云わずと知れた旧約聖書・ノアの箱船の映画化でした。
以前にもこの手の作品の映画をみました。
内容は当然よく似たものですが、以前と比べて最近作らしくCGを上手く使用していました。
主演俳優のラッセルクローの演技も渋く神の人を演じていました。
しかし私の作品評価は星★★★ ☆☆ (★5つが満点)でした。
旧約聖書の中の一章ぐらいの内容からのストーリーでは、脚本が難しいのかも分かりません。
15日(日)は9:15分から一日一回のみの上映作品、大統領の執事の涙を観に行きました。
ホワイトハウスのアメリカ南部育ちの黒人執事が、子供の時に母親が昼間に農場主にレイプされ、それに抗議した父親が射殺された時からの実話物語でした。
その境遇を抜け出し色々な出来事の後、あるレストランで給仕として働いていた所をスカウトされホワイトハウスに採用されます。
第二次大戦後の7人の大統領に仕え、辞める時の大統領はレーガン大統領でした。
顔もよく似た俳優をキャスティングしてありました。
金持ちのボンボンのケネディ大統領と夫人、売名好きや意固地な感じのニクソン大統領、またレーガン大統領やナンシー夫人も顔や雰囲気が良く似ていました。
また主人公の家庭は奥さんがアル中になり、長男は大学進学後に黒人の為の公民権活動家に、次男はベトナム戦争に行き戦死と家庭崩壊寸前でした。
しかし彼は頑なまでに黒人執事の掟を守ります。
誰に質問されても、私は政治に興味はありませんと。
そして仕事中は白人向けの顔をして過ごせと。
そんな彼を長男は非難して険悪の仲になって行きます。
しかしラストの方では、議員に立候補して落選しなおも公民権活動をしている長男に会いに行きます。
ラストではオバマ大統領が当選し息子も議員になり、自宅でテレビ中継のオバマ大統領の就任演説を一緒に聴いていました。
アメリカ社会では、特に南部諸州では今でも根強く人種差別が残っている事が分かります。
有色人種の我々日本人もアメリカへ行くと差別されているそうですが、日本人はあまりそれが解らないとも。
日本人自身が、自分たちは白人社会に溶け込んでいると思っているのだそうです。
クリントイーストウッドの監督作品にもありました。
息子が日本車(トヨタ)のデイラーに努めているのを、父親が苦々しく思いこう言いました。
臭い米の飯を食っている奴らの車の何処がイイのかと。
またプロゴルファーの石川選手がアメリカに行き、アパートを借りに大家に会うなり言われたそうです。
日本人か?と上から目線で、一つだけ条件が有るから必ず守れと。
味噌汁だけは駄目だぞと。
日本人はあんな臭いモノを良く食べるなぁと言い、以前にも日本人に貸してやったが味噌汁の臭いがして住人からクレームが出て困ったからと。
同じような事を日本人も言っているのではないでしょうか。
アパートに中国人の方や韓国人の方が住みますと、隣近所の住人からクレームがくるし家主から苦情がくる時が有ります。
白人が黒人や有色人種を差別するのと、私たちが東南アジアや未開発国の人々を差別するのと変わりませんね。
日米とも表面上は差別が無くなったように見えますが、果たして如何なものかと考えます。
阿波のオッサンは今日もつぶやきます
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