過去を振り返ってみた時に、
巡り合わせの有り難みに気がつく。
そうして思う。
今現在がどうであれ、
結局自分の「本当の仲間」は
そこにしかいないのだと。
あの青い季節に、
共に苦しみ、涙し、笑い合い、傷つけ合い、
馬鹿馬鹿しいとも思える情熱をぶつけ合って。
やがて
互いを感じられず、信じられず、
途方に暮れ、離ればなれになり。
別離の時、
半ば自棄になったように、
各々が枝のように分かれた
それぞれの道を選んだ。
夢破れた者もあった。
今尚、闘い続けている者も居る。
彼らに恥じぬように、と、
切に思う。
そうしていつか。
きっと私は帰るのだろう。
「本当の仲間」の居る場所に。
私が本当に傷口をさらせる場所は、
その傷の痛みを真に理解し癒してくれる場所は、
そこしかないのだから。
いつか訪れるその時に、
互いに胸を張って出逢えるように。
今立っているこの場所から
一歩一歩踏み進めよう。