続・ 「覚えたフレーズを当てはめると、そこだけカッコ良くなってしまうのですが…」 | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

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演奏活動やレッスンについてつらつらと書いていきます。

続・ 「覚えたフレーズを当てはめると、そこだけカッコ良くなってしまうのですが…」

短いフレーズをいろいろな箇所に当てはめてみる練習が
基本的な練習のひとつです。

昨年のブログ
「覚えたフレーズを当てはめると、そこだけカッコ良くなってしまうのですが…」
の続編、というタイトル付けをしましたが、

先月のブログ
続・楽譜の擦り合わせ(2)「いいとこ取り」は失敗しがち
の補足です。


続・楽譜の擦り合わせ(2)「いいとこ取り」は失敗しがち
では、書きソロの寄せ集めは失敗する、という説明をしました。

想定としては、
例えば、テーマ部分はある楽譜のアレンジを弾いて、
ソロ部分は、違う楽譜のアレンジを弾くようなことをすると、
各々のコード進行が違うケースがあり、
周りの演奏とは齟齬が生じる
ということでした。

ただ説明が拙いため、
これを、フレーズを当てはめる練習を否定している、
という解釈でのご感想を頂きました。

フレーズを当てはめるとその部分だけが突出してカッコ良くなってしまうので、
"借り物"のフレーズを弾くことは良くない、という解釈をされたようです。

読み返すと、確かにそのような解釈になるのもやむを得ない文章でしたので、
改めて項目を設けました。


過去のブログ
「覚えたフレーズを当てはめると、そこだけカッコ良くなってしまうのですが…」
超基本的アドリブフレーズ練習法
でも説明した通り、
II-V-Iフレーズなどをいろいろなキーでいろいろな箇所に当てはめてみることは
基本的な練習のひとつです。

これについてはミュージシャンによって見解が分かれるところではありますが、
私はある段階においては有効な練習方法だと思っています。
私はあまりきちんとは練習してませんが(^▽^;)

確かに当てはめたその箇所のみカッコ良くなって
自分のフレーズとのクオリティーの差が気になってしまい、
フレーズを当てはめるという作業を苦痛に思ったり、
練習自体を止めてしまったり、
ということになりがちです。

私は、練習の過程としてそれはやむを得ないことだと思っています。


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