「実装者はん。せんだって登場してた、PloomTECH+ありましたやろ。テキもPOD式VAPEとちゃいますのか? ビジネスモデルからすると。なあんや。ちゅうことはですナ。glo sensは、完全にPloomTECH+の真似こちゃんちゃこりんやないですか」

なるほどね。

そうきたんでんナ。

ではお答えいたしまひょ。

「PloomTECH+は、断じてPOD式VAPEではない。従って、glo sensは、PloomTECH+の真似こちゃんちゃこりんではありえない」

です。

さらに衝撃の事実をば、ここで明らかにしてよろし?

「PloomTECH+は、実はVAPEですらない」

どうでやす? ビッツラしはりましたでしょ。

「え? ちょっと待って。ほたら何なん?」

PloomTECH+は、『煙草ヴェイパー』なのや。

「た、煙草ヴェイパーてなに?」

しらんけど。

 

JTはんが、そないゆうてはるねんもん。初代のおりから。

まあつまり、こういうことでしょうナ。

初代のおりからそうですけど、PloomTECHの場合、味がついてるのは、煙草カプセルのほうなんですの。

PloomTECHのカートリッジに充填されているリキッドには、味がついてないんですワ。

PloomTECH+になって、メンソール系のカートリッジには、ほのかにメンソールが混ざってたりしますが、リンゴ味たらブルーベリー味たらマスカット味たらは、煙草カプセルについてますのや。

従いましてPloomTECHシリーズちゅうのは、煙草カプセルとリキッドカートリッジが揃わんと成立せんのです。

ところがglo sensの場合、リキッドのほうに味がついて、煙草カプセルの中には煙草の粉しか入ってないので、煙草カプセルを取っ払っても、十分ニコチンレスVAPEとして成立しますねん。

その証拠に、煙草の粉が入ってないダミーカプセルが、本体キットについてくるんですワ。

せやさかい、コンセプトが全然ちゃうんですナ、両者は。

glo sensの仮想敵は、PloomTECH+ではないんです。

なあんし、打倒するほどのシェア獲ってないさかい、PloomTECH+は。

glo sensが市場から駆逐したいのは、あまたあるPOD式VAPEやったんです。

そういった着眼点からglo sensを見てみると、ほん興味深いんでっせ。

 

先日登場した、『glo sens』もそのカテゴリーに属すると思われるのですが、みなさんご存じですか。

「存じゃーげませんワ。どうか教えてくれませんか。実装者はん」

実は、ワタイも明確な定義は、よう存じゃーげてないんどっせ。

「なぁんやねん」

別にあんた、格式ある字引に載っとう言葉やないし、ユーザーのみなさんは無論のこと、POD式VAPEでっせちゅうて製品を販売しとうメーカーはんかて、漠然とうすぼんやり「多分これはPOD式VAPEやデ。きっとそうに違いないワ」と思うてはりまっせ。

まあ、ぽわんとした概念にすぎません。


ちゅうことで、POD式VAPEとはなんぞや。その定義をワタイなりに列挙してみたいと思います。

1.VAPEである。
2.POD式である。


以上。

「なめとんのかオンドリャあ!」

だってホンマのことやモン。

VAPEちゅうのは、大きく四つのパーツに分かれております。

1.バッテリー
2.コイルと、リキッドをしゅみこませる脱脂綿(アトマイザー)
3.リキッドタンク
4.吸い口(マウスピース)


アトマイザーとリキッドタンクを分けたのは、現実に、リキッドタンクのないVAPEが存在するからですナ。コアなVAPEファンが使うものの中には、コイルに巻き込まれた脱脂綿に直接リキッドをしゅみこませて、バチバチチューチューするやつがあんねん。


