WindowsVista(SP1)をインストールするの記事も早いもので3回めになりました。すぐに書き終わると思っていたのに書くことがありすぎて長引いています。過去記事は↓
サポート期限切れWindowsXPパソコンにWindowsVistaをインストール その1
サポート期限切れWindowsXPパソコンにWindowsVistaをインストール その2
※ facebookにて何故7ではなくてVistaをインストールするのか?と言う質問がありました。その辺りを少し書いておきます。
ご存知のようにWindows VistaはWindowsXPの後継として華々しくデビューしましたが、要求されるハードウェアの性能が高かったこと等から大コケして早々にWindows7へとバトンタッチ、MicrosoftのOSとしてはWindowsMeと並んで黒歴史扱いされています。
ただ、自分自身の感覚としては確かに動作が重い傾向はあったもののあまり悪い印象は持っていません。それは何故かと言うと使っていたパソコンが高性能パーツで構築された自作パソコンだったから。
自作好きなオタクが使いたいCPUやメモリ容量やハードディスク容量を満たした贅沢な構成で組まれているWindowsVistaパソコンは、何をするにもあまりストレス無く動いてくれましたし十分に安定していました。
ただ、この領域まで行ける人はあまりいなかったでしょう。一般の人はどうしてもメーカー製パソコンから選択するしかありませんし、激しい価格競争を勝ち抜いて選ばれるパソコンは必然的に低スペックとなります。価格と性能は反比例しますので、価格面で満足度の高いパソコンは実際に使う時になると不満が生じます。
この負のスパイラルが解消されるには、個人的な印象としてはWindows7が発売される頃まで待たなければなりませんでした。
このWindosVistaの使いにくさを回避させる手段として、WindowsVistaをWindowsXPとして使えるようダウングレードされたパソコンが出まわりました。法人向けにもたくさん出荷されたようで秋葉原の中古/ジャンク屋でもよく見かけます。
人気と価格も反比例しますので、失敗作として認識されているWindowsVistaは人気も中古の価格も下落の一途をたどり、比較的安価に入手することが出来ます。もちろん、今回のようにWindowsVistaにアップデート可能なWindowsXPパソコン+WindowsVistaのDVD(中古やヤフオクで入手可能)を用意して自力でアップデートでもオッケーです。
これらのパソコンだったら、メーカー側でドライバーさえ用意できればWindows7でもWindows8でも使い続けることが出来るでしょう。
基本OSに要求されるハードウェア性能はこれ以上に上がらないと思いますので、今はWindowsVistaとして使って、新しいOSが出たら一世代前の基本OSを中古で用意すれば(インストールの技術さえあれば)極めて低コストでパソコンを使い続けることが出来るでしょう。
まとめますと、WindowsVistaを不人気機種としてだけ捉えてしまうとマイナス面しか見えてきませんが、WindowsXP無き今、激安だがそれなりに使えるパソコンをしての魅力は十分に備えていると思います。
ではそのWindowsVistaが動くパソコンのうち、どんなパソコンがいいの?となったら、自分はLenovo製の
・T61
・T400
※画面解像度はWXGA+(1440ピクセル×900ピクセル)
・X61 は画面解像度がXGA(1024ピクセル×768)とWindows8.1のシステム要件はギリギリクリアしているけど狭すぎて息苦しいのであまりオススメしません。
あたりをオススメしたいです。メモリは4GBまで行けるでしょうし、ハードディスクはSSDに換装すれば速度的にも満足できます。CPUは後で交換できないのでできるだけ高性能のものを選ぶのがポイントです。
肝心のWindows7や8用のドライバーについては、T61/X61位の古さだったらきちんと用意されているので安心です。
まだまだLenovo製パソコンを使うメリットを書くことが出来ますが、今日はこのくらいにしておきます。
って、よく考えてみたら、今日はインストールの続きから書かなきゃいけないんだった・・・ まあいっか。明日にしよう。