我が家には1わんこと3ニャンズがいますが、その中でも、殿ちゃんは、私にとって一番身近な存在です。
家を購入と同時に我が家にやってきた、生後8週間でオスのコッカースパニエル
日本語の分からないジョンが、唯一知っていた 殿 という名前を早速彼に付けました。
もっと、気のきいた名前があるだろうにと憤慨しましたが、強行に押し切られ、結局殿ちゃんになってしまいました。
私にとっては、猫はいつも回りにいたのですが、家の中で、人間と犬が一緒に生活するのは全く初めてのことです。
やはり、猫も、傍にいないと落ち着かないので、新聞に載っていた、子猫あげますの広告で、
生まれて8週間の雪のように真っ白いメスの子猫をもらってきてゆきちゃんと名付けました。
さて、それからというもの、私はフルタイムで仕事をしていましたから、留守の間は一足お先にリタイアしていたジョンが保父さんとなったのです。
とのちゃんは、最初からとても人懐っこくて、すぐに私達に慣れましたが、その分、やんちゃで、庭で私が植物を植えた後を片っ端から掘り起こして私を憤慨させたことも度々です。
日中は私が居ませんから、ジョンがミリタリー方式で厳しくしつけたようですが、そのおかげで、今一緒に暮らしていても、ほんとうに空気のような存在で、いたずらをするようなことは、全くありません。
寝るときも私と一緒で、私が家に居る限りは、いつも私の見えるところにいるので、おっさんのジョンよりも、私にとっては、もっと身近な存在になってしまいました。
ところが、今月の4日、急に様子がおかしくなりました。
いつもなら、私がダンスのレッスンから戻ってシャワーを浴びようとすると、いつも後を追ってついてくるのですが、どうしたのか、階段の下から私を見上げてついてこようとはしません。
様子がおかしいので、階段を下りて行き、ちょっと頭をなでたとたん、キャーンと一言、私が頭にそっと触っただけで、耳の中からどばっと膿のような黄色い液が流れ出ました。そっと耳をめくってみると、耳の中が爛れ、一目見ただけで、耳の中が化膿しているのが見てとれたのです。
あまりのひどさにびっくりし、泣きわめく殿ちゃんを抱きかかえ、ジョンに車を出してもらって、かかりつけの病院へと急ぎました。その間、殿ちゃんもがたがた震えています。
とのちゃんは今15歳ですが、定期健診以外ではまったくドクターのお世話になることはなく、食欲も旺盛で足腰が強く、いつも庭を走り回るほど元気でしたので、急な状態の変化に、私もジョンもパニック状態になってしまいました。
ジョンが殿ちゃんを抱えてドクターと一緒に個室に入りました。
私は、外の椅子に座って待っていましたが、待てども待てども、一時間以上も姿を現さず、私はああでもない、こうでもないと考えながら待つことしか出来ず、心配でしかたがなかったのですが、とりあえずの応急処置をされた殿ちゃん、翌日左耳の外側を切開し手術をすることになりました。
ドクターのお話では、耳の長い殿チャンのような品種では、今まで、そうならなかったのが
不思議なくらいよくあることだそうですが、年齢のこともあって、今回はひどい状態なので、
麻酔で眠らせ、半日がかりの手術になるとのことでした。
原因が分かり、少しほっとして、翌日、朝イチで、再度、病院に連れて行くことにして、
とりあえず、その日は家に連れて帰りました。
じっと、目を閉じている殿チャンに、ニャンズたちもいつもと様子が違うと感じたのか、その
周りをうろうろして、心配そうに行ったりきたりしています。
結果的には明日、病院に、縫い合わせた糸を抜くために連れて行きますが、やっと食欲も戻り、いつもの殿チャンに戻りつつあり、一安心です。
そんなこんなで、殿ちゃん専属のナースになっていたため、この10日間、全く、ブログをあけることが出来ませんでしたが、私は、相変わらず、食欲も旺盛で、全く元気ですので、ご安心ください。