けどまあ、リキッドタンクと一体になったものを一般的にはアトマイザーと呼んでます。
 

初期のVAPE(電子タバコ)は、リキッドをしゅみこませた、でっかい脱脂綿だけで、それが全部蒸発すれば終わりやったんやね。初代PloomTECHもそうです。

マウスピースもね、確かにVAPEセット一式購入したら、お仕着せのやつが付属してきます。ないと吸われへんさかいね。しかしながら、これも概ね規格が決まっておりまして、それさえ合えば手持ちのお気に入りを使えるんやデ。

ワタイの見解では、ええっと、2と3と4、つまりアトマイザー部と吸い口が一体化したもの(これを『POD』と呼ぶ)を、バッテリーを内蔵する本体にガチャコンとはめ込んでチューチューするやつをば、POD式VAPEと呼ぶんじゃないかと、こない思う次第なんです。

さらに、POD式VAPEは、デザインがおしゃれですナ。

平べっちゃいのや、丸っこいのや、ずんぐりむっくりしたのや、おもいおもいのカッコしてて、基本どれもちっちゃくて嵩張らんです。

なんと、腕時計のカッコしとうやつもおまっせ。カッコしてるだけやのうて、実際腕時計として使えます。ただし防水ではなかろうがナ。

さらに、POD式VAPEの最重要要素に、『充填されているリキッドがなくなったら、ほかしてPODごと新しいのと交換する』ちゅうのがあります。

例えば我が国で、ドン・キホーテのごとき量販店、はたまたコンビニエンスストアーなどで扱っているPOD式VAPEと呼ばれる製品は、いろんな味のリキッドがあらかじめPODに充填されており、原則として使い捨てになってます。

専門のVAPEショップや通販では、PODに好きなリキッドを充填できる(ちゅうか、最初は空っぽなので必ず充填せにゃならん)やつを入手できますが、メーカーとしては、

「そんなん、いっぺん充填したリキッドがなくなったら、再充填みたいなビンボくさいことしやんと、とっととほかしなはれ」

ちゅうスタンスなんですナ。

実はこのPODちゅうのが、アトマイザーとしてあんまし堅牢やないんです。

軽さ小ささを重視するがゆえ、当然ガラスやのうてプラッチック製でやっさかい、メンソールや酸性リキッドに弱く、繰り返しの使用に耐えらへんのですワそもそも。

 

ゴムパッキンが、長期使用するとビロビロになって、リキッド漏れしやすなるしナ。

ちゅうことで、今回のこの『glo sens』、構造や見た目、カートリッジごと販売しとうビジネスモデル、どっからみても、POD式VAPEに相違ないんですが、さてその実力は? 

 

ちゅうところで、本日はワタイのパワーが尽きてしもたのや。
 

実は、PloomTECH+の最終記事で、こっそり前フリしてましたのやデ。

この一文です。

glo sensみたく、もそっとモダァンかつ、かっちょように、できひんかったんかぁい。

実は、glo sensも贖うてまいりましたんでっせ。



かいらしカッコしとうやろ。

 

なあんし、ついせんだってまで、本体価格が三千九百八十円たら、二千九百八十円たらいうてはったのに、いきなり九百八十円になりよったんです。

ウレシこっちゃないかぁい。

こら買うしかなかろ。

ええっと、そもそもglo sensちゅうのはなんぞやちぃますと、KENTKOOL、はたまたヴェポライザーのgloでおなじみの、ブリティッシュ・アメリカン・タバコが、満を持して(持したかどうかしらんけど)、我が国に投入せし、POD式VAPEなんです。

もちろん、煙草製造販売を許可された業者でやっさかい、PloomTECHと同様、煙草の粉が詰まったカプセルがついてます。

ちょっと分解してみまひょか。



ええっと、右から本体(バッテリー部分でんナ)。真ん中がリキッドタンクとコイルが一体化した俗にゆうアトマイザー部分。いっちゃん左が、吸い口付き煙草カプセルです。

なんとフレーバーがすでに十種類発売されとうようですが、一個五百円もしますので、ワタイらみたいな貧民は、全部買えまへん。

とにかく、ふたあつだけ家に連れてまいりました。


ええっとね、、右がドルチェティラミス、左がメローブレンドです。

なんか名前がおされすぎて、どんな味やら、分かったようで分からんようで、結論的には、さぱ分からんやろ。

こなして、コンビニなどで買うてきましたらね、アトマイザー一個と煙草カプセルが三個入ってます。

ほたらまあ、次回からボチボチ吸うてまいりまひょか。

 

