08/17 若手音楽家の集い~新潟から世界へ~ | いぽぽぽぱんぱのブログ

いぽぽぽぱんぱのブログ

主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

2日連続でのりゅ~とぴあダブルの日(笑)の締めくくりです。

ピアノ:小林浩子さん
ソプラノ:高橋千夏さん
バリトン:山下友輔さん

による公演です。

前の少年少女合唱団の公演後、
時間が空いたので、ちょいと珈琲でも飲みに行って、
開場時刻頃に到着。

前から2列目に陣取りました。

公演は、

前半が小林さんのピアノソロ2曲と、
ソプラノ高橋さん、バリトンの山下さんの挨拶がわりに1曲ずつ、

後半がオペラの名曲から数曲という内容。

3名でかわるがわる曲紹介などのトークなども交えつつ、
明るく進められたのですが、

なんというか、3名のキャラクタが良くわかるような感じがしました。

まあ、高橋さん、山下さんは初めてお見かけするかたですし、
これだけで「キャラクタがわかる」なんていうのもおこがましいですが、

高橋さんはいつもニコニコ、とっても朗らかなで、
観ているこちらも幸せになるよう感じがしますし、

山下さんはユーモアあり、あっけらかんとしつつ、
かっこよい、モテ男という感じですね。(おじさんの私がいうのも変ですが)

そのお二人をマジメで落ち着いた小林さんがリードする、
という感じでしょうか。

演奏も若い魅力にあふれていますね。
高橋さんは見た目どおり、ソプラノでもなんだかとっても、
優しい感じの歌声というイメージで、

山下さんは、
最初の演奏の前に軽めのトークがあり、ここでは
ユーモアも交えたトークだったのですが、
歌声はトークに反してなんとも本当に本格的。

最初の一声を聴いたときにちょいと油断してしまったいたこともあり、
「おおっ!!」と思ってしまいましたね(笑)。


小林さんのピアノはもうなんどか聴かせて頂いていますが、
派手さはないかもしれませんが安定した演奏で、安心して聞かせてもらう感じですね。

また、後半のオペラ名曲シリーズも、
高橋さん、山下さんの演技力もありますが、
非常に楽しいものでしたし、
声量も豊かで小林さんのピアノもフルオープン
でした。

本当に本格的なオペラを観にいきたいと思いましたね。

アンコールでは「乾杯」の曲を演奏されたのですが、
日本酒の瓶とおちょこグラスを小道具としてでてきて、

オペラで日本酒ですか!!
とちょいとびっくりだったのですが、
歌詞も日本語で歌われて、
和洋折衷というか、これまたなんとも面白かったですね。

ただ、全体的に、前半、後半ともに30分強くらいの演奏だったと、
思うのですが、本当にもうちょっと曲数があったらいいな~、
と思いましたね。

でもまあ、素敵な演奏を腹八分目くらい、というのが
ちょうど良いくらいですかね。

若い3名の魅力あふれる公演だったと思います。

小林さんが毎年こうやって公演を企画、実現される、
というのも素晴らしいことで、また今後も期待していますし、

高橋さん、山下さんは元々は新潟には縁の薄いということではありますが、
ぜひまた新潟に来ていただきたいですね。

(りゅ~とぴあ スタジオA 前売り 1000円)