長月二十八日。
青空。
いよいよ炬燵の出番がやって参りました。
今朝から、スイッチオン。
でも今秋は、
金木犀の香りが未だ無い。
明日の夜からまた旅に出るのに、
帰宅する頃には、終わっているのだろうか。
そんな涼しさの到来を告げるかのように、
我が家のアイドル「まっつん」が居なくなった。
果して「まっつん」とは、
それは一匹の蛙。
梅雨入りの頃から、
我が家の物干し竿に住む様になり早三か月半。
特別うるさく鳴くことも無く、
静かに、
大人しく、
ただ佇んでいた、
「まっつん」。
毎朝、山の神さんが出掛ける時に、
何時もの定位置に佇んで居る姿を見る事で、
一日の始まりを感じさせてくれた、
「まっつん」。
ある朝は、こちら向き。
そしてある朝は、そちら向き。
「まっつん」、
何処に行ってしまったのだろうか。
小さなうんこ、一つ残して。
「まっつん」。