先月、ヒューストンのあるハリスカウンティは、不動産オークションの競争が全米で最も激しい?という記事を書きましたが、その続きです。
今月は、ヒューストンのあるハリスカウンティは外して、別のカウンティのオークションに行ってみました。
ところが、私達がピックアップしてリサーチしていた物件は、ほとんどキャンセルになっていました。
恐らくローカルの投資家さんが、オークションに出る前に買ってしまっているのだと思います。
残っている中でも私達が目を付けていたものは、高値でドンドン落札されていきます。
ちなみに、タイトルのリサーチをして、実際に現地まで見に行っていた家は全て買えませんでした。
こうなったら、残り物の、たいしてリサーチもしておらず、現物も見に行っていない物件の中から選ぶしかなくなってしまいました。
そこで、私達がよく知るエリアの家を大急ぎでネットで検索してみると、写真を見る限りでは悪くない物件がありました。
ネット上でできるタイトルリサーチでは、タイトルに特に問題無し。
Zillow の見積もりだと、家の価値151,000ドル、家賃1,500ドルと出ています。
リアルターがアクセスできるMLSサイトで、最近売れた近隣の家と比較をすると、
家の価値155,000ドル、家賃1490ドルくらいと概算できました。
でも、あくまでもコンピューターによる概算で、
中を見ないことには何とも言えないし、
どれだけリモデルするかによって家の価値は変わってきます。
さて、どうするか。
私達は、今まで現物を見ないで家を買ったことは一度もないんです。
フォークロージャー物件だと、外観にやや難があると中もこうなっていることもあります。
いっそ、こうなっているならまだいいほうかも。
家が思いっきり傾いていたり、天井や壁に大きな穴が空いていたり、水漏れして床が水浸しの家もあったし、、、、、、
でも、そんなことばかり心配していたら、いつまでたっても買えない。
築10年と比較的新しいので、極端に傷んではいないだろうと楽観的観測で、
とりあえず入札してみました。
8万ドル台から少しずつ値があがっていき、
私達も値をあげていき、、、、、、
1人抜け、2人抜け、、、、
そして、買えてしまいました。
ちなみに落札額は113,000ドル。
今までに賃貸用に買った家の中で2番目に高い家です。
それを見ないで買ってしまったけど、大丈夫かな。
これで、修繕費に3万ドルとか4万ドルとかかかってしまうようなら失敗、と言うか意味がないですが、せいぜい1万ドル未満におさえられれば悪くないです。
でも、何を、どれだけ直さなきゃいけないか、実際に見るまで分かりません。
なので、オークション会場を出てすぐ見に行ってみると、、、、
あった、この家だ。
外観は悪くない。どこも傷んでいないし、屋根もエアコンも問題無しでした。
そして家の中は、、、、、
最後に掃除したの、いつだろう?という状態でしたが、
家自体は全く問題ありませんでした。
キッチンも、男子学生の一人暮らし?みたいな状態ですが、掃除すれば大丈夫そう。
て、誰が掃除するのだろう。まさか私が?
ガレージをのぞくと荷物だらけ。
恐らく、身の回りの物だけを持って出て行ったのだと思いますが、家具や他の荷物をどうすればいいか、前のオーナーさんに夫がメールで連絡を取ってみました。
来ないだろうと思ったのに、すぐに返事が来ました。
今は車で2時間くらい離れた家族の家にいて、アパートを探して落ち着くまで家具は取りに行けないと言うのです。引っ越し費用も工面できないと。
そこで近くのレンタル倉庫を借りて、そこに荷物を運び出すことになりました。レンタル倉庫代と引っ越し費用は私達の負担です。
オークションで家を買うと、まだ前のオーナーさんがいてすぐに出て行ってくれない場合もあるそうなので、身の回りの物だけを持って出て行ってくれただけでもいいほうなのだとか。
さて、この家をフリップ(転売)するなら、キッチンとバスルームはリモデルが必要かもしれませんが、夫はキープしてレントに出したいそうです。
レントに出す分には、荷物が片付いた後、大掃除をして、一部傷んだ床を直して、芝生を刈って、木の剪定をすればOK。
なので引っ越し代とレンタル倉庫代くらいなら、たいした出費ではありません。ほ。
今までで2番目くらいに楽な家かもしれません。
と言うわけで、ハリスカウンティ以外のカウンティなら、まだまだオークションで家を安く買うチャンスはあるなと思いました。