ちょっと時間経っちゃったけど、
先月「ボリウッド4」を観てきました
今アツイ新作のボリウッドが
なんと4作品も公開になるという、
夢のような企画!
日本に入ってくるのって、だいたい
インドで何年も前にヒットしましたー
っていう作品ばかりなのです。
この前の「恋する輪廻」もそうやね。
あれは2007年のやつでした。
我が家の引っ越しの時期と重なって
気持ちがソワソワする中、
なんとか4つ全部制覇したぜ。
では、ちょこっと感想を。
動画も貼り付けたので是非観てね。
闇の帝王 DON (Don 2)
闇社会に君臨する犯罪王「DON」と
彼を追いかける美人捜査官のお話。
「Don 1」の続編です。
(以前見た「1」の詳細は⇒コチラ)
ダンスシーンはほとんどなくて
バリバリのアクション
あれ?これハリウッド映画だった?
ってくらいに本格アクションの連続。
かなり見応えありました
ロケもインド以外のシーンがほとんど。
すごいお金かかってそうだなー
冒頭に出てくるシャールクが
ロン毛のヒゲ面でワイルドだった。
ジョニー・デップみたいで
めっちゃカッコよかった
ニックネーム山猫ちゃん(Jungly Billi)
プリヤンカーも超絶美しかった~
くちびるがセクシーでステキやわ
さすが元ミスワールドの経歴の持ち主。
サリーやパンジャービーよりも
スーツとか現代の洋服が似合うね。
命ある限り (Jab Tak Hai Jaan)
ロンドンを舞台にしたラブストーリー。
ストリートミュージシャン・サマルと
実業家の娘で結婚間近のミラが
運命的に出会い惹かれあっていくお話。
でたー!インド特有の大長編3時間…!
それもバリバリの濃い~メロドラマか。。
と最初は滅入ってしまったけど、
全然最後まで疲れずに観れた
むしろ不覚にもめちゃ泣いてしまった
細かくツッコミどころはあるんだけど
(えー、そこで事故るかね!?みたいな…)、
それも抜きにして、のめり込んだわ
美しい音楽の数々もあいまって、
とてもロマンチックなお話でした
(ちなみに音楽はA.R.ラフマーン。
踊るマハラジャやスラムドッグミリオネアなど
有名なインド映画の音楽を担当した巨匠です。)
ヒロインが2人いるんだけど、
これがどちらもいい演技。
キレイどころのカトリーナ・カイーフは
泣きの演技がめちゃくちゃ良かった。
あれきっかけで涙ドバー!だったわ。
そして、可愛いどころが
アヌーシュカ・シャルマー。
今までのボリウッドヒロインには
あんまりなかったタイプの役柄で、
元気でボーイッシュな感じが新鮮
現代に生きる女子って感じが
リアルでとても好感もてました。
歌も可愛いかったし!↓コレ↓
この2人のヒロインがそれぞれ光と影、
みたいな対比になってて、
際立って良かったな。
最もびっくりしたのが、ラブシーン。
ネタバレになるからアレやけど、
キスシーンにはマジたまげたね。
えーシャールクの初チューが
そこ、しっかり映しちゃうんや
えぇっ、ベッドシーンもかいな
おいおいボリウッドに革命起きたで!
私の認識では、インド映画では
キスシーンはほっぺたやおでこまで。
くちびる重ねるキスシーンは
はっきり映ったことないと思うのよね。
頭で隠れてたり暗転したりで
キスしてる風だった。
そういう愛情表現どんぴしゃな演出は
ダンスと歌、がお決まりだったはず。
だから、この映画は革命なんです
欧米化しているんだねぇ~。
今後そういうシーン増えてくるのかな?
タイガー 伝説のスパイ (Ek Tha Tiger)
インド諜報局の完全無欠のスパイ・
タイガーは新たなミッション遂行中に
美しい女性・ゾヤと恋におちる。
だが、彼女は敵国パキスタンの
スパイだった!というお話。
インドの歴代興行収入No.2らしい。
へぇー。シャールク作品じゃないのに?
