近鉄吉野線のさくらライナー◇GW前の奈良大和路 | SCENERYブログ

SCENERYブログ

主に風景の写真撮影の日記や、時には写真と全然関係ないオッペケペーな文章を書き記しています。そして猫をはじめ動物のお尻写真が多いので、ある意味、閲覧注意です。

コチラ、新緑の吉野山と
吉水神社の庭の続きです。


今回は最後に、今旅で乗った
近鉄特急の写真を紹介します。

あと、近鉄吉野線が本線と
直通じゃないワケについても少し。


吉野線近鉄特急

2両編成×2、計4両で走る、
近鉄では最古の特急列車。

後ろ2両は最新鋭の車輛です。


吉野線近鉄特急

スズメバチのような顔してますが、
確か2011年頃に導入されたはず。

何にしても、2両編成のみですが。


吉野線近鉄特急

窓ガラスが青緑っぽいのは、
ポリカーボネイトというガラスより
頑丈な素材であることと、
紫外線をカットするためのもの。

車窓を眺める上では、
何の支障もありませんけどね。


橿原神宮前駅のさくらライナー

吉野方面から来たさくらライナー


橿原神宮前駅のさくらライナー

列車が近づけばこのように撮れ、
4両1編成丸ごと収まります。

吉野線(橿原~吉野間)は、
ホームの長さの関係上、
4両を超える編成はありません。


橿原神宮前駅のさくらライナー

ホームに停車中のさくらライナー。

ここからも4両1編成撮れますが、
朝早いと、ホームの屋根の影が
車輛と被ってしまいますが。


この列車を撮影後、
橿原神宮へ向かいました。

橿原神宮の写真はコチラの過去記事へ



吉野線近鉄特急

神宮から戻ってきた後ですが、
吉野行特急を待ってました。

一般の特急に乗車しましたが、
さくらライナーの普通席が
満席だったのでやむを得ず。


吉野線近鉄特急

吉野駅に到着、乗車した特急は、
再び阿部野橋(天王寺)へ向かいます。

実はこの後、吉野山ではなく、
隣の吉野神宮駅へ行き、
同名所へ行きました。


これは、列車を降りて、
急に思い立ったからです。


吉野神宮の写真はコチラの過去記事へ


吉野特急が2両編成だけなのは、
日中はそこまで利用客がいないから。

通勤時間は連結しますが、
殆どは2両だけで走り、
車輛も1編成2両のが多いのです。


橿原から乗った特急なんかは、
どこかのド田舎を走るような
古い顔つきをし、先頭車の電灯も
それらしさを感じます。

ただ、車内はやや近代的で、
イメージカラーがグレー系、
座席も壁も更新されたものです。


それに、そういう古い車両を
好む人もそれなりに多いです。

もっとも、古い車両は当然、
引退するのは時間の問題ですが。
(未練はありません)


吉野神宮駅のさくらライナー

吉野神宮へ訪問後、同名の駅で待つ間、
上下線のさくらライナーを見かけ、
存分に撮影を楽しみました。

吉野行のさくらライナー。

時刻は10時55分。
(2012年度ダイヤ)


吉野神宮駅のさくらライナー

吉野行急行を待つ間、
大阪阿部野橋行のさくらライナーが
ホームにやってきました。

同駅は特急停車駅ながらも
人が少ないので撮影し易いです。


吉野神宮駅のさくらライナー

一応この列車について話すと、
2011年頃から2編成とも
リニューアル更新を受けました。

バリヤフリー化に伴い、
車椅子使用者向けの座席と、
それに伴い、プラグイン式の
出入り口の扉に変更されました。


吉野神宮駅のさくらライナー

4号車(吉野側)には、
喫煙ルームが設置されて、
全車禁煙席というクリーンに。

(ま 禁煙のホームなのに
 歩き煙草をする男は消えないけど)


吉野神宮駅のさくらライナー

発車するさくらライナー。

駅で撮影する時は、駅名が分かるよう
看板ごと一緒に撮るのが良いですね。


列車のリニューアルで思うのは、
外見と車内には満足ですが、
どうせなら行先表示板とライトを
LEDにすればと思いますね。笑

特にライトに至っては、LEDなら
電気代とか大幅にカットでき、
何より斬新さを感じますしね。


吉野駅のさくらライナー

吉野山から戻ってきた直後。

吉野駅へ来るさくらライナー。


吉野駅のさくらライナー

待機中のさくらライナー



ところで、何故、
近鉄吉野線と本線とが直通じゃなく、
それぞれの路線で運転を
行ってるのでしょうか。


名古屋・京都・難波方面から、
初めて吉野線へ訪問した方にとって、
こう思いませんでしたか?

わざわざ橿原神宮前駅で乗り換えを
しなくちゃいけないがために、
面倒と感じたでしょう。


元より、何故線路が直通でないかが
気になった方もいると思います。

これは大昔にさかのぼるのですが、
近鉄線は基本的には標準軌の線路で、
ただ、阿部野橋~吉野間のみ狭軌、
つまり線路の幅が違うんです。


というのも、近畿日本鉄道は、
元々は地域の鉄道会社が合併して
今の日本一の私鉄となりました。

その小さな鉄道会社によっては、
標準軌ではなく狭軌もあって、
伊勢湾台風や災害で線路が破損。


その復興の際に、いっそ全て、
標準軌にしてしまおうと
昔の人は考えたのでしょう。

でも、吉野線は狭軌のまま、
特に変更されることなく、
結果、今の状態となりましたとさ。


私も昔は、なんで京都や難波から
吉野への直通がないのか気になって、
ちょっと調べたら述べた通り。

そもそも子供の頃、駅に貼られて
あった近鉄特急のポスターを見て、
さくらライナーの写真が
載ってあった時も、


「え?何この列車?JR?」


と勘違いしたほどですから。

(名古屋にいると吉野のこととかよく分っかんなかった。(・3・))


まあ、WIKIの方で調べれば
ホントすぐに分かりますから、
別に私がどうこう語る必要は
どこにもないんですけどね。

ただ、10年以上(中学から)も
近鉄で旅してたら、今じゃある程度
詳しくなっただけのことです。


同列車が阿部野橋~吉野間だけ
走るのも、吉野への観光輸送、
と言えば分かりやすいです。

さすがに何編成もあって、
本線でも走ってたら、
何をコンセプトに誕生したのか
分からなくなりますし。汗


大阪阿部野橋のさくらライナー
大阪阿部野橋駅にて


以上、1週間ほどに渡って、
2012年度のGWに訪問した
奈良大和路・吉野の写真を
掲載してきました。

以下の過去記事も合わせてご覧ください。



橿原神宮で撮影したいモノ


新緑の吉野神宮の見所


新緑の吉野山と金峯山寺蔵王堂


新緑の吉野山と吉水神社の庭



大阪阿部野橋のさくらライナー

大阪阿部野橋駅にて



※撮影時期:2012年4月




このブログへ初めて来られた方へ