私らしく生きるには～後編

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今回は前回からの続きです。

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あなたが心から安心したり、リラックスできるのはどんな環境なのでしょう。

例えば、とても優しい性質の人にとって、競争の激しい環境は過ごし辛いものです。
向上心溢れる人にとって、のんびりとして変化の少ない環境は退屈で少し苛立たしいかもしれません。
争いが苦手な人は、主張の強いタイプの人とはリラックスできないかもしれないし、自立心の強い人は連帯感を求め合うグループにはなじめないかもしれません。

自分の性質が分かれば、本当に気分良く過ごせる環境を選ぶことができます。

そして、私たちは大なり小なりいつも何かを選びながら生活していますが、人生には重要な何かを決断しなくてはならない時があります。
どんなに不安で混乱してしまっても、自分で答えを決めなくてはなりません。
なぜなら、この人生はあなたのものだからです。

スピリチュアルな人は、そんな時こそ自分のインスピレーションや直観に委ねようとします。

論理的思考の枠の外からやって来るインスピレーションや直観は、大抵あなたにとっての正解や真実だからです。

「理由はよく分からないけれどこうに違いない。これが正しい気がする。」という予感があるなら、それを優先しましょう。
その積み重ねもまた、「あなたらしさ」になります。

インスピレーションや直観を得るには頭を空っぽにして、分析したり計算することを一旦やめること。
それは読んでいた本を閉じて、遠くの景色をただ何も考えず眺めることに少し似ています。
それから、必要以上に干渉してくる人たちの声や不要な情報も遠ざけること。
心のピントやチャンネルを自分自身に合わせます。

そして、得られた直感や内なる声を信頼して、行動に移す勇気を持つことが大切です。

「きっとこんな風になるだろう」という予感や、「きっと上手くいく」という確信めいたものがあるなら、例えそれを裏付ける理論的な道筋が無くても、自分を信じてみることが大切です。

それは考えて答えを出すのとは違います。
直感（ひらめき）や直観（瞬間的な洞察）として得られるのは、自分や他人の思考に影響されていない中立でシンプルな答えです。
あなたを最善の道に運ぶのはあなた自身の答えであり、それに従うのは勇気のある人です。

進むべき道・選ぶべき物が浮かび上がってきたら、それを選びましょう。

そしてもしそれがあなたにふさわしいなら、きっとこんな風に感じられるでしょう。

物事が快適にスムーズに運ぶことが多い
「ご縁」やタイミングの良さを感じる
イキイキとして楽しく、退屈さを感じない
安心感や充足感を感じられる
努力も楽しめる

新しい道に進む時、古い何かが自分の元を離れていくかもしれません。
あなたが新しく変わることで、今まで近しかった人達と疎遠になってしまうかもしれないし、慣れ親しんだ活動から遠ざかってしまうかもしれません。

でもご縁があればまたいつか巡り会うし、別れや終わりはあなたの人生に新しい始まりと登場人物を必ずもたらします。
だから、一時的な寂しさや不安に負けないで前を向きましょう。

時間はただ前に進みます。

私たちが人生に満足し幸せや喜びを感じられるのは、自分の気持ちに正直に生きてその結果を体験した時なのかもしれません。

霊的な人たちにとって「自分らしく生きる」とは、自分自身につながりもたらされる答えに従って生きるということです。

そのために自分の時間を大切にしたり、心を静かにして瞑想やそれに近い方法を実践する人もいます。（私は現代的な、瞑想に近い方法を続けています。）

そして、自分らしく生きることに「人と比べてどうなのか」とか「他の人はどうしているのか」という観点はありません。

自分の内なる声を聴いて人生の選択をしている人は、心の中に満足感を見出しています。
「私はこれで良いんだ」という確信に基づく穏やかさは、もしかしたら充足感なのかもしれません。
だから自分につながって暮らしている人は、他の人達の暮らしぶりを羨んだり批判することもありません。
むしろ自分と同じように、その人達らしい暮らしぶりを尊重します。

そのあり方は人生から「生きづらさ」を遠ざけ、健康的な心身の状態と心地良い人間関係をもたらします。

スピリチュアルな人たちにとって、幸せとは愛に基づいて自分で創るものであり、多様性に富んでいるものです。

だからこそ、人にはそれぞれの道があるのかもしれません。

あなたも、よりあなたらしい道を歩き、あなたらしい幸せを体験できますように。

愛と感謝をこめて。

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