って、観る前は思ってたんだけど、
これまた観て納得!面白かった
アクションがとにかくすごくて、
息つく間もないくらいだった
そしてスパイ物のお話なだけあって、
最後までだまくらかしの連続。
一体誰が味方なんって感じで
終始飽きさせない展開でした。
あと、印パ問題にも少し触れてて、
パキスタン好きな私の心の琴線に
触れるエピソードだったわー。
いやーとにかく圧巻だった
本場ハリウッドなんて目じゃない。
これこそ劇場で観るべき作品ね
そしてやはり見所といえば、
主人公サルマン・カーンの肉体美
オームシャンティオームでも
自慢の肉体を見せびらかしてましたけど
今回も無意味に胸をはだけるシーンが
(過去の肉体美は⇒コチラ)
あと、その顔つきもあいまって、
サルマンがシルベスター・スタローンに
めっちゃ見えてきて面白かった。
↑左:サルマン/右:スタローン。
似てない??
踊るシーンも変にニヤニヤしてもた
スタローン踊ってるしwwwみたいな
ヒロインは、「命ある限り」にも出てた
カトリーナ・カイーフ。
ヨーロッパ系のハーフなだけあって、
お顔立ちがホントに美しいわー
おまけに、ダンスがすごく上手
最後のマーシャッラーのダンスは
思わず見とれてしまったわー。
一方のサルマンさんのダンス↓
けっしてバカにしてるんじゃないよ。
この写真がおもろくて…
きっと、うまくいく (3 Idiots)
インドの歴代興行収入No.1作品
インドの超難関理系大学に入学した
男子3人が繰り広げる笑いあり涙ありの
青春感動ストーリー。
って書くと、なんかあっさりね。
でも、こんな簡単に終わる話じゃない
男3人の単なる友情物語かと思いきや、
IT大国インドならではの教育事情や
恋愛エピソードも盛り込まれていて、
みっちり3時間の大長編なんだけど、
飽きない要素がたっぷり散りばめられてて
ずーっとずっとおもしろかった
そして何より、最後の爽快感ときたら
観終わった後にこんなハッピーな
気持ちになれるなんてー
最後のオチがなんか自分のことのように
嬉しくてニヤニヤしちゃった
あと、テーマソング「Aal Izz Well」が
最高にいい聞くと元気になれるの
観ながらハラハラしたり、涙流したり、
ムカついたり、思わず笑っちゃったり。
ほんで最後に、あー良かったなぁ
って、幸せな笑顔になれる。
人生っていろんなことがあるよね。
しんどいこと、悲しいこともあるけど、
楽しいことや面白いこともあるから
毎日を生きていけるんだなぁ。
って思いました。
って、うーん、この映画のおもしろさが
私の表現力ではうまく説明できないー
ただ一言、確実に言えるのは、
「みんな観なよ!」ってこと。
これはホンマに、マジで
たくさんの人に観てもらいたい
ボリウッド4、全部観て
もうアタシお腹いっぱい
1ヶ月で4本も新作が観れるなんて
過去になかったからね。
今回のボリウッド作品は、どれも
今までにない感覚のものばっかりで
めちゃくちゃ楽しめたな
ボリウッド映画を観て、こんな
新鮮な気持ちになったのは初めて。
インド映画の既存のイメージというと、
民族衣装で踊って~、歌って~、
ストーリーが奇想天外で~、
上映時間がひたすら長い~、
みたいな感じよね。
そういう既存のイメージや表現って、
ファンはより夢中にさせられるのだけど
(私もその1人と言えるわね)、
その一方で、興味のない人にとっては
入り込めない、面白さが分からない、
と感じる部分だったりもする。
でも今回のボリウッド4は、
ひいき目なしで、多分誰が観ても
おもしろいって感じると思うし、
インドが好きとか嫌いとかそういうのは
関係なく楽しめるんじゃないかなぁ
「インド映画やから観に来ました」
ではなくって、
「観に来たら偶然インド映画でした」
というモチベーションで観ても
しっかり満足して帰れるような
最高傑作の映画ばかりでした。
特に、「きっと、うまくいく」は
マジでイイと思う。いや本当に…
これを機に、日本でのボリウッド人気が
もっともっと上がってほしいー
皆も騙されたと思って一度観てみて。
もちろん、騙しじゃないけど!
次はどんなボリウッド映画が
日本に入ってくるのかなぁ?
すでに今から楽しみだわ