五月末日まで休校とする方針を打ち出しまくってきましたデ。

ただし、五月十八日から二十二日までのどこかで、いっぺん学校に顔出ししなはれっちゅうことです。

さらにただし、事態の推移如何では変更もありうるようです。

一体いつから娘が家でじっとしてけつかるのか、忘れてしまうほど長期の休校ですナ。

確か三月ドタマからやったような記憶がございますので、なんと三ヶ月間でっか。

どひやぁ。

長い人生におきましては、三ヶ月くらい屁でもない期間ですけど、中学生活三年間のうちの三ヶ月ちゅうたら、かなりでかいでっせ。

学業達成の面でも、人間形成の面でもナ。

こないな、アホ丸干しのオヤジとずっといたかて、上記二面の向上なぞ、こっから先も見込めまへんし。

願わくば、六月から授業再開と、いっちょ洒落込んでいただきたいモンです。

はい。
 

VAPE野郎たちに、よってたかって慰みものにされたかちゅうと、一般喫煙者に受け入れられなかった「こんなん煙草とちゃう」というのが原因ではないです。

そないなこと、VAPE野郎たちは百も承知でやっさかいね。

JTはんは、なんとかして、

PloomTECH ≒ 煙草

として売りたかったんでっしゃろけど、一般喫煙者がなんぼ純真無垢であったとしても、さすがに騙されへんワ。

当然VAPE野郎たちには

PloomTECH ≠ 煙草

であることぐらい、バレバレです。吸う前からバレてます。

慰みものにされた原因は、

 

「VAPEとして、悲しくなるほどロースペックであった」

 

ちゅとこにあるんです。

初代PloomTECHから出るミストおよび味が非常に頼んないシロモノであったため、VAPE野郎たちは、その改善に乗り出したワケや。

希望のVAPE地平を求めてナ。

『煙草カプセル』ちゅうのが、かなりオモロイファクターやったさかいね。

では、二代目PloomTECH+はどうなんでっしゃろか。

残念ながら「こんなん煙草とちゃう」ちゅう、根源的な問題は解決でけてません。

 

そら当たり前や。今の技術では絶対無理。

ただ、VAPE野郎から慰みものにされる要素は、ほぼなくなってます。これはワタイの主観ですけどね。

「こんなん、まだまだアカン」

ちゅう考えのしとも、いらっしゃるでしょう。

けど、湯気もそれなりに出るし、なによりキックがすごいデ、キックが。

キックちゅうのは、煙草をして煙草さしめている、けぶりを吸い込んだおりに、のどちんぽがケィーンと蹴られるあれです。

少なくとも、純正本体を使用せずに、わざわざアタッチメントつけて本格VAPEで吸う必要性は感じられません。

「もう、これでええんちゃうん」
 

と思わされる出来栄えです。

ワタイの一番のお薦めフレーバーは、やっぱ『ゴールドロースト』ですナ。

 

これはホンマ、美味しいです。

 

燃焼系煙草、ヴェポライザー系非燃焼煙草、そしてVAPEリキッド。オールジャンルひっくるめて、吸引嗜好品としてベストスリーに入るであろう味です。

 

それから、『マスカット・グリーン・ミント』もお薦めやで。

 

メンソール系が好きなかたは、よろしゅうお召し上がり。



 

かなりええ味出てまっせ。

ただね。これだけは申し上げたい。

「本体が、めちゃめちゃかっちょ悪いやんかいさ」

マジで、五年前に流行ったデザインやデこれ。

glo sensみたく、もそっとモダァンかつ、かっちょように、できひんかったんかぁい。