私は作家以外の方の本も、好んで読みます。
中でも、お医者さんが書いたものは、
大好きで楽しみにしています。
体のこと、健康に関することでも、諸説いろいろ
あるのですが、自分の体のことをもっと良く知りたい
ですね。
体に良い、美味しい五目御飯をご馳走になりました！！
食材や、お出しに、すごくこだわった逸品です。
☆今日の一冊
「外科医 須磨久善」 著者：海堂尊
お医者さんであり、医療エンタテインメントの人気作家
海堂氏の本を楽しく読んでいます。
「チーム・バチスタの栄光」は大ベストセラーとなり、
ＴＶドラマ、映画化されましたね。
映画の医療監修、吉川晃司への外科医指導を
されたのも、須磨氏です。
このときのエピソードなども楽しく読めます。
この本は、日本初バチスタ手術に成功し、神の手を持つ
と呼ばれる心臓外科医須磨氏の半生を描くノンフィクション。
須磨先生は、人生の転機に果敢にチャレンジしていく。
日本人初、海外での公開手術、米国留学、ローマの
バチカン病院への招聘、バチスタ手術、日本国内に
心臓外科に特化した施設「ハートセンター」の設立。
バチスタ手術のくだりでは、亡くなった患者さんの
奥さまから届いた手紙にやっと元気を取り戻していく。
泣きながら読みました。
須磨先生の術式は、今やアメリカやイギリスの外科の
教科書に載ってます。素晴らしい偉業です。
天才心臓外科医と一流のビジネスマンの共通項。
みたいなもの、エッセンスも感じ取れます。
わが社が大切にする想像力。イマジネーションだから
読んでいて、すごく共感しながら、嬉しかった。
手術を行う際、もっとも重視するのは「イメージ」
ポジティブな方向へ、明確に成功するイメージに。
須磨氏いわく「頭角を現していくコツは、役に立つ
人間になること。有用な人間になることです」
有用な人間になるために必要なことは
「まずは、イメージをつかむこと」
「その立場より一つ上、二つ上の場所から
シミュレーションすればいい。
そうやって、今のステージの一歩先、二歩先を
歩けば必ず有用な人間になれます」
「外科手術の教育のための肝は、
イマジネーション。その次は段取りの付け方」
「超一流の人材の育てるには
「本物を見るのが一番いいでしょう。
その方法のひとつが古典に触れることだ」
お医者さんでも、技術と人間力を完璧に
兼ね備えた人は、少ないかもしれません。
ビジネスマンと同じように。
須磨先生は両方兼ね備えた稀有な存在。
多趣味で、幅広い人脈、多くのファンを持たれて
いるということからも、お人柄と実力が伺えます。
一つの道を究め、挑戦していく姿は、
感動と勇気を与えてくれるものですね。
今までの海堂作品とは一味違う、ノンフィクションの
素晴らしさに、感動させてくれた一冊です。
- 外科医 須磨久善/海堂 尊
- ￥1,200
- Amazon.co.jp
- チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)/海堂 尊
- ￥500
- Amazon.co.jp
女性社長ブログランキング参加中！
女性社長のブログが読めます。
ビジネスブログ100選はコチラから！