インフィニティのブランド力は高まるのか

　ということで、インフィニティが日産から独立する？らしいです。

　独立するというか、さらに独自色を強めて日産から独立したブランドとして
　確立していくといった感じでしょうか。イメージ的にはフォルクスワーゲンと
　アウディのような感じですかね。この２社は完全別会社ですが。

　先日のデトロイトモーターショーで出たインフィニティQ50はなかりいい感じに
　仕上がってきて、ついに日産も来たか、と思わせるほどのデザインになって
　きましたよね。このQ50をはじめとして今後のインフィニティはならさる
　ブランド力強化に向けて、カッコいいクルマがラインナップされることでしょう。

　インフィニティのトップってアウディから引き抜いた方でしたっけ。
　カルロル・ゴーンが三顧の礼をもって引き抜いたとか。かなりの信頼を寄せた
　人物のようです。インフィニティのブランド力を上げるには、そういった人材が
　不可欠と判断したんでしょうね。おそらくアウディでかなりの実績を積んでる
　ことでしょうなぁ。

　こういった人事も含めてインフィニティはさらなる進化を遂げようとしています。
　アウディも今の地位を得るためにかなりの年月がかかったわけですから、
　インフィニティもこれからなんでしょうね。インフィニティの改革が上手くいくと
　この方が次期日産の社長になるのでは、との憶測も出てるとか。
　かなりのやり手なんですねぇ。

　こうなってくると、デザインは誰がやるんでしょう。中村史郎さんが両方見る
　形は変わらないのでしょうか。それとも独自性を保つためにインフィニティの
　デザイン統括を誰かがやるんでしょうか。

　まぁ、人事は分かりませんが、いずれにしてもカッコいいクルマが出てくれば
　インフィニティの日本導入も上手いくかもしれないですね。

　そうなると、インフィニティの車種は日産のスカイラインやフーガのバッジ違い
　のような車種ラインナップにはならない、ということなんですかね。Q50は
　日産スカイラインと言われてますが、Q50のデザインがそのままスカイラインに
　なるんでしょうか。そうなるとインフィニティのブランド力は高まりません。

　レクサスが日本で上手くいかないのは、セルシオやアルテッツァなどトヨタ車の
　新型というイメージを払拭できないのが大きかったと思います。同じトヨタ車で
　なんで高く買わなければいけないの、と。アメリカでレクサスが成功したのは、
　クルマがいいからではなく、今までアメリカにはなかったクルマを購入する時の
　日本流ホスピタリティが気に入って売れたと思います。だからスピンドルグリル
　を採用して新しさや独自色を出そうとしてるわけですが、空回りですかね・・・。

　日本流ホスピタリティは当然トヨタのディーラーで実践されてきたものですから、
　それを日本に持ってきても意味ないし、当然主役のクルマの良し悪しで判断される
　ことになるわけです。そうなれば当然今までトヨタ車だったものをバッジを替えて
　高く売ったって買わないですよね。買うのはトヨタの下請け会社の社長ばかりと。

　当然こんなことは、インフィニティのトップも分かってることでしょうから、
　日本へ導入する、となると、日産で売ってない車種ライナップにしなければ
　売れません。となると、Q50はどうなるのか。スカイラインはQ50と同じデザイン
　なのか。それとも別デザインなのか。非常に興味深いですね。

　日本への導入はさておき、いずれにしてもインフィニティはさらなる進化を遂げる
　ために大きく動いていることは間違いありません。アウディから引き抜いたトップが
　アウディのようなブランドに育てることができるのか。といってもドイツメーカーと
　同じようなブランドにするつもりはない、と言ってるようです。どんなブランドとして
　育って行くのか、今後どんなクルマが出てくるのか、楽しみですね。

　ということで、今後のインフィニティに期待したいですね。

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