先日登場した、『glo sens』もそのカテゴリーに属すると思われるのですが、みなさんご存じですか。
「存じゃーげませんワ。どうか教えてくれませんか。実装者はん」
実は、ワタイも明確な定義は、よう存じゃーげてないんどっせ。
「なぁんやねん」
別にあんた、格式ある字引に載っとう言葉やないし、ユーザーのみなさんは無論のこと、POD式VAPEでっせちゅうて製品を販売しとうメーカーはんかて、漠然とうすぼんやり「多分これはPOD式VAPEやデ。きっとそうに違いないワ」と思うてはりまっせ。
まあ、ぽわんとした概念にすぎません。
ちゅうことで、POD式VAPEとはなんぞや。その定義をワタイなりに列挙してみたいと思います。
1.VAPEである。
2.POD式である。
以上。
「なめとんのかオンドリャあ!」
だってホンマのことやモン。
VAPEちゅうのは、大きく四つのパーツに分かれております。
1.バッテリー
2.コイルと、リキッドをしゅみこませる脱脂綿(アトマイザー)
3.リキッドタンク
4.吸い口(マウスピース)
アトマイザーとリキッドタンクを分けたのは、現実に、リキッドタンクのないVAPEが存在するからですナ。コアなVAPEファンが使うものの中には、コイルに巻き込まれた脱脂綿に直接リキッドをしゅみこませて、バチバチチューチューするやつがあんねん。
けどまあ、リキッドタンクと一体になったものを一般的にはアトマイザーと呼んでます。
初期のVAPE(電子タバコ)は、リキッドをしゅみこませた、でっかい脱脂綿だけで、それが全部蒸発すれば終わりやったんやね。初代PloomTECHもそうです。
マウスピースもね、確かにVAPEセット一式購入したら、お仕着せのやつが付属してきます。ないと吸われへんさかいね。しかしながら、これも概ね規格が決まっておりまして、それさえ合えば手持ちのお気に入りを使えるんやデ。
ワタイの見解では、ええっと、2と3と4、つまりアトマイザー部と吸い口が一体化したもの(これを『POD』と呼ぶ)を、バッテリーを内蔵する本体にガチャコンとはめ込んでチューチューするやつをば、POD式VAPEと呼ぶんじゃないかと、こない思う次第なんです。
さらに、POD式VAPEは、デザインがおしゃれですナ。
平べっちゃいのや、丸っこいのや、ずんぐりむっくりしたのや、おもいおもいのカッコしてて、基本どれもちっちゃくて嵩張らんです。
なんと、腕時計のカッコしとうやつもおまっせ。カッコしてるだけやのうて、実際腕時計として使えます。ただし防水ではなかろうがナ。
さらに、POD式VAPEの最重要要素に、『充填されているリキッドがなくなったら、ほかしてPODごと新しいのと交換する』ちゅうのがあります。
例えば我が国で、ドン・キホーテのごとき量販店、はたまたコンビニエンスストアーなどで扱っているPOD式VAPEと呼ばれる製品は、いろんな味のリキッドがあらかじめPODに充填されており、原則として使い捨てになってます。
専門のVAPEショップや通販では、PODに好きなリキッドを充填できる(ちゅうか、最初は空っぽなので必ず充填せにゃならん)やつを入手できますが、メーカーとしては、
「そんなん、いっぺん充填したリキッドがなくなったら、再充填みたいなビンボくさいことしやんと、とっととほかしなはれ」
ちゅうスタンスなんですナ。
実はこのPODちゅうのが、アトマイザーとしてあんまし堅牢やないんです。
軽さ小ささを重視するがゆえ、当然ガラスやのうてプラッチック製でやっさかい、メンソールや酸性リキッドに弱く、繰り返しの使用に耐えらへんのですワそもそも。
ゴムパッキンが、長期使用するとビロビロになって、リキッド漏れしやすなるしナ。
ちゅうことで、今回のこの『glo sens』、構造や見た目、カートリッジごと販売しとうビジネスモデル、どっからみても、POD式VAPEに相違ないんですが、さてその実力は?
ちゅうところで、本日はワタイのパワーが尽きてしもたのや。