iPhoneのソフトフォン情報 Bria by CounterPath corporation. | 雲の上はいつも青空

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不思議な経歴をもつエンジニア!?の徒然なブログです。
お仕事関係の話が多いと思いますが、コメントとかもらえると中の人はとても喜びます(^O^)/

カナダのCounterPath社から発売されているiPhone用のソフトフォンBriaが完全にマルチタスク対応となりました。
これで、IP電話システムとの連携でiPhoneの完全子機化が実現できます。
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Briaの場合は、Asterisk側には何も特殊な設定(TCPでリッスンとか…)はいりません。iPhoneで一度起動すれば、自動的にバックグラウンドで待ち受け状態になります。

IP電話に電話が入ってくると…
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このように通知され、応答するとBriaが自動的に立ち上がります。
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ここでAnswerを押すことで電話に出ることができます。

通話中はこのような画面になります。
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デザインも落ち着いた感じで個人的には好きな部類です。
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最新のバージョンアップで、WiFi接続時と3G接続時で使えるコーデック(音声の符号方式)を別々に管理できるようなりました。
特にパケット通信に弱いSoftBankの回線を使ってVoIP通信を行うには、有料(1,000円)ですが、G729は必須だと思います。G729を使っている限り、実用上は問題無い程度に会話が可能になります。

WiFi環境で帯域が10Mbps以上しっかりとれるときには、G722とか使ってみると音質の違いにおどろくと思います。

最後に肝腎の電池の持ちについてですが、朝9時にバックグラウンド待ち受けをスタートし、電車で普通にTwitterとかをチェックしながら約1時間、そして2~3度電話をかける…等を行っていると、夕方5時の時点で残り20%を切りました。
フルに一日使いたいときには、途中でPCや補助バッテリーから充電するか、バッテリー付きのジャケット(ケース)を用意する必要があるかもしれません。

ここ1ヶ月ほど使ってみましたが、ソフトフォンを使ったVoIP通信 on iPhoneもやっと実用域に入ってきた気がします。
※携帯電話として発信することがほぼなくなり携帯電話料金が激減しました。
※実質、パケット通信費(=上限固定)だけになります。