久しぶりにここにやってきて、自分記録をしたためています。
5月末にフラメンコの発表会があり、それまでの2ヶ月間は、フラメンコに相当時間をつぎ込んでいました。
今年の私達のクラスの曲種はタラント。
私にとっては割と掴みやすい曲で、今までより簡単と感じていたのだけど(いったい何を勘違いしていたのか、オメデタイったら)、
本番2ヶ月前に、実は自分ダメダメだったことにやっと気付き、
最後の数週間は、
家で一人で自主練、仲間達とスタジオを借りての練習と、ほぼ毎日練習していたと思う。
老体に鞭打って、足腰持つかなあと最後のほうは心配になるほど。
更に、最後の週はミュージシャンとのリハーサルが4日間連続であったのですが、ミュージシャンが入って打ち合わせをすると、毎日少しずつ振り付けが変わっていくんです。
追加があったり、削除があったり、腕の動きも変わっていき、それを覚えるためにまた家で自主練。15分弱の長い曲で、やっと覚えたのに次々変わるから、少なくなってきている脳細胞を毎日フル回転させて、疲れ過ぎて眠れなくなるほどでした。
去年まではローカルのミュージシャンを雇っていたので、1ヶ月前から余裕を持ってリハーサルできたのですが、、、、、
今年は彼らの都合がつかず、わざわざオースティンから別のミュージシャンに来てもらったので、直前の4日間しかリハーサルができなかったのです。ちなみに、ミュージシャンの3人には、謝礼だけでなく、交通費や宿泊費も私達生徒達が人数で割って負担しています。
クラス内では、9ヶ月間もインストラクターがどこかで録音した音楽を使って練習していたのですが、同じ曲でもミュージシャンによって全然違う、別物じゃん!!!!てくらい違いました。 これがフラメンコの難しいところの一つだなあと毎回思う。
でも、ズタボロだった1日目と違い、さすがに4日目にはダンサーもミュージシャンも慣れてきて、見違えるほど気持ちよく揃ってきて、5日目の本番がベストという形で無事に終わりました。 多少の細かいミスはあったけれど、大きく目立つミスはなく、まあまあの出来栄え。(なんとも厚かましい評価。)あともう一日あったら、もっと良かったんじゃないかって思うけど、キリがないのであれでよしとしましょう。
残念ながら、今回は、プロのフォトグラファーもビデオグラファーも入っていなかったので(終わるまで知らなかった)、写真がありません。 可愛いコスチュームだっただけに残念。仕方ないので動画を切り取ってみた。
そうそう、あんなに頑張った?タラントですが、見に来てくれた人から褒められるのは、マントンを使ったアレグリアスのほうばかりでした。
去年同様、今回ももう一つ、マントンのクラスも受けていたのですが、そのクラスは時間的に用事が入ることが多く、クラスは沢山お休みしてしまったし、自主練は、実は一度もしていないという。ボソ。
マントンのクラスはミックスレベルなので、振り付けをシンプルにしているらしく、特にエスコビーヤが簡単だったんです。
一方で、上述のタラントの練習量は、時間にすると、アレグリアスの30倍40倍だったと思う。多分もっとかな。
それなのに、「良かった、ゴージャスだった」、「ビューティフォーでパワフルだった」って、褒めてくれるのはマントンを使ったアレグリアスのほうばかりでした。
華やかなマントンさん、なんてお得なダンス。美人は得と同じですかね。
あと、いつものようにセビジャーナスと、最後に全員でブレリアを踊って、無事に終了。
パフォーマンスの後は毎回2、3日ほど放心状態になってしまい、普段は数日で日常に戻れるのですが、
今年はタラントで精根尽きたようで、数日ほどヨレヨレ状態が続き、日常に戻るのになんと2週間もかかりました。歳のせいとも言う。
3週間経った今は、さすがにシャキッとして、普通に暮らせるようになりました。
と言うか、毎日グータラして、あれ?私、ダンスがなくても生きていけるかも、と思ったりも。
いや、でも、やっぱり、また踊りたいな。
来週から旅行に行くので、今はその準備中。
戻ってきたら、また踊りますとも。