Aopen社のDigital Engine DE2700 のレビュー | 雲の上はいつも青空

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不思議な経歴をもつエンジニア!?の徒然なブログです。
お仕事関係の話が多いと思いますが、コメントとかもらえると中の人はとても喜びます(^O^)/

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ずっと探していた汎用マイクロサーバをやっと見つけました。Aopen社のWebサイトには情報があるのですが、販売しているお店を見つけられなくて米国よりお取り寄せしました。

肝腎のお値段ですが$281.99ですから、まぁまぁの値段だと思います。
ただ、このお店自体は海外への発送はやってなくて、海外発送専門の別のお店経由で発送するため、送料が割高になっています。今回は調べるのが面倒だったのでここで買いましたが、次回はもう少しじっくりお店を探してみるつもりです。

機能的にはマイクロサーバとしては必要にして十分といった所です。
特にシリアルポートが2ポートというのは、今の時代では珍しい感じがします。

簡単に仕様を書いてみます。
CPU Intel ATOM N270 1.6GHz
Chipset Intel 945GSE + ICH7M
Memory SO-DIMM DDR2 1GB (Max 2GB)
VGA Integrated VGA in 945GSE chipset
HDD 2.5'SATA HDD, mini Card Slot for Compact Flash
Audio Realtek ALC662
LAN Realtek RT8111D 10/100/1000Mbps x2
RearI/O DC 19V Jack,DVI-I port,RJ45 LAN x2, USB2.0x4, RS232C x2, Speaker out, Mic in
Power 65W(19V,3.42A) AC Power Adapter AC100~240V

$雲の上はいつも青空この製品はファンレスであるという点が一番重要だと思います。
スペックを見る限り、ファンレスで40度まで耐えられるようです。置き場所をうまく考えると空調の無い場所においても(密封しない限り)大丈夫かもしれません。
このファンレスというのはとてもありがたい仕様で、あとはHDDではなくSSDもしくはコンパクトフラッシュを使うことで、可動部分のまったくないマイクロサーバを作ることができます。

今回は16Gのコンパクトフラッシュを装着し、USB接続の外付けCD-ROMドライブでDebian 5.0 lennyをインストールしてみましたが、ドライバーの問題もなく普通にインストール出来ました。

すぐにオンサイトで行けないような場所に、DNSやDHCPサーバであったり簡単なルータを構築したりと、この手の機器は本当に便利ですが、国内ではなかなか見かけません。

性能的にはちょっとしたノートブック程度の力はありますから、Windows系のOSを載せてもそこそこ使えると思います。液晶ディスプレーの裏面にあるVESAマウントに装着できるアングルが付属しているので、ちょっと容量が大きめのSSDを積んでWindowsマシンとかもいいかもしれません。
※本体がディスプレーの裏面に張り付いてるので、超省スペース。

最後にiPhoneを上に載せた状態で写真を撮ってみました。大きさがよく解ると思います。
本当に小さく無音のマイクロサーバです。
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【注意】NICのドライバーはデフォルトでは誤認識します。しかし、間違ったドライバーでもなんとなく動くのですが、調べてみると後でいろいろ問題がでるようなので、正規のドライバーをインストールすることにします。

この方のブログですごく詳しく説明されていたので、この通りに作業を行い無事インストールが終わりました。本当にありがとうございました。

ドライバーをコンパイルするにはkernel-headerがいるので事前にインストールしてくださいね。