「エンディング」に関わる資格が有効な理由 2 | 『稼げる資格』編集長の<資格とキャリアについての覚書き>

『稼げる資格』編集長の<資格とキャリアについての覚書き>

資格やキャリアに関する本を作っています。日々、誤解があるなあ、とか、もったいないなあ、と残念に思うことがあります。
ただ自分の中にしまっているのももったいないので、覚書としてここに書いておくことにしました。

エンディングに関わる分野で、資格が有効な理由。

資格というのは、コミュニケーションを効果的にするためのツールです。
初めて出会った人同士、通常であれば
この人はどういう人かを探り合ったり疑心暗鬼になってしまうのに比べ、
資格があれば「この人はこの分野の専門家だ」と話をそこからスタートすることができる。

これが日常ずっと一緒にコミュニケーションを取り合っている、
例えば同じ会社の同じ部署の人同士であれば、資格の有無なんて関係ない。
(そう、資格なんて不要という人は、こうした元の土台があるケースと無いケースをごっちゃにしていることが多いです)

何かの商品やサービスを購入する場合も、「いつもの店」「いつもの人」からであれば、
これまでの関わりあいで「信用できるかどうか」なんてわかってる。
でも初めての相手、そして初めての商品の場合は、そんなことはできません。

そう、「エンディング」は、まさにそうしたケースです。

自分の「死」は一度きりの経験。
そして、自分の親を送る場合も、配偶者の両親を合わせても最大4回。
だとしても一回一回、状況は全然異なります。

住んでるところが違ったら、その都度初めての方に相談しなければならないことも多い。

相続診断士の方が名刺に資格を刷り込んだとたん相談や紹介が増えたり、
葬儀会社の方が「葬祭ディレクター」の資格で信頼性が高まったりというのは、まさにこの理由。

それに、自分のエンディングのための準備ならまだ時間的な余裕があっても、
見送る側の場合はそんな余裕がないことも多いのですから。
稼げる資格 2013年下半期版 (リクルートムック)/リクルートホールディングス
¥500
Amazon.co.jp
通信講座大事典2013年下半期号(リクルートムック)【ムック】/リクルートホールディングス
¥210
Amazon.co.jp
社会人&学生のための大学・大学院選び 2014年度版(リクルートムック)/リクルートホールディングス
¥580
Amazon.co.jp