上海健太の務め -5ページ目

シェルター


シェルター [DVD]/ジュリアン・ムーア,ジョナサン・リス・マイヤーズ,ジェフリー・デマン

¥3,990
Amazon.co.jp
俺の評価:☆☆☆★★★★★★★(3/10)

【あらすじ】
カーラは、解離性同一性障害疾患を認めていない精神分析医。ある日、デヴィッドと名乗る男の診察を始めると、別人格が現われた。
このケースも単に彼が周囲を混乱させる愉快犯だと考えたカーラは、彼の身辺を探るうちに、デヴィッドとは25年前に亡くなった故人であることが判明する。
その間にもデヴィッドの人格は次々と入れ替わり、カーラの疑念は深まっていく。
そしてカーラが導かれるようにしてたどり着いた先は、時代に葬られたいた血塗られた歴史だった…。
彼は、ただの虚言者なのか。それとも現代に甦った滅びの使者なのか。
この男に潜む闇は、科学では説明の付かない闇。決して触れてはいけないものだった-。

『めぐりあう時間たち』のジュリアン・ムーア主演、ひとりの多重人格者に立ち向かう精神科医の姿を描いたサスペンススリラー。


これまた、前半と後半が別の監督/脚本家がやった感じがする映画。二連発で厳しい選択をしてしまったようだ。
前半はあらすじのとおり、精神分析医と多重人格者の話。しかし何時までたっても、多重人格者の深い精神構造の闇には触れず、どんどんいろんな人格が出てくる。覚えられないほどたくさん出てくる、唯名前が違うだけで動きは大差はない。RPGゲームで言う色違いの敵キャラのような感じ。その多重人格者に関わるまでは超多忙な精神分析医だったはずなんだが、多重人格者と対面後他の仕事は全部キャンセルしたようだ。それくらい、主に二人でストーリーは進むが、素人の私が精神分析医っぽいなあと思う動きは最初の面談くらいで、あとはもうホラー系というか、貞子系な話。全体の雰囲気とか日本のホラー映画をよく研究しているなあというリズム感だが、日本人にとっては焼き増しでしかないわけで、やはりハリウッド映画らしいサスペンスを期待してしまう。

運命のボタン

運命のボタン [DVD]/キャメロン・ディアス,フランク・ランジェラ,サム・オズ・ストーン

¥3,990
Amazon.co.jp
あなたなら押しますか?
ボタンを押せば1億円。
ただし見知らぬ誰かが死にますーー


俺の評価:☆☆☆★★★★★★★(3/10)

【ストーリー】
ある日の明け方、ノーマとアーサー夫妻のもとに見覚えのない箱が届いた。箱の中には赤いボタン付きの装置が入っていた。その日の夕方、スチュワートと名乗る謎の人物がノーマを訪ね、驚くべき提案をする。「このボタンを押せば、あなたは1億円を受け取る。ただし見知らぬ誰かが死ぬ…」。ノーマとアーサーは道徳的ジレンマに陥るものの、生活が苦しいこともあり、結局ボタンを押してしまう。が、それは想像を遥かに超えた事態の始まりだった。果たして2人の運命は!?

【キャスト】
キャメロン・ディアス/他

このあらすじを読んでまさかこれがSFだと思わないだろう。映画前半は、この粗筋のとおりサスペンスでドキドキするのだが、だんだんSF的展開を見せ始め後半はもう意味不明。鼻血が出てきたら火星人のパワーを受けた人間の証とか、人類が正しき方に進むための試練だったとか謎すぎる。FBI,CIA,NASA等いろんな凄そうなところがこの大問題に絡んでいると言う説明はあるが、そんなもん、口で言うだけならタダだし。実際動いているところの欠片も見えない。
 前半作った監督が降りて、後半引き継ぎがあって無理やりくっつけて映画会社が配給した、としか思えないようなやっつけ仕事的な映画。

エグザム

エグザム [DVD]/ルーク・マブリー,ジミ・ミストリー,チュク・イウジ

¥3,990
Amazon.co.jp

俺の評価:☆☆☆☆☆★★★★★(5/10)
これもまた、ローコスト系の映画。キューブよりも更にローコストな感じがする。ローコストが見えすぎるところがなあ。ローコストで映画を作る場合、舞台のようになりやすいから役者の演技力とシナリオが最も重要だと思うけど、これはシナリオがちょっと物足りなかった。
登場人物が知能の高い人たちばかりという設定なのに、知的な人間がする行動とは思えない事が多くありそれもまた×。ダメな意味で「えっ、そんなオチ?」って思ってしまった。

良いところは、ちゃんと結末があるところだ。ホント、一応きちんとした結末はある。ただ、もう一捻りほしかった。学生が作った優秀作品なのかなあ・・・うーむ。