07/29 真夏のクラシック 第3夜 「和み時間」さん | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

和み時間さん
 筝:奥村京子さん
 ソプラノ:西谷純代さん
 フルート:金子由香利さん

メディアシップの真夏のクラシック2015の第3夜。
和み時間さんの登場です。

私は開場時間よりちょい前くらいに到着し、無事座席を確保。
ただ、今回は人気の「和み時間」さんということもあり座席の埋まりも早いですね。
そして最終的には立ち見の方も本当にたくさんいらっしゃいました。さすがでございます。

珍しい編成のトリオではありますが、その編成を生かした個性的な音楽と、
そして、西谷さんのトークもありますが、3名ともに非常にお客様に楽しんでもらおう、というのと同時に、
ご自身も楽しんでいるのが伝わってくるような感じですね。

「和み時間」としての結成は去年の秋ということで、ちょうど1年経つか経たないかというくらいだとは思うのですが、
既にかなりの知名度と人気ですよね。元々ご活躍の3名でしたが、一つになることによって非常によい効果がでているように思えますね。

まずは聴きなじみのある唱歌などを3曲。
西谷さんの心地よいソプラノ、綺麗なフルート、そして、アクセントに筝の音色、まずは3名での魅力全開です。

こういった歌に続いてが、まさにこのユニットでなくては1つの公演でなくては聴けないであろう、
筝といえばのこの曲「六段」や、本来は尺八のところフルートが演奏に入った「春の海」。
真夏ではありますが、あっという間にお正月気分ですね。この辺は「筝」のもつパワーですね、一気に和の世界に引き込まれますね。

また、続いては「キビタキの森」ですが、こちらも筝とフルートの二重奏ではありますが、
こちらは尺八の代わりのフルートではなく、まさしくフルートの魅力満載、いろいろな奏法でさまざまな鳥の鳴き声を聴かせてくれました。

さらに趣が変わってカッチーニのアヴェマリアにトルコ行進曲というクラシック曲を2曲。
アヴェマリアでは筝がまるでギターのような音色を響かせていたのが新鮮ですし、トルコ行進曲では先日の「うたひろばコンサートシリーズ」では、
ソプラノ西谷さんと田辺さんのお二人でしたが、今回はフルートがまるで早口でしゃべるような演奏で楽しいものでした。

最後は歌謡曲「少年時代」そして「見上げてごらん夜の星を」。しっとりと綺麗な西谷さんの歌声が会場に響き渡りました。


トークも含めて非常に楽しい公演でしたしさまざまなジャンルの曲を「和み時間」でしか聴けないアレンジ、そして完成度で楽しまさせていただきました。

また、終演後に会場裏に戻るのではなくステージ脇で帰りのお客さんを見送っていたのも、なんだかいいな~、と思ってしまいました。


来週はいよいよ真夏のクラシックも第4夜ということで最終日ですね。
フルートの市橋さんが満を持して初登場。こちらも楽しみでございます。

(メディアシップ 20F そらの広場 無料)


今回はマイク使用。普段はあまりマイクを使うのは好きではないのですが、今回は(先週のチェンバロ三重奏のときもそうでしたけど)、あまり気にならない、というか、迫力あるサウンドでよかったと思います。





トークは基本的には西谷さんがご担当。筝の調整時間を稼ぎます(笑)。かつ、筝の調整が終わるとトーク途中でも演奏に移行するのもなんだかご愛嬌。



筝の奥村さん



筝とフルートの二重奏。できれば、フルートの金子さんにもっと中央に来て欲しいようにも思いましたけど、マイクの設置とかで難しかったんでしょうね。









この写真は結構お気に入りです(ちょっとボケ気味なのは仕方ないですけど)