「ライフシフト　100年時代の人生戦略」リンダ・グラットン

まさに我々のコンセプトと同じじゃないか！！
書店で「LIFE SHIFT」という本を手に取り、興奮してしまいました。

著者のリンダ・グラットンさんの新刊ですが、「ワーク・シフト」というベストセラーを読んでいたので、おっ、さらに進んだんだと、わくわく。

私は今、新規事業として、大工や職人育成の学校「匠アカデミー」、受け皿となる工務店、地方創生や空き家対策などにかかわる社会活動を合わせた「匠プロジェクト」に取り組んでいます。

50代からの人生第二幕！
生涯現役。
夢と希望を持って、健康に元気に働ける道筋を提案。
肩書きから腕前へ。
体づくり、仲間づくり、社会のお役に立つ、貢献できる、教育と場の提供。

一昔、20年前であれば、50歳になって、定年まであと10年。
つつがなく過ごせば、悠々自適の時代ではなかったでしょうか。

ところが今や、50歳を目前に将来を考えたとき。
年金支給は65歳ですし、60代はまだまだ若い。
元気でお金も必要。
70歳、75歳まで働くとしたら、まだ25年も！！

そして近いうちに、ロボットがどんどん仕事をやってくれるようになるのだ。
今、私が一番叫ぶのは、「ロボットに負けない（共生できる）人材！」
だからこそ、新しいことを学び、新しいことをやっていきたいと思う人が多いのでは。

今の40-50代には、人生80年
20-30代は、人生100年。

そんなことを日々、語るうちにこの本を発見。

さて、さて。
この「ライフシフト　100年時代の人生戦略」

アマゾンからの紹介です。

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誰もが100年生きうる時代をどう生き抜くか。
働き方、学び方、結婚、子育て、人生のすべてが変わる。
目前に迫る長寿社会を楽しむバイブル。

世界で活躍するビジネス思想家が示す、新しい人生のビジョン。

みんなが足並みをそろえて教育、勤労、引退という
３つのステージを生きた時代は終わった。

では、どのように生き方、働き方を変えていくべきか。
その一つの答えが本書にある。

100歳時代の戦略的人生設計書。

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本の最初に、「日本語版への序文」があります。

幸せな国、日本とあり、よく日本を研究されているので、ぜひご一読を。
100年時代の先頭、トップランナーは、何といっても、日本人なのだ。

100歳以上の人を英語でセンテナリアンと呼ぶそうです。
日本は現在6万人以上がセンテナリアンであり、2050年には100万人を突破する見込みだそう。

では、100年ライフで何が変わるか？

□序章100年ライフ～第1章　長い生涯

●長寿化の恩恵

●70-80代まで働く。いや働かなくてはいけない

●新しい職種とスキルが登場する
→ほぼすべての職がロボットと人工知能によって代替
→労働期間が長くなれば若いころの知識だけでは最後まで生産性を保てない。
時間をとって、学び直しとスキルの再習得に投資する必要。

●お金がすべてではない。
家族、友人関係、スキル、健康という重要な資源のバランスが大切だ。

●人生はマルチステージ化する
今までの3ステージ（教育→仕事→引退）に代わり、生涯に二つ、三つのキャリアを持つようになる
※問題は、現在はほとんどの人がその能力やスキルを持っていない。

●新しいライフスタイル、新しいスキルを身につけるための投資が必要。
余暇時間が増えるので、消費とレクリエーション（娯楽）を減らし、投資とり・クリエーション（再創造）を増やせるかも。

□第2章～過去の資金計画　
教育・仕事・引退モデルの崩壊
本書の中では、イメージしてもらいやすいように、3人の架空の人物が登場。
・ジャック（1945年生まれ、70歳前後）
・ジミー（1971年生まれ　40代半ば）
・ジェーン（1998年生まれ　18歳位）

引退後に望む生活資金を確保するために、勤労時代にどれだけ蓄えればいいかを算出。
ティーンエイジャーのジェーンが2070年ではどうなっているかの予測も面白い。
若い世代の人もぜひ読んで今から人生計画を組んでほしい。

□第3章～雇用の未来
機械化・ＡＩ後の働き方
今、私が最も関心のあるところです。
クリエィテイブな職人は、強いのだ！

□第4章～見えない「資産」お金に換算できないもの
わが社のとって、社員や稼働・登録スタッフさんは、バランスシートには載らないけれど大切な「資産」だよって、社長の数字研修で社員に話しています。

同じように、100年ライフでは、愛・家族・友人関係・ネットワーク・知識・健康・評判・美貌など、無形の資産。

●ハーバード大学の「グラント研究」
人生に満足している人に共通する要素の一つは、「生涯を通して深くて強力な人間関係を築いていること」

●脳は鍛えられる～脳の機能低下を避けるために、体を動かすべきだ。
職人や手先を動かす仕事はいいんですね！

この章、健康や人間関係など詳しく最新の研究なども書かれているので、必読です！

□第7章～新しいお金の考え方　必要な資金をどう得るか
100年時代に向けて、見えない資産の大切さを十分に説いているが、それ以上に、金融リテラシーに関わる話も多い。
273Pに金融リテラシーのおおよそのレベルが、5つの質問でわかるという。
日本人は25％が3問に正解するとのこと。

長い人生、新しいスキルや知見を身につけるには、10年に一年ぐらいは専門学校や大学に通ったり、海外で暮らしたり、旅に出たい。
すでに私の周囲でそんな生き方をしている人たちがいるが、そういう生き方をするにも資産計画は大事。

周囲の人間関係も。

私も生涯現役で死ぬまで楽しく働きたいので、まだ30年以上もあると思うと、新しいことを勉強し、必要な資格もとろう。

読後には、未来に向かって、やるべきことが見えてくるというか、希望に満ちてきました。

そして、自分の人生を自らの手で設計・デザインする、自らの人生を築きあげる大切さ、覚悟で引き締まります。

ちょうどこの時期は、来年の手帳を買われる人も多いでしょう。

来年はもちろんですが、人生80年、100年の人生計画を考えます。

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「第２の人生の夢を叶えよう！
50代からの人生第２幕！
肩書から腕前一本で匠職人・大工・リノベーターを目指すメールエール
匠アカデミー　理事長　笹川祐子」

このメルマガは、私の感謝ブログ、アメブロの書評・旅ブログ「本の海、空のパワースポット」とは趣向の全く違うものですが
50代からの人生第二幕を考えられる方にはぜひ読んでいただきたいです！

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☆今日の一冊

「ライフシフト　100年時代の人生戦略」

著者：リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)/東洋経済新報社: ￥1,944; Amazon.co.jp

☆★☆笹川祐子プロフィール★☆★
株式会社イマジンプラス代表取締役社長。
セールスプロモーション（販売員育成）、人材派遣、紹介、教育事業を全国展開。
新規事業としてＢＩ、データ分析サービス、大工・職人養成　匠アカデミー
＜グループ企業　㈱イマジンネクスト、㈱エデュケーショナル工務店　代表取締役＞
北海道出身。
趣味は、読書、神社巡り、旅行、温泉、囲碁。
道産子社長会会長、東京滝川会副会長、そらぷちキッズ理事。

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