超基本的アドリブフレーズ練習法 | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

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超基本的アドリブフレーズ練習法

短い基本フレーズをいろいろな箇所に当てはめることが
第一の練習法です。

2~3小節程度のアドリブフレーズが列挙されている資料を見たことがありますか?

定期的にジャズのレッスンを受けている人は、指導者のアドバイスに従って練習しましょう。

一方、友人やジャズ研の先輩から"フレーズ集"を渡され、
ただ「取りあえずこれを12キーで練習すればいいよ」
とだけ言われるようなケースもあるでしょう。

言われたものの、だから何なのだろう?
と疑問に思いながら練習している、という状況の人もいるようです。

先ほど申した「
2~3小節程度のアドリブフレーズが列挙されている資料」は
恐らく「ツーファイブ」のフレーズについて書かれたものだと思われます。

以前にも少し説明をしました。

Dm7-G7-C ~ ジャズの勉強方法

キーがCの場合は
|Dm7|G7|C|
です。

もちろん上記の「先輩」の言う通り12キーで弾けることは大切です。

しかし重要なのは実際の曲中でそのフレーズを使うことです。

具体的に見てみます。
朱書きの箇所が「ツーファイブ」です。

先ずCブルース
|C7|F7|C7|C7|
|F7|F7|C7|A7|
Dm7G7C7 A7|Dm7 G7|

Fブルース
|F7|B♭7|F7|F7|
|B♭7|B♭7|F7|D7|
Gm7C7F7 D7|Gm7 C7|

B♭ブルース
|B♭7|E♭7|B♭7|B♭7|
|E♭7|E♭7|B♭7|G7|
Cm7F7B♭7 G7|Cm7 F7|

ブルースの場合は曲が適度に(?)短くて
当てはめる練習がしやすいでしょう。

次に「枯葉」
Cm7F7B♭|E♭|
|Am7♭5|D7|Gm|(G7)|
Cm7F7B♭|E♭|
|Am7♭5|D7|Gm|Gm|

|Am7♭5|D7|Gm|Gm|
Cm7F7B♭|E♭|
|Am7♭5|D7|Gm7 C7|Fm7 B♭7|

|E♭|D7|Gm|(G7)|

メジャーの「ツーファイブ」のみ説明しましたが、
「枯葉」の場合はマイナーの「ツーファイブ」もあり
フレーズ練習にはうってつけです。

また1小節毎にコードが変わるケースについてのみの説明でしたが、
2拍毎に変わる場合もあります。

このように演奏する曲について、
手持ちのフレーズがどこに当てはめられるか考え、
曲の中で弾いてみることが大切です。
 
 

ミュージシャンによって「ツーファイブ」の練習にどの程度重きを置くかは意見が分かれるところです。
私は、特に入門の段階ではこのように任意のフレーズをいろいろな箇所に当てはめる練習が有用だと思っています。


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