シフトアップしていき、通常モードとは全く違った力強い加速感を味わえます。

 パワーとしては150馬力で十分ですね。もちろんスポーツモードにすれば
 燃費は悪くなりますが、ワインディングに行っても、十分楽しめるパワー感
 ではないでしょうか。これだけの加速感があれば、ガソリンでガンガン回して
 乗らないと楽しめない、ということはないんじゃないでしょうか。

 今回はご厚意で高速も走らせていただきましたが、合流時や追い越し時の
 加速感はさすがにスポーツモードだとパワフルでいいですね。
 さらになんといっても良いのが高速での安定感ですね。これはさすがBMWです。
 ボディもシャシーもしっかりしているので、高速での安定感はバツグン。
 安心してアクセルを踏み込んでいけますし、しっかりした安定感によって
 高速走行での疲労感は軽減されます。FIAT500で高速走ると疲れるのですが、
 そんな心配は皆無。さすがアウトバーンで鍛えられた足はいいですなぁ。

 そんな足で気になったのは、ギャップによっては若干突き上げを感じることです。
 これはおそらくランフラットタイヤだからかなぁと思いますがどうなんでしょう。
 安全面を考えるBMWとしては1シリーズでもランフラットタイヤを標準装着すべき
 ということなんだと思いますが、個人的にはフツーのラジアルのほうが乗り心地
 いいので、できればミシュランのPS3とかに履き替えれば、さらに乗り心地が
 向上していいんじゃないかなぁと思うんですがね。

 試乗の感想は簡単ですがこんな感じでした。このスタイルで365万円です。
 ガソリンに比べて約20万高ですが、ちょっと高いかなぁという印象は否めません。
 しかし装備を考えると、安全面はもちろん、例えば以前だったらオプションに
 なるようなLEDライトやカーナビなど、必要と思われる装備が標準装着されて
 います。それを考えると妥当な金額なのかな、とも思いますが、個人的には
 なるべく素に近い状態で安く提供してくれたほうがいいかなぁと。

 例えばボルボV40ディーゼルは同じ2リッターターボで190馬力を発揮して
 価格は349万円と、320dと同等なパワフルなクルマを安く買えます。
 装備をすべて比較したわけではないですし、パワーだけ比較しても意味はない
 ですが、それでもちょっと高いという印象にはなっちゃいますかねぇ。
 あとはカラーリングの選択肢がイマイチなのが気になりますかねぇ。

 とはいえ、私が行ったディーラーさんでは1シリーズデビューフェア初日の
 土曜日1日で15台も成約があったそうで、出足は非常に好評のようです。
 1シリーズからの乗り換えはもちろん、国産車からの乗り換えも多いとか。
 マツダもそうですが、やはりディーゼルに対する人気は高まっているんですね。
 競合と比較しても納得できるなら”買い”な1台だとは思います。

 ということで、価格に納得できればデキは非常にいいディーゼルエンジンなので
 BMWらしい走りを楽しめる1台です。是非みなさんも最新のディーゼルを搭載した
 1シリーズに試乗してみてくださいね。




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